1971年に発表された、ルネッサンスによる2作目にして最終作。制作中にバンド分裂期を迎え、全く別のメンバーで録音された曲も含まれているが、デビュー作のサウンドを継承した名盤であり、いつまでも色あせない名曲を収録している。
ラッパ我リヤのDJ TOSHIのソロ・アルバム。メンバーであるQ、山田マンをはじめZEEBRA、NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDなどのラッパーとともにHI-D、TETSU、KENNY priest、MAYA、meajyuといったシンガーも参加し、硬質なトラックに彩りを添えている。
マイアミのR&Bグループ、プリティ・リッキーのフロントマンを務めていた人物のソロ・デビュー作。タンクやリコ・ラヴら敏腕制作者のプロデュースのもと、得難い“とろけ感覚”を持つ、メロウな歌声を思うままのせている。とりとめのない感覚がいい感じ。
ヴォーカルにスポットをあてた前年の作品でも取り上げた「デサフィナード」などのスタンダードを、今度はピアノ・トリオで収録した2009年作品。ニューヨークに移ってから顕著になった骨太な演奏が本作でも遺憾なく発揮されている。
イタリア屈指のジャズ・ピアニストのトリオ作。ジョー・サンプル作曲のランディ・クロフォードの代表曲に独自のアプローチを試みたタイトル・トラックをはじめ、随所にフュージョン世代の感性がちりばめられている。野性味とクールな表情がエキサイティング。
真珠湾攻撃前夜の魔都上海にくり広げられる裏と表の軍民群像。そこには、軍部独裁の日本を離れ、“個”の自由を求めるリベラルな精神の発露もあった。モダン上海ラプソディ。