“虎幇”の莫大な財産を手にした龍哉が決意したのは、自分の運命を変えたホォ・グァン将軍への復讐だった。彼はまず水雷艇を入手し改装にとりかかった。そんな折、謎の美女海鈴の接近をうけ、彼女から日本に残してきた恋人、鏡子が結婚したことを知らされる。海鈴の正体は? 龍哉をつけ狙うイギリスの組織とは? 謎から謎へ、波乱から波乱へ、そして舞台はホォが隠れ住むヨーロッパへと移る…。龍哉と彼の“軍隊”の奇想天外な復讐計画は見事その目的を遂げられるか? 欧米のエンターテインメントを超える壮大なスケールで描く、圧倒的迫力の完結編。
庶民のアジア体験。第二次大戦中、ベトナム民衆と共に生きた4人(特務機関員、製麻会社員、農業指導員、ベトミン砲兵大隊長)の聴取り。
釈教2500年…その驚くべき誤解と変容の軌跡!三宝とは?アーガマとは?大乗とは?「仏教」の常識を破砕する待望の書。
新人類のライフパターンはこれだ!リラクセイションの奇跡を実現する訓練と瞑想。
本書の主な目的は、厚生経済学の基礎、とりわけ個人の福祉と好機の評価に関して、相互に関連した一郡の命題を提出することにある。本書の焦点は、主に福祉一般の評価、とりわけ生活水準の評価に合わせられている。
一面青葉の春、かぶと虫の夏、どんぐりが降る秋、雪深い冬。足柄山の雑木林の中の一家の暮しを精緻に描く庄野文学の傑作。連作長篇小説。
古都ジョドプールに住むビクは、今年からアジメールの学校で寄宿舎生活をすることになった。ビクは将来りっぱな軍人になって国や人びとを守りたいと思っている。泣き虫だったビクも、寄宿舎生活のおかげでたくましくなってきたようだ。
自己とは何かを深く問い、究極のリアリティの直接体験をめざした「永遠の哲学者」達。本書は、古今東西の神秘思想家の心に残る章句をテーマごとに集め、ハクスレー自身の解説を加えた珠玉の箴言集である。
従来あまり書かれることのなかった地図製作の技術とその科学に注目し、地図に凝縮された人間の世界観の拡大と〈知〉の進化を俯瞰する、ピュリッツアー賞受賞の科学ジャーナリストによる巨視的な地図の歴史。
彼らの歩む聖なる道を知る時、太古より私たちの体の中を流れてきたネイティブ〈地球とつながる〉スピリットが目を覚ます。