94年の9thアルバムを復刻。「ゴー・ホーム」「スピンスター」ほか、ビキニ・キルのキャサリン・ハンナとの共作が多く、原点に戻ったようなサウンド。パンク・ファンにもお薦めだ。
フランスの人気ランジェリー・ブランド、Aubadeのイメージ・アルバム。官能的な下着にぴったりのタンゴ・コンピレーションだ。あふれる情熱、ほとばしる愛。タンゴにはセクシーな下着をつけた大人の女がよく似合う(かも)。ブックレットの杉本彩の特濃コメントが最高。
出身地のドイツをはじめ、ヨーロッパで大ヒット。そしてアメリカでもブレイクした歌姫の日本デビュー盤。過去のアルバムからヒット曲をセレクト。R&Bにヒップホップを加味した軽快なナンバーから、しっとりと歌い上げるバラードまでこなす実力派とみた。
制作集団ピクサーが贈る米国アニメ映画のOST。海中を思わせる青いCD盤上にニモをかたどったブックレットが泳いでいる(?)心憎いパッケージが目を引く。ロビー・ウィリアムスが歌うエンド曲も含む全40曲。音楽は『アメリカン・ビューティー』などで知られるトーマス・ニューマン。
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全米ヒット・シングル「Used To Love U」を含むデビュー作。マーヴィン・ゲイやスティーヴィー・ワンダーを彷彿とさせる素晴らしい歌声にカニエ・ウエストのヒップホップ・フレイヴァーが融合した最高のR&Bを聴かせる。
乳癌との壮絶な闘いなど激動の半生を記した伝記本が話題となっているミュージカル・シンガー、横内美知代のアルバム。本作は世界各国の子守唄を取り上げ、母と子の繋がりや平和を訴えている。プレゼントにも最適だ。
一足先にでたアースの「ダンス・トラックス」の対になるバラード集。アースのバラードは、フィリップ・ベイリーとモーリス・ホワイトのリード作2つがあり、ともに聴き応えがある。バラードでも定評があるだけに、ベスト・アルバムとも捉えられる。
グルーヴィなサウンドを歌ものポップスに昇華させたユニットで、このベスト盤ではソウル、ヒップホップ、ボサ・ノヴァ、レゲエなど、多様な音楽を取り入れてきた過程がわかる。インディ時代の曲や未発表ヴァージョンも含み、特に「amefrica」での白熱の演奏が白眉。
『パープル・レイン』は、ほんの予告だったのか。より美しく、より過激に、世紀末に咲き誇るマルチ・ミュージシャン、プリンスの才能が全開したカラフルな名作アルバム。85年作品。
ミシェル・ゴンドリー監督のラブ・ストーリーのサントラ。実験的な要素もあるジョン・ブリオンのスコアをはじめ、インドのラタ・マンゲシュカル、ガレージ・ロック・バンド、ザ・ウィロウズが収録されるなど、映画と切り離して聴いても興味深い内容だ。
イージーリスニングの第一人者レイモン・ルフェーヴルのベスト・アルバム。大ヒット曲「シバの女王」や「恋はみずいろ」をはじめ、「オリーブの首飾り」「シェルブールの雨傘」など、有名曲を上品に優しく聴かせる。
壮大かつ重厚、といったサントラだ。戦国時代のサムライのモチーフと現代の戦争(兵器)が持つ迫力とでも言おうか、映画のイメージとシンクロした楽曲が揃っている。いわば、時代劇と現在のミクスチャー。オーケストラをふんだんに活用し独特の世界を作りあげている。