日本語とはどこに起源を持つ言葉なのか。旧版(一九五七年刊)では答の得られなかったこの問いに、数多くの単語、係り結びや五七五七七の短歌の形、お米や墓などの考古学的検証、さらにカミ、アハレ、サビなど日本人の精神を形作る言葉の面から古代タミル語との見事な対応関係を立証して答え、言語と文明の系統論上に決定的な提起を行う。
破壊的カルトの誘いのテクニックから、組織内での心理操作、脱マインド・コントロールまで、豊富な実例と心理的実験をあげながら、その原理を明快に解き明かす。防衛と抵抗のために、すべての人がいま実学として知るべきマインド・コントロールのすべて。
本書は、「フレッチャア建築史」より挿図と建築用語集を抜粋し、用語を現代の一般的な形に改めたものである。
本書は臨床との戦いのなかで得た知識とその肉付けがあるだけに、臨床的身近さを感じさせる。クライン学派の理論と実践を学ぶには、フロイトはいうに及ばず、自我心理学、さらには自己心理学とは臨床素材の考え方にも扱い方にも異質なものがあるだけに、一度は古い着物を脱ぎ去って、装いを新たにしないとクライン理論を本当に理解することは難しいということも教えてくれる。
インド思想に関心を持つ人が、古典サンスクリット原典を容易に独習できるように編んだ、インドの古典を読むための読本。例文には『バガヴァッドギーター』『バーガヴァタ・プラーナ』『チャーンドギヤ・ウパニシャッド』など、インド思想史上重要な7篇を含む。
魂を解き放つ身体技法。高度に体系化された瞑想法・ヨーガの起源と発達、その理論的基礎をなすサーンキヤの「精神と物質の二元論」を解明。両学派の基本教典の全訳を収録。
人は自分で考えているほど、自分の心の動きをわかっていない。人はしばしば自覚がないままに意志決定をし、自分のとった行動の本当の理由には気づかないでいるのだ。人間科学の研究が進むにつれ、「認知過程の潜在性・自働性」というドグマはますます明確になり、人間の意志決定の自由と責任に関する社会の約束ごとさえくつがえしかねない。潜在的精神を探求する認知・行動・神経科学の進展からうかびあがった新しい人間観とは。
本書には、都会の生活が失った素朴な豊かさが、アメリカ人の心の故郷、ニューイングランドの四季を背景に、美しい写真とターシャ自身の言葉で綴られています。
「公正な世界を創りたいと望んでいる人々」に国境はない!アメリカで生まれたコミュニティー・デザインとは?本書で得た技術と方法を、それぞれの現場で工夫を加えながら用いるとき、あなたが住む街は変わる!「まちづくり」に関わろうとする人を励まし、勇気づける本。
本当の幸せは外からは来ない。あなたの心に存在している自分の心をコントロールできた時、人は本当の幸せを得る。アーサナ、プラーナーヤマから、心のヨーガ、魂のヨーガへ。
ずっとみなみのくにインドの、とおいむかしのおはなしです。あるとき、かぜのかみワーユにむすこがうまれました。ワーユはたいそうよろこんで、そのこにハヌマンというなをつけました。そして、おくさんのアンジャーナにいいました。「このこは、やがて、りっぱなちからをもったかみになるにちがいない」。読んであげるなら4才、自分で読むなら小学校初級むき。
インドといえばわれわれが思い浮かべるイメージは、限定され、固定化している。「神秘の国」「悠久の国」といった憧憬を込めたイメージ、その一方で「カースト制度」「宗教対立」という後進的なイメージなど。こうしたイメージの固定は、どのように生まれ、そして、どのようにして突き崩されるべきなのか。イギリスによるインド支配期の諸側面を考察する。
科学者による古代ヨーガ聖典の解説。心の法則をコンピューター理論で解く。マハーバーラタの聖戦を舞台にしたクリシュナ神とアルジュナの物語。