バングラデシュ、ブータン、中国、ミャンマーに囲まれ、さまざまな文化や慣習が隣り合うヒマラヤの辺境。きわ立ってユニークなインド北東部から届いた、むかし霊たちが存在した頃のように語られる現代の寓話。女性たちが、物語の力をとりもどし、自分たちの物語を語りはじめる。
「インド式英語学習法」は、英語が苦手な日本人にピッタリ!1時間後に英語が話しはじめられる!「世界標準の英語」だから全世界で通じる!「単語」「文法」「発音」など、新しい暗記はナシ!「3つの動詞」だけで簡単に英文が作れる!
神話世界への華麗なる招待。『マハーバーラタ』と並ぶインド二大叙事詩のひとつ『ラーマーヤナ』をサンスクリット語原典の流れに即し、読みやすく胸躍る物語に再話。
知識は誰のものか?豊富な薬草資源をもつインドに「知的所有権」という概念が持ち込まれたとき、現地で何が起こるのか。緻密なフィールドワークにもとづき解明。過去の労働への対価ではなく、未来への責任としての所有という概念を提示する、異色の所有論。
広大な大地に広がる深遠な手仕事布の森へーカディ、ジャムダニ、アジュラック、カンタ…美しきインド布の“今”を訪ね、創り、つなげる旅。インドのひとびとと布づくり・服づくりを続けるCALICO:the ART of INDIAN VILLAGE FABRICSの小林さんが、インド手仕事布の世界をご案内します。
インド人の思考法は、観察から法則を導き出す帰納法的思考であった。ギリシャ哲学の演繹法など形式を重んじる論証法に対して、事実に基づく論証法がインドでどのように展開したのか。その淵源を仏教の縁起の教えに見出し、東洋にも論理があること世界に知らしめた名著。
30日間で、通じる英語と堂々と話せるメンタルが手に入る印僑式英語トレーニング。
南インドのマンガロール在住、ジャパニーズカフェを経営しながらインド料理を食べまくる日々。食を中心に、住んだからこそわかる独特の文化や人々、お店経営事情など南インドの面白さをたっぷり描いたコミックエッセイ。
15世紀末から開拓され、ヨーロッパがアジアと出会った海上路、東インド航路。この航路は、大西洋を南下して、喜望峰を越え、アジア各地へと至る長距離ルートであった。以降、スエズ運河開通によりルートや移動手段が多様化するまで、多くの人やモノがこの航路を往来し、多数の記録簿や報告書、書簡、日記などの史料群が残された。このような史料の書き手であった移動者であるヨーロッパ人と移動先のローカルな人々との関係は、航路上にあった「接触領域=コンタクト・ゾーン」の中で取り結ばれ、記録された。航路の変遷をたどり、そこに残された史料から、現地の人々の営みや関係性、特に奴隷や移動労働者といった可視化されにくい人々の輪郭を探る。
アレックスは冒険家ランキング1位を目指す若き冒険家。相棒のルルとともに世界中の遺跡を調査し遺跡にしかけられたナゾを解き明かしていく。今回、おとずれたガンジス川では、突然出現したバケモノにおそわれたことからインドにねむる巨神像のひみつにせまることに!?楽しいナゾトキがいっぱい!
タゴール、「中村屋」のボース、チャンドラ・ボース、パル判事、岡倉天心、頭山満らー熱い交流で始まった近代アジアの夜明け。「ベンガル人」が明かす日本・インド・バングラデシュ感動秘史。
インドはICT産業を中心に経済が発展しつつあるが、その一方で貧困やカースト制度、インフラ整備の遅れなど課題が山積している。本書では、インドが単なる人材王国という立場から脱皮し強力な科学技術大国に転化できるのかという点に注目し、国情、高等教育、原子力宇宙開発などを中心に紹介している。
オリエンタリズムに抗し、アジア独自の「美術史」を打ち立てようとした、日印共闘のドラマー。西洋が「美術」の基準とされた植民地時代のインドで邂逅した岡倉と近代インドの先覚者たちの、国境を越えた知的変革の軌跡を、日印の資料を紐解いて描き出す。
この四半世紀でもっとも影響力のある仏教学者と評されるグレゴリー・ショーペン。彼の手にかかると、経典の何気ない一節が、ありふれた寄進碑銘が、ほとんど注目されない仏典が、新たな相貌を見せ始め、インド仏教の生きた世界を語りだす。碑文・考古学・美術・律文献が照らし出す、“実像”の断片が、ここにある。
数百年間イギリスの植民地支配下にあって自国の文化の確立を切望したインドで、連綿と宗教歌謡が生活に息づき、自国の音楽に高い関心を寄せるのはなぜなのか。長期のフィールドワークをもとに音楽界や芸能と社会の関係性を包括的に考察して、民族音楽的研究と南アジア地域研球究の成果を写真・図版とともに提示する。