話題作『単一民族神話の起源』『“日本人”の境界』で、近代日本を問い直してきた著者がインドを行く。グローバリゼーションにゆれる多民族国家インドの社会や宗教、芸術、NGO、フェミニズムなどと触れあいつつ、日本のあり方を考える旅。
京都祇園祭の山鉾に飾られている「幻の絨毯」、それは世界とつながっていた。どこで制作され、いつ、どのようにして日本にもたらされたのか。絨毯の特徴やデザインから、国際流通・受容の実態までトータルに解明し、多数の華やかな図版とともに日本、インド、ヨーロッパを結ぶ絨毯の道をたどる。美のグローバル・ヒストリー。
わたしはニヴェダ、4歳から古典舞踊を習ってるんだ。デビュー公演までの準備はあれこれたいへん。招待状や食事の手配、衣装やアクセサリー…もちろん練習!12歳の踊り手といっしょに「踊り」から知るアジアのくらし。
経・律・論の三蔵からなる仏典に焦点をあてる一冊。成立の時代も、信仰・実践の背景も異なる仏典の内容を分類、簡潔に解説しながら、ブッダの世界に迫る。また、仏教の開祖釈尊が、後の時代の人にいかに解釈され、受容されていったかを様々な切り口から明確に叙述する。
政界、経済界のみならず、庶民の生活にも深く分け入った元朝日新聞ニューデリー支局長が、チャンスとリスクを見極めるための手がかりを明示。
GDPは韓国を抜き、いまや南アジアの約8割を占め、核兵器の保有、国産空母の生産にまで踏み込むインドー南アジアに次々と橋頭堡をつくる中国を牽制すべく軍事大国化を急ぎ、インド洋の覇権も強く意識しだした。その狙いと実情と展望を、気鋭の専門家が明かす。
日本の常識が必ずしも通用しないインド進出の意思決定には、幅広い情報収集が不可欠。本書では、クロスボーダー案件に豊富な経験を有する執筆陣が、最新の情報を提供して進出企業を支援する。会社法改正、倒産法制定、FDIポリシーの改正、外国法律事務所の活動解禁へ向けた協議等の最新動向までフォローした最新改訂版。
人工水晶の製造開発会社の社長・藤岡は、惑星探査機用の人工水晶の核となるマザークリスタルを求め、インドの寒村に赴く。宿泊先で使用人兼売春婦として働いていた謎めいた少女ロサとの出会いを機に、インドの闇の奥へと足を踏み入れてゆく。商業倫理や契約概念のない部族相手のビジネスに悪戦苦闘しながら直面するのは、貧富の格差、男尊女卑、中央と地方の隔たり、資本と搾取の構造ーまさに世界の縮図というべき過酷な現実だった。そして採掘に関わる人々に次々と災いが起こり始める。果たしてこれは現地民の言う通り、森の神の祟りなのか?古き因習と最先端ビジネスの狭間でうごめく巨大国家を、綿密な取材と圧倒的筆力で描きだした社会派エンタメ大作。構想10年、怒涛の1250枚!
仏教とインド思想双方にまたがり、宇宙観から思想・宗教、社会規範など、幅広くキーワードを解説する画期的な辞典。一つ一つの項目を追うことでインド思想全般を学ぶことができる必携の書の新装版。
サンスクリット文化圏の数学は、多様性と創造性に溢れ、数学史においても大きな足跡を残してきた。「ゼロの発明」はとりわけ有名であるが、それにとどまらない。本書は、ヴェーダ祭式の祭場設営に由来する最古層の幾何学に始まり、ジャイナ教徒の数学と哲学・世界観との関係、数学と天文学、7世紀以降のアルゴリズム数学と代数の確立など、各時代に開花した数学を概観し、その発展の過程を探る。終章では、三角関数、ホロスコープ占星術、筆算法、和算などのトピックを通して、インドと他文化圏との数学の伝播を考える。
急成長を遂げるインド製薬産業は、特許法改正で国際優位性を失うのか?インドの製薬企業とその市場を展望する。
瞑想は自分自身をしっかりと見つめるテクニック。誰にでもできる簡単な練習から始めて、徐々に瞑想の深い世界を楽しもう。写真を見ながら読み進めるだけで瞑想の基本テクニックが身につく「瞑想写真集」。
むっちり(+ちょっとロリ)な女神たち40柱超をフルカラーで!“性の教典”『カーマ・スートラ』を生んだインドの至宝、美しき女神たちを一冊で解説した聖典をお届け!