本書は、初期瑜伽行派の厖大な文献「瑜伽師地論」のうちから、従来比較的顧みられることの少なかった「声聞地」を選び取り、そこに記述された出家者の修行体系を研究対象とした。
本論文は、『釈軌論』を主な研究対象とする。なかでも、『倶舎論』と『釈軌論』との比較研究、乃至『釈軌論』と後期唯識論書との思想的なつながりを解明すること、それを第一の課題とする。このような作業によって『倶舎論』の作者世親が如何に大乗唯識思想家に転じるのかという世親の思想的な変貌過程が明らかになるであろう。
日本でいちばん売れてるマインドフルネス本のベストセラーに「CDブック版」が登場!!
意外なところで日本の文字とつながりのある、インドのナーガリー文字を紹介します。
「世界一周に出掛けよう、日本でだけどね」。日本に住む外国人は200万人超。国内にある異国を求め歩いた先は、高田馬場のミャンマー少数民族料理、名古屋のイラン料理、長理のカンボジア料理…など20カ国。店主に来日の経緯を聞き、彼らの祖国、その人生に思いを馳せる。ひとりメシは苦手でも、日本で味わう世界一周気分は格別。未踏のグルメ紀行。
子鉄やママ鉄などの造語も登場するなど、広く浸透してきた鉄道趣味。それでも鉄ちゃんのイメージといえば相も変わらずマニアやオタク…。本書では、そんな鉄ちゃんと結婚した「鉄妻」たちが、鉄道趣味に明け暮れる夫の姿をどう見ているかを徹底調査。日ごろフィーチャーされている夫に代わり、「鉄妻」たちが、これまで大声で語ることのなかった思いのたけを、リアルに告白。
世界の宗教の基本がわかる充実のトピック!池上解説を英語で読むからよくわかる×語学力がつく!日英対訳で読みやすい!用語の語注も充実!重要語句もやさしくフォロー!
臨終を迎えたマハースダッサナ王が、嘆き悲しむ王妃たちに対して、一切の形成されたもの(諸行)の無常を説き示す物語。ほか120話を収録。
本書は、インド最古のインダス文明からアレクサンドロス侵入以前まで。ヴェーダ等の諸文献を縦横に駆使し、政治・経済・文化を解明する。
宝物を求めて大海へ乗り出した商人たちが難破の危機に陥った時、全盲の船長スッパーラカが巧みにこれを救ったという物語。ほか45話を収録。
アートマンとブラフマンの一如(=梵我一如)がインド思想の根本である。絶対の一元論を説くインド哲学の醍醐味を示す画期的な大著。
馬面の女夜叉の子が、人の過去12年間の足跡を知ることができるという母から授かった能力を使い、悪王を倒してついに国王となった物語。ほか53話を収録。