普遍的思想史の構築。新編集による決定版選集。従来のものとは全く類を異にする画期的な思想史。第1巻では、全体の方法論について考察するほか古代農耕共同体の思想から哲学的思索の出現まで。
美女の官能的な誘惑に、巧妙にだまされた一角仙人が、禅定の力を失ってしまうという、わが国の謡曲や歌舞伎にも取り入れられた物語。ほか17話を収録。
十四〜十六世紀、イタリアの混沌が生み出したエネルギーは天才たちを刺激し、古典文化の復興を成し遂げた。上巻では、ルネサンス初期の歴代教皇をめぐるイタリアとヨーロッパ諸国の確執を掘り下げ、さらに芸術的新時代を告げたドナテッロ、ボッカチオなど華やかなメディチ文化の担い手たちを活写する。
最後の旅と大いなる死を描く、ブッダ伝の後篇。最新の原典批判研究をもとに、考古学的・仏教美術的成果をふまえ、真実の姿を探る決定版。
宗教聖典にみる文化・言語表現の分析と西洋的思惟との比較をとおし、インド固有の思惟を詳述。新編集による決定版選集。
インドを発祥の地とし、中国へ渡り、そして日本にたどり着いた仏教。人間の生のあらゆる風景に生じる“倫理”の問題を、仏教ではどのように考えていたのか。東洋思想の深層から、人間本来の生きる姿を浮かび上がらせる、珠玉のシリーズ第一巻。
性欲に悩み、妻にあたり、菜食を実験して離欲者たらんと努め、奉仕の精神で偉大な運動を指導ーその半生を、自らと民衆の言葉で平易に、真率に、ユーモラスに語りかける、『自叙伝』決定版。
すべてを包容して生かす教え、『金光明経』『理趣経』『大日経』。護国の経典と真言密教の根本経典。
相応部(サンユッタ・ニカーヤ)から、第1集「詩句をともなった集(有偈篇)」全11篇を収録。パーリ語原典を親しみやすい訳文で綴る珠玉の全集。
相応部(サンユッタ・ニカーヤ)から、第5集「おおいなる集(大篇)」5篇から12篇を収録。パーリ語原典を親しみやすい訳文で綴る珠玉の全集。
自分自身はどのように生きたら良いのであろうか?この問題は、なんぴとにとっても差し追っていることがらである。そうして、いかなる人も、最後には自分自身で決定を下さねばならぬのである。この問題に対して著者なりに試みた答えが、本書である。
ウパニシャッドの思想にもとづき、絶対者=ブラフマンと自己=アートマンの関係を追求したヴェーダーンタ哲学。その歴史と思想を解明。
仏教が強固な教団となるまでの日々に、どのような人々が存在したのか。原典を駆使しながら、弟子たちの苦悩と歓びを鮮やかに描く。
正統バラモン教に抗して思想の自由を謳歌した修行者(=沙門)たちの群像と、アヒンサー(非暴力)の究極・ジャイナ教の全容を示す大著。新編集による決定版選集。
日本人とは何か。数々の古典や仏典、風俗・習慣、諸外国の類似現象をふまえ、私たちの精神の核に鋭く迫る。