熱心なメタル・フリークに支えられるV.ルーモアズの日本公演ライヴ。正直、今、流行のスマートなスタイルとは言えぬ彼らの魅力は、ウェットかつヘヴィな肌ざわりのする純度100%のメタル・サウンド。本ライヴも音質は、今一歩ながらド迫力の臨場感だ。
再生後のバンドの脱皮ぶりを語る、さまざまな側面を提示した編集盤。高速クラシカル・ナンバーや壮大なバラードという十八番から、ブラジル出身の血を感じさせるサンバなグルーヴが満載されたナンバーまで、すべてが充実期にあるバンドの有り様を示している。
81年発表のソロ・デビュー作。ジェネシス用に作曲したデモテープを基にした作品ながらも、モータウン・サウンドの導入や、ストリングスを使ったスケールの大きいアレンジなど、早くもソロとしてのスタイルを確立。