感染症対策は単に医療の現場に任せればよいとの「他人任せ」な認識が、現在の深刻な状況を招いた。本書は、発展途上国を中心に、HIV/AIDSに苦しむ国々の状況と対策を紹介し、多くの読者にその問題点を指し示している。
本書は、感染症疫学における数理モデルの先駆的研究を行なってきた執筆者陣により、斯学の基本的な考え方から最近の発展までを、具体的な事例を取り上げながら丁寧に解説・紹介した本邦初の成書であり、感染症の理論・予防・治療における数理モデルの利用に関心をもつ学生・研究者にとって必携の書である。
本書の“穴埋めクイズ”は、中学生レベルからネイティブレベルまで、覚えやすいように5つのレベルに分かれています。各レベル150問ずつありますが、どれも日本語を直訳しようとすると上手くいきません。頭の体操のように「ひらめき」で答えてみてください。全フレーズの音声データは専用サイトからダウンロードできます。一通りクイズを解き終えたら、iPodなどを使って、繰り返し、耳から覚えてください。
NHK-BSのイメージ・キャラクターをアニメ化。大木の上にある“しあわせ荘”に住む不思議な生き物“ななみちゃん”を主人公に、家族や住人たちとのほのぼのとしたふれあいを描く。
英国のポスト・パンク/ニューウェイヴ・リヴァイヴァル・ムーヴメントの先駆者であるザ・フューチャーヘッズのサード・アルバム。クラッシュあたりのUKパンクの流れを汲んだポップなメロディと、ニューウェイヴ風のサウンドはいかにも英国的である。
1998年から2006年に北タイのチェンマイを中心に、エイズについて調査した著者が直面したのは、社会全体に危機をもたらしているエイズの感染爆発と、社会の底層から人々を支援し救済するため生まれた自助グループだった。独自の人類学の視点から、そこに介入する多層的な権力関係や勃興する新たなコミュニテイの動きを浮き彫りにする。
イタリア・ナポリ発のマンドリン・オーケストラ。
美しいマンドリンのアンサンブルが奏でるオペラ名曲集!
2003年リリースのファースト・アルバム(日本では2006年11月に「カフェ・ナポレターナ」としてリリース)に続くセカンド・アルバムです。
本作はイタリアオペラ曲とフランス・オペラ曲で構成されています。オペラとマンドリンと聞くと、変わった組み合わせだと思われるかもしれませんが、実はこの2つの表立った出会いは18世紀に見られます。当時人々に愛されたオペラの旋律を、手軽に再現出来る楽器としてマンドリンが広まりつつありました。旋律をトレモロで弾くことで、マンドリン奏者自身が、テノール歌手やソプラノ歌手のようなニュアンスの表現や圧倒的な迫力に上手く似せて演奏することが出来ました。マンドリンの奏法がトレモロを基本として普及するのと、マンドリンで演奏されるオペラ作品のレパートリーが増えてゆくのがちょうど並行していた事は偶然ではありません。
本作はここに収録した編曲作品を通して、オペラを大衆に浸透させたマンドリンの功績を認識して、その伝統にオマージュを捧げるものです。取り上げたのがベッリーニ、ドニゼッティ、そしてヴェルディ(ヴェルディはミラノ・マンドリン・クラブの名誉会員でもありました)、ビゼーと言った最も愛された作曲家の作品です。
しかも、全曲オペラの楽曲をマンドリン・オーケストラで奏でたアルバムは世界初です。重厚なオペラの楽曲もマンドリンで演奏すると、こんなにも軽やかで楽しい雰囲気になります。そしてしっかりナポリからの風を運んで来ます。ワールドミュージック・ファンのみならず、クラシック・ファンにもオススメの作品です。