本書は3つの社会問題を扱っている。エイズ、麻薬、そして、人工受精や安楽死などで話題となっている、生命操作の問題である。本書は、これらの主題を今日の社会問題としてとらえ、その諸相と意味するところを述べたものである。と同時に、それに関連する事実、事件、解説や論説を、質と内容の点で読むに値する英文から採り、その訳および語注を加えて紹介するものである。
ビタミンCは〈免疫増強〉〈抗ウイルス〉〈有害な活性酵素捕捉〉〈インターフェロン産生〉に強力な効果がある。ところが、ほとんどの動物は自分の体内でのビタミンCを合成できるのに、人間は進化の過程でこの機能を失ってしまった。〈不完全な生命体〉である人間、ここをエイズ、ガンが襲うのだ。ビタミンCの大量摂取は体内の〈自然癒力〉を強化し、難病を克服する革命的方法である。
〈死に至る病い〉に感染した、仏女性ジャーナリストの沈痛な叫び。世界14ヵ国で緊急出版。
エイズ対策のバイブルに続編。今世紀最大の危機感をもって最近2年間の新資料と研究を結集したエイズ新ガイドライン。
英国初の専任エイズ研究者ジョナサン博士がQ&A形式で中学生、高校生にもわかりやすく解説!
いわれなき輸血感染。-医師は宣告をどう受けとめたか、以後、彼の生き方はどう変わったのか-。凄絶な心理的葛藤を赤裸々につづった衝撃の書。スウェーデンで反響をよんだ問題作。
青少年をエイズ感染から守りエイズ教育のできる教師になるために。エイズ平易に、よりよく理解させるために、ここがポイント、ひきつけるコツなどを具体的に示した指導書。
「救急車を呼びたい。救急車を呼びたい!」。友代は心の中で叫んでいた。万一のときに困るから、とやってきたこの救急病院で、その万一が発生したというのに、医者がこない、医者がいないのだ。娘治美は、手足をググッとそり返らせると、そのまま動かなくなってしまった。-医の心を忘れた“怪物病院”に立ち向かう両親の慟哭を描いた「空白の時刻」。死を受け容れた者だけがみせる深い悲しみ。血友病エイズ患者の“明日のいのち”を想い、厚生行政に怒りを叩きつける「血友病エイズ裁判」ほか、事件でつづる患者と家族の人生模様。
tRNA、rRNA、mRNAか関与するタンパク質合成系の研究がRNA学の第一の隆盛期ならば、現在のスプライシング、自己スプライシング、リボヌクレアーゼP、ウイロイドやウイルソイドの自己切断するRNAの研究はRNA学の第二の隆盛期といえる。1989年10月、アメリカのコロラド大学のチェックとエール大学のアルトマンは、RNA触媒の発見の業績により1989年度ノーベル化学賞を受賞した。これを機会に、RNA学の新しい展開に一層のはずみがかかるものと思われる。
エイズ、その隠喩もまた〈ひと〉を殺す。現代における最大の脅威=エイズをめぐる神話とイデオロギーを解体し、その本質に迫ったブリリアントな長篇エッセー。
昭和60年発行の「絵とき免疫学」の改訂版。新たにエイズの章を加え、免疫学の基本原理から臨床像、免疫学的検査までを最新の知見をおりまぜ図表をふんだんに用いて丁寧に解説。医学的知識を持たない他分野の方々の免疫学の入門書として最適の1冊。
ブッシュ政権の国内問題を、急増する国民医療費、エイズ、精神病、臓器移植など医療の観点から分析した異色の書。わが国の高齢化問題研究者、医療関係者はもとより米国進出企業にとっても必読の書である。
企業の存続と発展のために“企業イメージ”の確立を世界最大手のPR会社バーソン・マーステラ社の経営幹部がアメリカでの豊富な経験を踏まえて書き下ろした企業イメージづくりの実践書。