デュエムは果して道具主義やホーリズムの味方であろうか?デュエム=クワイン・テーゼで知られた古典の完訳。
本書は、極めて早熟かつ批判精神に富み、つねに時代の前衛として現代史を駆け抜けた思想家が、自らの足跡を振り返ったユニークな回想録である。シュールレアリストたちの群像、その理想と現実、ブルトンとの相克、文学とコミュニズムの関係など、興味津々たる現場からの報告・証言に満ちている。シュールレアリスムを中心とした現代芸術・思想を解読する上で必ずリファーされる一冊。
ルソー、ディドロ、ヴォルテール、グリム、ラマルク。時代が愛読した『博物誌』の全貌。進化論を夢見た王立植物園園長の思索と生涯。
1993〜1945年、ヒトラー支配の時代12年に限り、告白教会の成立に始まって、第二次世界大戦に及ぶバルトの戦いを、特にナチスの最大の犯罪、ユダヤ人問題に焦点を合わせて、徹底的に追究する。バルトは、ひたすら神の言葉のみに聴従する「今日の神学的実存」を貫徹しながら、ナチズムとその誘惑に傾く教会を相手どって、全身全霊を傾けて戦う。そこから、教会のユダヤ人との共生を生み出す「イスラエルの神学」をはじめ、バルト神学の全体像が鮮やかに深化発展を遂げていく。その戦いの道程を、膨大かつ詳細な資料を駆使して、ダイナミックに描く。
「注意」とは何か、その障害はなぜ起こるのか、リハビリテーションはどのように行われるべきか。脳損傷や精神神経疾患により出現する注意障害の最新知見を解説。
我々は一つの国民であるというスローガンに秘められた“共生”の可能性を問いかける。ドイツ統一20周年記念出版。
本書はトマス・アクィナス(1225-74)の生涯と著作についての詳細で的確な紹介に加え独自の見解を展開した、世界で定評の画期的な概説書である。トマス研究者のみならず中世の思想や歴史など他分野の研究者にとっても、中世思想とその背景を知る上で必携の一書。著者はトマス作品の批判的校訂版であるレオニーナ版の編集経験を生かし、修道士、教師として活動したトマスの多岐にわたる著作を詳細に検討し、著作の背景や執筆年代、さらに正確な内容を分かりやすく説明しつつ貴重な情報を提供する。英、独、伊、西、葡などすでに7か国語に翻訳されており、本書は最新の改訂に基づく決定版である。
トマスの霊性に関する主要なテーマである、神の存在証明と神認識、創造と三位一体、神の像、神化の思想、キリスト論、聖霊論、創造の形而上学、人間論、習慣論、社会論、教会論、良心論、愛による対神徳の理論等について、専門的な議論は避けつつ高い内容を解説し、更にトマスの膨大なテキストを紹介した入門書。
クラフトビール情報、満載!ビールを愛する人のための、最高のガイドブック。世界中のビール醸造所を探訪し、多様なビールを味わいつくしてきたビア・ジャーナリストが、広大で奥深いビールの世界を、楽しく、わかりやすく、詳細に解説。
「Re:ステージ!」プロジェクト“初”となるベストアルバムが発売決定!
2015年月刊コンプティークでの小説連載開始を皮切りに、CD楽曲リリース、ライブ開催、
スマホゲーム「Re:ステージ! プリズムステップ」配信、TVアニメ「Re:ステージ! ドリームデイズ♪」放送とマルチな展開を行なう
プロジェクト『Re:ステージ!』から、プロジェクト“初”となるベストアルバムがリリース!
これまでにリリースをされてきた、KiRaRe、オルタンシア、ステラマリス、トロワアンジュ、テトラルキアの各楽曲(全47曲)の収録に加え、
こちらも“初”となる18名全員での新曲1曲も収録した、豪華4枚組の永久保存版!
ランパル/エラート録音全集 第2集:1963〜69年(20CD)
ランパル没後15周年を記念して、EratoとEMI(HMV)のすべての音源をボックスで発売するシリーズの第2弾。全4巻CD67枚分となる大型企画で、初回のみの限定生産となります。
第2弾となる「エラート録音全集 第2集」では、1963年から1969年にかけてレコーディングされた音源を収録。当時のランパルは、オーケストラの首席奏者を辞し、ソロ奏者、室内楽奏者としての活動をさらに本格化し始めた時期で、その存在感には凄いものがありました。
結果として、数多くのレコーディングが遺されることにも繋がっており、エラートとEMIの録音のほかにも、アコール・レーベルからは8枚組ボックスが2種リリースされるなど、尋常ではない注目度の高さであったことが窺えます。
なお、セットの解説書は欧文(英仏独)のみとなり、トラック・リストは各ディスクの紙ジャケット裏に記載される予定ということです。
【ランパルに寄す・・・エマニュエル・パユ】
「ここに復活するランパルの名演奏は、20世紀フランスのフルートの名手、ジャン=ピエール・ランパルの伝説的な演奏に光を当てた、完全な録音集です。彼は魅惑的な音、独特の言い回し、素晴しい妙技によってレパートリーの拡大を行いました。その特別なカリスマ性、楽器のために抱く情熱、驚くべき寛大さと若手音楽家の惜しみない激励・・・彼はフルートを通じて、より多くの人に音楽をもたらすことが一意に適格であったことにあります。これらはロストロポーヴィチ、スターンらと同等にあったのです。LPの黄金時代の間に、彼は多くの場合、燃えるような強烈さ、そして常に魅力的な解釈を基にし、至難な作品の録音まで行ったのです。この録音は、ジャン=ピエール・ランパルの芸術性の最上にあった30年間の特別な記録といえましょう。」
【ランパル・プロフィール】
20世紀最高のフルート奏者の一人と目されるジャン=ピエール・ランパルは、1922年に当時有名だったフルーティストのジョゼフ・ランパルの息子としてマルセイユに誕生。
幼少の頃には画家志望だったというランパルが、マルセイユ音楽院の教授だった父親にフルートの手ほどきを受けたのは13歳の頃のことで、さらに両親は彼が医師になることを望み、また、ランパル自身もそれに同意して医科大学に進みます。
しかし、学業の途中で第二次世界大戦が勃発、軍隊に召集されることとなったランパルは、ほどなく敗戦したフランス軍兵士を待ち受けていたドイツ国内での労役を避けるため、パリ音楽院に入学することを希望し、運良く許可が下りて巨匠モイーズに師事、わずか5ヶ月でプルミエ・プリを獲得して卒業するという天才ぶりを発揮します。
卒業後もまだ戦争は終わっていなかったため、ランパルの演奏活動はレジスタンスの放送番組のために、シェーンベルク作品を演奏するといったことから始まることとなりますが、戦後、1947年におこなわれたジュネーヴ国際コンクールで優勝して注目され、同年から1951年までヴィシーの歌劇場のオーケストラ、1951年から1956年までフランス国立放送管弦楽団、1956年から1962年にはパリ・オペラ座管弦楽団の首席奏者として活躍します。
その間、フランス管楽五重奏団、パリ・バロック・アンサンブルを自ら結成して活動を行い、また、1950年代前半からそのたぐい稀なテクニックと豊かな音楽性が注目を浴びていたこともあって、レコーディングでも活躍するようになりました。
その後のランパルの活躍は圧倒的なもので、過去の作品の研究・開拓による新たなレパートリーの掘り起こし、編曲も交えたレパートリーの拡大のほか、数多くの作曲家からの作品献呈を受けるなど、フルート音楽の世界をどんどん広げていった功績は、まさに20世紀最高のフルーティストならではのものでした。(HMV)
【収録情報】
【収録情報】
Disc1
● モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299
● 作者不詳:フルートとハープのためのグリーンスリーヴズの主題による変奏曲
● クルンプホルツ:フルートとハープのためのソナタ ヘ長調Op.8-5
● ロッシーニ:序奏と変奏
● フォーレ:子守歌Op.16
● イベール:間奏曲
● ダマーズ:フルートとハープのためのソナタ
Disc2
● イベール:フルート協奏曲
● ジョリヴェ:フルート協奏曲
● リヴィエ:フルート協奏曲
● シャルルシェーヌ:翡翠の笛による
Disc1
1 : Allegro
2 : Andantino
3 : Rondo Allegro
4 : Greensleeves
5 : Allegro
6 : Romance
7 : Tempo Di Minuetto
8 : Introduction and Variations for Flute and Harp
9 : Berceuse, Op. 16
10 : Entr'acte for Flute and Harp
11 : Allegro Moderato
12 : Andante
13 : Scherzo
14 : Adagio - Presto
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