小売業界はグラフィック・デザイナーにとって、もっとも競争が激しく、要求が厳しい領域の1つ。小売企業にとっても成功するための仕掛けや工夫が必要で、デザインに於いて創造性とオリジナル性に対する期待が非常に高い。本書は種々の小売ビジネスから独創的なグラフィック・デザインの作例を多数集め、デザイナー、小売業者、ビジネス・オーナーに斬新で充実したアイデア・リソースを提供する。目まぐるしく変化する小売環境の中でブランドをどう印象付けるか、それに応えるように各ページから商業サイン、タグ、広告、チラシ、パンフレット、パッケージ、ショッピングバッグ、ロゴ、ノベルティグッズや景品など小売りビジネスに欠かせない販売促進ツールを使ったユニークなアイデアとデザインのヒントが次々と飛び出してくる。
人類学・民族学・言語学・歴史学等、様々な領域を総合し、「ハビトゥス」「実践」「界」といった独自の概念・方法論を駆使しながら人間社会のあらゆる局面を対象とする学際的研究を展開してきたブルデューの邦訳第1弾。
日本海軍を代表する名機、零式艦上戦闘機。開戦劈頭から終戦までを戦い抜いたこの機体には、時期や部隊によって多数の機体塗色、部隊番号表記、指揮官機識別帯が存在する。本書は、現在判明している零戦装備部隊の、バラエティに富んだほぼすべての塗装例を側面図のかたちで網羅し、空母飛行機隊、基地航空隊など日本海軍航空隊の部隊区分によって分類。三菱製、中島製の違いはもちろん、部隊によって異なる機体番号の表記ルールなども詳細に解説した一冊。
米国の歯科矯正専門医として著名で、歯科医史学の造詣が深い大家B.ワインバーガーが、1941年に“近代歯科学の父”フォシャールの生涯と業績をコンパクトにまとめた概説書。海軍外科医見習いから始まり、パリで名声を得て城を所有するほどの成功を収め、83歳で没するまでの生涯。著書『歯科外科医』の内容全体の概説と重要な主題を詳述。知られざる業績と人物像を多くの興味深い図版とわかりやすい解説で紹介。
皇室からの小さな贈り物…明治初期、宮中晩餐会の引出物としてはじまり、独自の発達を遂げた、掌サイズの美しく、粋な工芸品「ボンボニエール(元は菓子器)」を学術的に研究・紹介。皇室文化としての変遷を、200以上の貴重画像と多数の図版で明治初期から現代まで、関連事象にも目配りし、丁寧にたどった、初の本格的ボンボニエール本!
敵対関係はどのように作られるか、戦争を始める前の“イメージの領域”はどのように構築されるのか。