「慣習的行動=実践」の意味を究明し、社会諸科学の基礎を構築する。現象学と構造主義を包摂する記念碑的業績。
アルカイックな社会の日常生活における「実践」を記述。概念による照明で、新たな「意味」が浮かび上がる。
およそ進駐軍らしくない、マンドリンを携えた若きイタリア人将校、コレリ大尉。婚約者がいながらコレリに惹きつけられてゆく、心の強い、医師の娘ペラギア。無免許でも篤く信頼される医師、村のリーダー的存在であるイアンニス。ペラギアと婚約するも、戦争に参加、無垢な漁師からレジスタンスの闘士へと変貌するマンドラス。巨人のような体躯に一人倍繊細な心を持ち、誰にもいえぬ憂いを秘めたイタリア兵士カルロ。コレリ大尉らと出会い、「人生を楽しむ」ことを知るナチ党員ウェーバー。混迷の第二次世界大戦から泥沼のギリシア内戦、さらには大地震に見舞われつつも多彩な登場人物たちが半世紀にわたって奏でる、愛と人生の一大交響楽。イギリスの読者投票で、ガルシア=マルケス『百年の孤独』、ジョイス『ユリシーズ』、エーコ『薔薇の名前』とならび「20世紀の100冊」に選出された“定番”の一冊。コモンウェルス作家賞受賞作。
変幻自在なプロメテウスのように多彩な様相をみせる「エッセイ」というジャンルを理論的に分析し定義づける斬新な試み。詩学的モデルの探求から出発して、モンテーニュからバルトに至る歴史的系譜をたどり、さらに語用論的観点からエッセイの言表行為の本質を解き明かす。上記作家のほか、カミュ、ペギー、ロック、ディドロ、ルソー、ヴァレリーらのテキストが随所に引用される、教科書としても好適な総合的アプローチ。
本書は、たったひとりの読者・スターリンのためにまとめられた。宿敵ヒトラーの自決を疑うソ連の独裁者は、「神話作戦」の名のもと、ふたりの総統側近を厳しく尋問させる。偽証は生命を危うくする状況下で告白されたヒトラーの日常生活、食習慣、気質、病歴から政策、戦争指導、地下濠での最期の日々、死の瞬間まで、すべてが第一級の記録である。読後、スターリンが封印した“禁断の書”がドイツ若手研究者の手で、55年ぶりに発見されたとき、世界は震撼した。欧米ベストセラーを緊急翻訳。未公開写真32ページ、関連人物400名のリスト付き。
搾取ではなく排除こそ問題だ。危機に瀕した「国民の連帯」を再創造するため、社会契約の原理にまで遡って民主主義を考える。
新たなパラダイムに向かってユニバーサル・カリブレーション・ラティスを解き明かし、活用する!宇宙の格子構造を流れる宇宙エネルギーで活性化する!超常現象と外在系と非局所的宇宙、多次元回路(超空間への入口)、認識の拡大。多くの図表を掲載!
陸軍航空隊の黎明期を支えた機体から大戦を経て掉尾を飾った五式戦に至るまで、主要戦闘機9機種の側面図を合計238機種分収録!雑誌掲載時のデータを大幅に加筆修正し、陸軍機ならではの見所である非常にカラフルな機体塗装・部隊マークを施された機体を多数収録。機体側面図を総覧することで陸軍航空隊独特のカラフルな機体塗装の魅力を解き明かす、日本軍機ファン必携の一冊だ。
収録機数合計268機!帝国海軍機を彩った、数々のカラーリングが一堂に集結!国産戦闘機の配備を始めた海軍航空隊の黎明期から、九六艦戦、そして零戦へと至る絶頂期、本土の防空に活躍した局地戦闘機に太平洋の島々を飛び回った水上戦闘機まで、帝国海軍の誇る戦闘機10機種の側面図を一挙収録。灰白色に日の丸が映える初期の機体から、実戦を経た濃緑色の機体まで、海軍機の彩色パターンを見渡せる一冊。航空機ファン、モデラー必携の基礎資料である。