招待者の使命とは?訪問客の心得とは?食卓の粋なプロポ(会話術)とは?激動のフランス革命下を生きた伝説の美食家が、勃興しつつあるブルジョワによる狂食ぶりを辛辣に諷刺、アンフィトリオン(招待者・接待役)の義務を軽妙洒脱に説く。
背徳漢ヴァルモンとその恋人メルトイユ夫人が狡智をかたむけて仕組んだたくらみは、今や着々と実行に移されていった。清純なセシルもヴァルモンの甘く執拗な誘惑に抗しきれず、ついにその身を彼の胸にゆだねる…。えぐるがごとき鋭い心理分析のゆえに、この書簡体小説はフランス心理小説の最高傑作の一つに数えられている。
きょうはクリスマス。プフとユピーは友だちとパーティーをひらきました。ところが、モミの木にろうそくの火が燃えうつり…。白猫のプフと犬のユピーの絵本。
この冬注目度No.1キャラクター登場。どこかとぼけてて、でも誰かに似ている?ポエールたち。
本書にはレクリエーションゲームがなんと100個。実際はプラス13で、罰ゲームも含めると125種類のレクリエーションゲーム(以下レクゲーム)が紹介されている。
1944年8月25日のパリ解放から遡ること2週間、解放に向けて事態は急速に変化していた。連合国軍によるドイツ軍包囲網は狭められ、フランス軍ルクレール将軍はパリへの進軍を請願していた。ドゴールは敵の目を逃れ、フランスへの帰国を試みる。パリ市内では抵抗運動が着々と組織され、レジスタンスが警視庁をナチスの手から奪い取り、ついに市街戦の火蓋は切って落とされた。砲弾飛び交う中、人々は何を考え、どう戦ったか。名も無き一市民から、パリの命運を握るコルティッツ将軍まで、1000人にも及ぶ人物にインタビュー、米英仏独各国の軍事資料や機密文書を渉猟し、3年の歳月をかけて、スリルとサスペンスに満ちた世紀の大ドラマを再現した世界的ベストセラー。
実の娘ローラがおなかにいたときに、自分自身のために、絵本作家が作った絵本。
現代スペインの象徴とも称される偉大な闘牛士エル・コルドベス。彼ははじめて正式に闘牛場に立つ日、心配する姉に優しく語った。「泣かないで、今夜は家を買ってあげるよ。さもなければ喪服をね」それは内戦下に生まれ、飢えから逃れる唯一の手段として闘牛士を目指し、時に重傷を負い、命さえ落としかねない険しい道を歩みはじめた青年の野心と決意あふれる言葉だった。それから4年。彼はその荒々しい技でスペイン各地に興奮をもたらし、首都マドリードの大闘牛場を熱狂する観衆であふれさせる。ひとりの貧しい青年が恐怖と苦痛を乗り越え示して見せた勇気に、人々は自分たちの未来を重ねたのだ。無の境遇に生まれた男が自らの強い意志で這い上がり勝利を手にするまでの壮絶な半生を鮮烈に描いた驚嘆と感動のノンフィクション。
小津安二郎、溝口健二、黒沢明との比較においてではなく、世界的な視線のもとに、寡黙な表情の向こうに拡がる豊かな作品世界を多角的に論じる力作論考、身近に仕事をともにしたスタッフ、キャストのインタヴュー、成瀬に親愛を感じてきた映画監督たちのエッセイを収録する。
疎開する列車に居合わせた妻子もちの中年フランス人男性と、若く美しいユダヤ人女性アンナ。惹かれ合いながらも別れた二人だが、後にドイツ軍に囚われたアンナと再会する。その時男がとった決断とは……。