3曲ともブーレーズの指揮だが、オケと独奏者が曲ごとに違うバルトークのピアノ協奏曲全集。“人材配置”にも納得。オケでは何かと後回しにされる打楽器セクションの扱いが見事で、その雄弁さとシャープさは作品の本質を際立たせる。特に2番がいい。★
最高の音で楽しむために!
鬼才フランソワが最も得意としたラヴェルの作品から「鏡」や「水の戯れ」などで色彩に満ちた天才的な演奏を聴かせる。EMIの名盤が最新のリマスタリングで蘇る《ARTシリーズ》の1枚。
日本のラウド・ロック・シーンを牽引してきた彼らの復活第1弾アルバム。Def Techをヴォーカルに迎えた「KONOMAMA」では、JESSEとの個性のぶつかり合いも楽しめる。
女性を中心に大ヒットを記録した『しあわせな孤独』がDVD化。全力で誰かを愛したことのある人に届けたい、感動的なラブ・ストーリーだ。
やっぱりこれだけ規模も大きく、複雑な作品だけあって、今まで出た演奏はどれも素晴らしい。本作も、ライヴとは思えない精度の高いアンサンブルと、ライヴならではの、ダイナミックで、熱気があふれたものになっている。まあそれにしても、BPOはさすがだなあ。★
UKクラシック・チャートで8週連続第1位を記録した、ウェールズ出身のメゾ・ソプラノ、ジェンキンスのUKデビュー盤。声を張らないナチュラルな発声が、柔らかな温もりと包み込むような優しさを感じさせて心地よい。安らぎと親近感を覚えるハート・ウォーミングな一枚。
グールドの一連のバッハ録音の1つ。幾度聴いても感銘新たな演奏で、これはグールドのバッハのレコードに共通していることだが、楽譜を自由に扱いながら、生き生きとして感興溢れる音楽を紡ぎ出している。装飾音の扱いだけとっても、聴き手をこれだけ楽しませてくれる演奏は稀だろう。
ブーレーズが80〜90年代にエラートに録音した名演が廉価盤で再登場。録音当時(82年)最も新しい音楽であった、クルターク、バートウィッスル、グリゼの作品を収める。