エロスにはじまり死に終わる生の根源を幻想的光景のなかに鮮烈に描きだすマンディアルグ文学の極致。淫らで猥雑な行為も妖しい官能、高度のエロティシズムとして昇華する。孤高の作家マンディアルグのエロティシズム小説集。
Windowsのグラフィックスの機能の核となるGDI(Graphics Device Interface)。本書では、GDIが提供する機能を詳細に検討し、興味深い事例を作成しながら、ハードウェアに依存しないグラフィックス・アプリケーションの作成方法を解説している。
Windowsは、ノンプリエンプティブなマルチタスク、メッセージシステムなどを導入したMS-DOSの標準グラフィックス環境である。本書では、このWindowsシステムの構造やプログラミングにおける入出力、リソースの管理、メモリ管理などといった基本的な内容を段階的にわかりやすく解説している。
「ぼくはすべてのシーンを、映画の中で一番重要なシーンであるかのように撮影する。」-『ラストエンペラー』で世界を席捲したイタリアの天才監督が語る、劇的な半生、情熱的な映画論。初のロング・インタヴュー、図版228点収録。
いきなり何の理由もなく、レースの最中に、エンジンが不調になった。おかげでトワイラは先行するジャスの艇の排気炎を浴び、大火傷をおってしまった。ぼくが主席パイロットになりたいために、わざと事故を起こしたという噂が、あっという間に星系中に広まってしまった。これは誰かの妨害工作だ。レーシング・サーキットは「きれいな」連中だけじゃない。ぼくは汚名挽回と、パイロット資格を守るために、ただ一人調査に乗り出した。負けてたまるか!Let’s Go!
事件記者を皮切りに作家となり、第2次大戦では歩兵を志願、地獄の最前線を戦いぬき、戦後映画監督としてアナーキーな問題作を次々に発表、ゴダールやトリュフォー、ヴェンダースなどに大きなインパクトを与えたシネアストが、果てしなく過激な半生を縦横に語る。つねに最前線に立つ過激な男の物語。
ジラールの文化理論《三角形的欲望理論》に依拠しつつ、近代社会の性質と特殊性およびその概念を検証する。経済に基づく諸秩序・価値・思想に支配された近代世界を概観し、人間科学の核としての宗教・神話そして神々不在の《脱聖化》社会の構造を解き明かす。
ロンサールはフランス詩にルネサンスをもたらし、「フランス近代抒情詩の父」と讃えられる。ここにその数多い作品からみずみずしく美しい詩45篇を選択して贈る。自然をたたえ、詩神ミューズに呼びかけ、そして何よりも恋の嘆きと歓びをみやびやかに清純にうたいあげる。詩人の恋はその恋愛詩に結晶し、高い香りを放つ。
「カーンワイラーに実業の才がなかったら、われわれはどうなっていたことだろう」(ピカソ)。「大画商を作り出すのは偉大な芸術家である」(カーンワイラー)。ピカソの大使=大画商を描いた初の伝記。
絵画、音楽、映画、読書、部屋、料理、服装、レジャー、スポーツ、友人、しぐさ、意見、結婚…。毎日の暮らしの理屈ではない行為の中の見えない権力・階級化原理を独自の概念で鋭く緻密に分析する今世紀人文・社会科学、最高の成果。
絵画、音楽、映画、読渚、部屋、料理、服装、レジャー、スポーツ、友人、しぐさ、意見、結婚…。毎日の暮らしの理屈ではない行為の中の見えない権力・階級化原理を独自の概念で鋭く緻密に分析する今世紀人文・社会科学、最高の成果。
ヌーヴェル・ヴァーグの映画に目がくらんでパリに渡り、ロメールとの劇的な出会いからプロの道に入って、トリュフォーやテレンス・マリック、ロバート・ベントンらの秀作の撮影監督をつとめた〈キャメラの魔術師〉が、作品に沿って語る感動的な体験の数々。最新作までを収めた決定版。
傑作はいかにして支えられたか。数々の名作を成瀬巳喜男が思いのままに撮れたのは、成瀬組と総称されるスタッフが最良の仕事ぶりを発揮したからに他ならない。成瀬作品をはじめ東宝映画の美術を長年にわたって担当した中古智が、今は失われた「撮影所の映画」の豊かなディテールとその歴史を語る。