死の衛星の破壊計画をすすめるローダンのもとに凶報が届いた。衛星カリストに設置されたアッカローリーの住居が事故で失われたというのだ。たまたまローダンと共にいたアクトロンは無事だったが残った反酵素はわずかに7日分。それが尽きれば反物質生物のアクトロンは確実に死ぬ。ローダンは異宇宙の友をアッカローリー船に送り届けようと決意し、グッキーらミュータントを非常召集すると『アルノ・カルプ』で出撃した。
金はない、客は来ない、服はボロボロ。この苦境を乗り越えるのが「口車」という乗物なのだ…。中世フランスの代表的笑劇。
文芸批評をのりこえる「作品科学」の誕生。「内的読解」と「外的読解」の不毛なアンチノミーを克服し「文学場」の生成と構造を活写。
ミステリーを読むような面白さ。仏のサスペンス作家二人があなたを歴史的犯罪の世界へ誘う。
映画史上ベストワンの傑作はどのように誕生したか。撮影のグレッグ・トーランド、美術のペリー・ファーガソン等々、各ジャンルの優れた人材がウェルズの野心的な要求に応えて実現した画期的な共同作業の過程を明らかにする。
世界の各時代、各地域について、民族・歴史・社会・文化の特徴・趨勢を示す歴史地図をテーマごとに見開き2ページで掲載する。各テーマとも解説、年表付き。絵画・写真等の参考図版1000余点を全ページオールカラーで収録。巻末に五十音順の事項索引がある。フランス・アシェット社「人類の歴史」の日本語版。-立体的に世界史が理解できる。世界最良の歴史地図、日本語版登場。
シュルレアリスムの写真芸術におけるパイオニアとして、また攻撃性のなかにユーモアを秘めたオブジェの制作者として著名であるのみならず、柔軟な創造力によって絵画、版画、映画など既成のジャンルを常に挑発し続けた芸術家、マン・レイがその晩年にフランス人作家を相手に真率にーいささかのエスプリとともにー自らの芸術哲学を披瀝する貴重な対話。
風まかせの旅、というのはどうだろう。ヨーロッパの田舎を、まったくでたらめに歩き、日が暮れたらそこで泊まる。その町が地理的にどの位置にあるかわからなくてもいい、いやむしろわからないほうがいい。
『死者の時』『けものたち』でゴングール賞受賞、博物学者のビュフォン、フンボルト等、幅広く評伝も手がける著者の植物と人間の共存を問いかける哲学エッセイ。