わかりにくいCEマーキング(医療機器指令)をわかりやすく解説。ドイツの検査機関テュフプロダクトサービスによせられた実際的な質問に、ていねいに答える。指令原文を掲載。
狂気と言説の深淵を掘り下げた実践の書。言語表現において理性と狂気は排除しあうか、それとも共に包括されてしまうか。ある尊属殺人事件の訴訟記録を通じてこの問題を追求する。
本書は、地球上に生きた最も驚くべき生物種についての最新の研究であるとともに、それを可能なかぎりヴィジュアルな形で示したものである。
『VOGUE』『ELLE』『20ans』誌で活躍の新進フォトグラファー=ミッシェル・ナフズィジェールが追い求めた田村英里子、22歳のセクシー。
若くして戦前ドイツの巨匠となりながらナチスの協力要請を逃れたラングが、亡命先で撮った二十二本の「アメリカ映画」について、ボグダノヴィッチのインタヴューに答える。
生き残った機長が明かす衝撃の真実。事故の真相はかく隠蔽された。ハイテクシステムの予期せぬ欠陥と巨大企業と国家の黒い思惑-。名パイロットが綴る孤独な闘い。
「国家」と自立的「市民社会」との区別を通して、自由主義の確立過程を解明した注目作。
フランスはお洒落な国なのか。束縛しあう恋人、主張する若者、孤独な老人…。芝居小屋で、街角で、ヴィヴィッドに映し出される、誰も書かなかった「花の都」の素顔。
花には、淑女も悪女も美青年もいる。サディストやフェティシストだって、ちゃんと存在しているのだ。ダイエットする植物もいれば、毒をふりまく植物もいる。トウダイグサにいたってはストリップまでやってしまう。虫や鳥、そして仲間の植物を相手に、「恋の手練手管」を磨きあげ、進化させてきた花たち。植物の世界は、不思議な出会いやロマンティックな物語でいっぱいだ。動物よりもあやしく、人間よりも情熱的な、植物の愛情生活に喝采。
映画100年の光源へ。「シネマトグラフ」の発明にともないその宣伝・普及のため世界各地へ派遣された撮影=上映技師たちーその一人ガブリエル・ヴェールが日本から発信した書簡を中心に映画の創生期のはらんだ豊かな未知の可能性に迫る。
TIME元日本支局長、ベストセラー『MADE IN JAPN』の著者が描く現代日本の隠された素顔。
「自由」の源泉を宗教的・考古学的にたどり「選択の自由」と「創造する自由」という二概念を提示し、人類の歴史に現れた具体的な「自由」を考察、文化史との関わりを跡づける。構築され、獲得され、擁護される「自由」を説き、壮大な「自由の歴史」を展開する。
学生であり、探偵もこなす伊達風興。彼は、人妻の浮気を調査中、その相手のユダヤ人・ナハムに襲われ、裏通りに迷いこみ、そこで卵から生まれるピエールを見つけたことから、奇妙な世界に巻きこまれていく。“破壊する者”を使役するナハム一族と、伊達を父と慕い、不思議な妖術を操るピエールの対決。かつていない新しいタイプのヒーロー、ここに誕生。