ここはデルトラ王国。王家に伝わる7つの宝石が、国を守っている。その宝石が、影の大王にうばわれた!デルトラを救うため1枚の地図をたよりに、少年が冒険の旅に出る…。
数年ごとに起きるオカルト、スピリチュアルブーム。繰り返される真偽論争。何年経っても一歩も進まないように見える世界。なぜ人は、ほとんどが嘘だと思いながら、この世界から目をそらさずに来たのか?否定しつつ惹かれてしまう「オカルト」。-いま、改めて境界をたどる。
恐怖は全て、日常にひそむ。自殺する者は何を語るのか。怪女「黄雨女」とは一体ー。怪談六篇と、ある編集者の顛末。
その子は、雨上がりにやって来た。数多の病と、この世にいないモノを引き連れて。拾い猫との怪しくも愛しい日々を綴る家猫奇譚。
神楽咲高校に入学した咲丘は、「丘研」の入部案内を見て直感した。これこそ“風景”を愛する俺のための部活だと!部室に向かった咲丘は、代表・沈丁花桜と意気投合、早速入部。だが、丘研の正体は「オカルト研究会」、沈丁花の世界征服の野望のために日々活動していたのだ。「君は完膚無きまでに自分を知られたことはあるかい?」知ること=支配すること。世界を知るための戦いが始まる!第15回スニーカー大賞“優秀賞”。
ちいさい頃から不思議なことが好きだった。不思議を体験したくてたまらない、中学・高校時代だったー現実主義者で、霊感もない私が出会った奇妙な出来事。なぜなの?わけはわからないけれど、それは何かを伝えようとしているみたいで、不思議に思いながら、恐ろしさを感じながらも、心惹かれていく…。不可解な夢のようでいて、どこかリアルな日常に触れている、掌編小説集。
ヨハネ黙示録やマヤ暦に基づく終末予言、テレパシーや空中浮揚といった超能力、UFOに乗った宇宙人の来訪、レムリアやアトランティスをめぐる超古代史、爬虫類人陰謀論ー。多様な奇想によって社会を驚かせる、現代のオカルティズム。その背景には、新たな人種の創出を目指す「霊性進化論」という思想体系が潜んでいた。ロシアの霊媒ブラヴァツキー夫人に始まる神智学の潮流から、米英のニューエイジを経て、オウム真理教と「幸福の科学」まで、現代オカルトの諸相を通覧する。
街でトイレを探し、すんでのところで女子トイレに駆け込んだ咲丘。危機から解放され個室を出ると、長身痩躯のギター少女の襲撃が。現代の都市伝説「幼馴染」香澄との最悪の再会、だがそれは全ての始まりだった。街を揺るがしたテロの後、歓楽街「オアシス」では「ドッペルゲンガー」の目撃が相次ぎ、その目撃者の多くが怪死していた。そして香澄もまた「ドッペルゲンガー」の目撃者だったのだー。『世界を知るための戦い』第二弾。
オカルトとは単純に「信じる・信じない」の不思議な現象ではなく、そノ時代の社会背景をも取り込んだ「時代の産物」なのだ。オカルト史を形作った“オカルト重大事件”について、その成り立ちと背景を歴史研究家の視点から解説。
「“切り裂きジャック”は必ず私が捕まえるわ。“黙示録”は、誰にも渡してはいけない危険な物なのだから」暴漢の集団に追われる電波S系の美少女・伯木玲儀音がそう言い放つ。サングラスの巨人赤樫に投げ捨てられ、マゾダチの蜂須は咲丘の目の前に墜落。いつの間にかに、咲丘と萩は勝ち目の無い戦いに巻き込まれるー!?こんな時に、代表と出島は怪しげな沈丁花家の親族会議で不在。ならば、萩発明のマッドな武器で逃走開始。
なぜ、草食?なぜ物を買わない?消費不況の原因は「情報」だ。もう、笑うしかない現代若者の実態。
丘晴人は、君立市君乃町に住む中学2年生。両親が「有限会社オカリナ探偵局」という探偵事務所を営んでいるため、町の有象無象の面倒事や困り事が舞い込む。両親の手伝いで事件に立ち会う中で、晴人が目にした数々の不思議な出来事。これって、幽霊がやったとしか考えられないー!事件解決の糸口を見いだせない晴人がひょんなことから出会ったのは、廃墟に住む、「博士」と名乗る謎の女性。「ひらめき研究所」の看板を掲げ、謎の発明に日夜没頭する彼女に事件を相談するのだがー。『謎解きはディナーのあとで』の東川篤哉が描く、連作短編ミステリー。
唐突に世界が終わってしまう、という妄想をしたことはあるだろうか?-いつものように都市伝説“ビッグフット”を取り返す計画を立てていた丘研メンバーたち。だが江西陀は沈丁花桜の「世界を取り返す」という言葉に不安を感じ、オカルトとして彼女の正体を調べようと、桜丘に相談してきた。一方歓楽街オアシスではカルト集団“セントポーリア”が超巨大勢力として復活し、“黒ミサ”がおこなわれ!?最後の丘ルトが始まるー。
「オレは結局スプーン曲げちゃうよ。本音は曲げたくないけど、みんなの期待がわかるから」職業=超能力者。ブームは消えても、彼らは消えてはいない。超常現象、その議論は「信じる・信じない」という水掛け論に終始していた。不毛な立場を超え、ドキュメンタリー監督がエスパー、超心理学者、陰陽師、メンタリスト等に直撃!!否定しつつも、多くの人が惹かれ続ける不可思議な現象。その解明に挑んだ類書なきルポ。