本当に人間らしい生き方とは。21世紀を直前にした今、人間の本質の過半を占める“非理性”の世界を、学際的、かつ多面的に考察し、こころが満たされる生き方を探り明かした注目の人生論。
若者の心に巣くうオカルト思想の意外な正体とは!?オカルト流行の本当の姿と背後に潜む意味を実証的データと歴史的視点から徹底究明!科学とオカルトの超克へ向けて。自前の実証的調査研究に立脚した分析。心霊研究・超心理学や近代科学史を踏まえた現代オカルトの位置づけと特徴の把握。専門家の視点によるオカルト流行の歴史的・深層心理的構造の解明。科学信仰とオカルト信仰の双方を同時に超克する新たな世界観の提示。
19世紀、錬金術などの秘術でしかなかった「オカルト」は「再現可能性」と「客観性」という二つの公共性を獲得して「科学」になった。そして今、科学は極端に難解化して普通の人には理解不能となる一方、現代オカルトは「かけがえのない私」探しの魅力的なアイテムとなった。科学で説明できることとできないことは何か?科学で得られない答はオカルトによって得られるのか?人はなぜオカルトに走るのか?際限なき「原理への欲望」と「コントロール願望」という共通項から、「科学」とその影であり鏡でもある「オカルト」の関わりとゆくえを解き明かす刺激的論考。
「あなた以外は、すべてサクラです」繁盛しているお店には、98%、います。ご注意を!本書には多くのサクラが紹介されています。ただし、本書の内容はすべてウソです。
「どうせ私には数学のセンスなんてありませんヨッ!」そんなことありません。「拒数症」のみなさんを、あたたかく、癒します。ナゴミ系スーガク読本。
よく当たる占い師は、実は単なる話術の達人。学歴信仰はカルト宗教に現を抜かす第一歩!?自称オカルト少年だった著者が現実逃避に終止符を打ち、超常現象信者の巣窟・芸能界で懐疑派の砦を築くまで。“理屈なしに”は落とし穴、疑う者は救われると説く痛快合理的エッセイ集。
秘境の地に響く怪しい呪文、闇儀式に捧げられた生け贄たちのうめき声…。不気味な神秘信仰が霊力を呼び覚まし、人智を超えた驚異の現象を巻き起こす。
週刊誌の占いページやテレビのオカルト番組の語り口に、つい「なるほど」と納得してはいませんか?私たちの日常生活に深く浸透しているこころの錯覚を巧みに利用した論法を知ることは、社会を揺るがす様々な問題を見据えるための、大切な手がかりとなる。認知心理学の眼をたよりにしながら、オカルトや超常現象、占いや通俗心理学に隠された、危険なこころの落とし穴を覗きこむ。
バブル崩壊以降の90年代、日本の企業社会は、寄り添うようにオカルティズムに傾斜していった。ソニーの中にあった「超能力」研究所。エネルギー保存則によってその存在を否定されたはずの「永久機関」に投資する商社。科学技術庁のオカルト研究会。一見バラバラに見えるこれらの現象はその深層海流でつながっていた。