新世代のJ-POP/ROCKを担うであろう若手アーティスト15組をセレクトしたコンピ盤。出身地や男女問わず、気鋭のラインナップが揃い、繊細で、時として癒し系のフィールドにも入りそうな楽曲、メッセージが多く収められている。ネガティヴ世代があえてヒューマニックに迫った作品集だ。
昔、ギターを持ってる奴がモテたが、今はネオ・アコを聴いてる奴がモテるそうだ。それなら、このベスト盤こそ王道CDだ。声がひっくり返ってもキラキラまばゆいギターのトーンが僕達を優しく包んでくれる。汗をかかない青春が、ここにあるんだって。
80年代のネオ・アコ・ムーヴメントの先掛けとなったオレンジ・ジュース82年発表のデビュー作。パンクやメンフィス・ソウル等の影響をシンプルな演奏と美しいメロディに昇華。不運の名グループだった彼らの世界初CD化、日本初発売で再評価を期待!
フリッパーズ・ギターのお陰か、モノクローム・セットが再結成来日したりオレンジ・ジュースがこうしてCD化されるのはただただ感謝するのみ。ネオ・アコースティックの真髄ともいうべきサウンドは今も色あせない82年リリースのセカンド。
エドウィン、ジーク、そしてプロデューサーのデニスによるトロイカ体制で制作された84年ラスト作。サウンドは従来のアコースティック色が後退してブルー・アンド・アイドに傾斜。スタカンより洗濯ノリの強いセコンド・ハンズなオシャレな音といった趣。
前作でポップ・スターになった彼らがポップ・スターの立場とファンクに走ろうとするメンバーの間でイラつきながら作ったミニ・アルバム。だが、彼らの趣味が素直に出た好作品、そしてフリッパーズ・ギターの魔力によって日本だけのCD化、バンザイ。