高橋幸宏と細野晴臣のユニットによるデビュー・フル・アルバム。聴く側がYMOを期待することを承知の上で、ちょっと期待に応えたり、肩すかしを食わせたり。原色を使っても淡い色合いのテクノ・スケッチ、しかもポップ、を軽やかに聴かせてくれます。
オーディオ製品のサウンド・チェック用CDの決定盤。実用的な基本チェック音源と、音楽ソースによる総合サウンド、チェック音源を収録。様々な録音賞を受賞したエンジニアたちが監修。
デジタル・ロックの創始者プロディジーの究極のベスト・アルバム。91年の衝撃デビューから、2004年の『Always outnumbered,always outgunned』までのヒット・シングルを網羅し、さらに新曲も追加。
大ヒット『エレファンク』に続く4thアルバム。本作でもBEP流のポップでハイセンスなヒップホップが存分に堪能できる。ジェイムス・ブラウン、スティングが参加しているのも話題の傑作オーガニック・ヒップホップ作。
AUDIO RULEZの3rdシングルは、TBS系アニメ『ジパング』のオープニング・テーマ。藤井丈史をプロデューサーに迎え、アニメのテーマにぴったりのハードボイルドな歌詞を披露している。
PSP本体と同時発売され大ヒットを記録したゲーム・ソフトのサントラ盤。初代『リッジレーサーズ』以降の歴代サウンド・クリエイターが集結し、さらにパワフルでダンサブルなサウンドを聴かせてくれる。
ロシアの名華ネトレプコがベルカント・オペラやヴェルディのヒロインに挑戦している。少し翳りを帯びた声を持つ彼女が迫真の歌唱によって、劇的で圧倒的な表現を繰り広げる。「ルチア」でのグラス・ハーモニカのソロが美しい。アバドが好サポート。
晩年のビリー・ホリデイの名盤に4曲の未発表テイクが加わって、Super Audio CD用マスターを用いた高音質の1枚。若い頃に勝るとも劣らない彼女の情感が魅力だ。
ベルリオーズの「テ・デウム」は、空間に響く三次元的な音の広がりを考えて作曲され、大規模なオーケストラと合唱団を必要とする大作。アバドはその壮大な音世界を見事に構築しつつ、音楽的な深みも十全に表現。