ガイヤールによるボッケリーニ!
ピオーを迎えての『スターバト・マーテル』も!
人気女性チェロ奏者オフェリー・ガイヤールと「プルチネッラ」がボッケリーニを録音しました! ガイヤールが率いるアンサンブル、プルチネッラのみずみずしい管弦楽が奏でる前奏がなんとも清々しく思わず耳をうばわれた後に始まるガイヤールのソロの、親しみやすくあたたかい音色は絶品です。ここでは、協奏曲、ソナタ、交響曲のほか、超人気ソプラノ、サンドリーヌ・ピオーをゲストに迎え、ボッケリーニの最高傑作のひとつ、弦楽五重奏とソプラノ独唱のための『スターバト・マーテル』を演奏しているのもまた注目。ピオーの歌声は澄みきっていながら円熟味も感じさせ、彼女の歌に寄り添うような弦楽五重奏のアンサンブルも絶品です。
ボッケリーニは歴史上最初のヴィルトゥオーゾ・チェロ奏者。イタリアに生まれ、プロイセンやスペインの宮廷につかえたほか、ヨーロッパ中で活躍しました。ボッケリーニがいたからこそ、ヴァイオリンばかりに注目が集まっていたところにチェロのための作品も生み出されるようになったといっても過言ではありません。もちろんバッハの無伴奏チェロ組曲はチェロのための最初期の超重要作品と言えますが、バッハの後にボッケリーニがいなければ、ヴィヴァルディもチェロのための作品を書いたかどうかわからないと言ってもよいでしょう。絵画においてゴヤが色彩でマドリードのにぎやかさを表現したのと同様、ボッケリーニはアンダルシアの舞曲のリズムとメロディで人々の息吹までをも表現しました。
ガイヤールのセンシティブで親しみやすい音色がボッケリーニにぴったり。喜びにあふれた舞曲風の楽章での生き生きとした表情は、他では得られません。ボッケリーニの魅力のすべてを伝えてくれます。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
ボッケリーニ:
● チェロ協奏曲第6番ニ長調 G.479
● 交響曲第6番ニ短調 G.506『悪魔の家』
● チェロ協奏曲第9番変ロ長調 G.482
● 弦楽五重奏曲ハ長調 Op.30-6, G.324『マドリードの通りの夜の音楽(マドリードの夜警隊の音楽)』
Disc2
● スターバト・マーテル G.532
● チェロ・ソナタ第2番ハ短調 G.2
● 交響曲(序曲)ニ長調 G.521
オフェリー・ガイヤール(チェロ&指揮)
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ/G.532)
フランチェスコ・コルティ(チェンバロ)
プルチネッラ
録音時期:2018年4月、9月
録音場所:パリ
録音方式:ステレオ(デジタル)
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今なお世界を魅了し続ける女優オードリー・ヘップバーンが愛したものに思いを巡らせ、息子ルカ・ドッティが語る母の生涯。彼女の最愛の子どもたち、友人、動物たちと過ごした日々を、50種類のお気に入りレシピと250枚以上の家族写真、思い出の品、プライベートなエピソードの数々で描き出す。真のオードリーの家庭の姿がこの一冊に。
吉野直子、理想的なパートナーを得て
フランス「Aparte」レーベルから待望の新譜発売!
世界的ハープ奏者、吉野直子の待望の新譜が登場します。ハープの名協奏曲を集めた注目プログラムです。ソロでの素晴らしさはもちろん、クレーメル、パユ、様々な世界的アーティストと共演しても、一寸の隙もないアンサンブルで絶大な信頼を得ている吉野が、ヴェセス指揮オーヴェルニュ室内オーケストラには「赤い糸で結ばれたような出会いは、今まで経験したことのない本当に特別なもの」を感じたというほど、オーケストラとの素晴らしいアンサンブルにも注目です。
アランフェス協奏曲の有名な第2楽章などは曲の世界に深く引きずり込まれるようです。もともとギター曲ではありますが、ハープのために書かれたのではと思うほど。他の作品でも管弦楽の繊細なアンサンブルと吉野のハープの絶妙なバランスと絡み合いは見事。吉野直子の世界がますます深まっていることに感じ入るとともに、スペイン出身の俊英指揮者ヴェセスの今後にも大いに期待できる新譜の登場となりました。(キングインターナショナル)
【収録情報】
● ロドリーゴ:アランフェス協奏曲(ハープ版)
● カステルヌオーヴォ=テデスコ:小協奏曲
● ドビュッシー:神聖な舞曲と世俗的な舞曲
● トゥリーナ:主題と変奏
吉野直子(ハープ)
オーヴェルニュ管弦楽団
ロベルト・フォレス・ヴェセス(指揮)
録音時期:2015年6月
録音場所:フランス、クレルモン=フェラン
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
【吉野直子】
ロンドン生まれ。6歳よりロサンゼルスでスーザン・マクドナルド女史のもとでハープを学び始める。1981年に第1回ローマ国際ハープ・コンクール第2位入賞。1985年には第9回イスラエル国際ハープ・コンクールに参加者中最年少で優勝し、国際的キャリアの第一歩を踏み出した。これまでにベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、フィラデルフィア管弦楽団、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスなど、欧米の一流オーケストラおよび日本国内の主要なオーケストラと共演を重ねている。また、ザルツブルク、ロッケンハウス、ルツェルン、グシュタード、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン、サイトウ・キネン・フェスティバル松本、マールボロ、モーストリー・モーツァルト・フェスティバルなどの世界の主要音楽祭にも度々招かれ、常に好評を博している。1985年アリオン賞、1987年村松賞、1988年芸術祭賞、1989年モービル音楽賞奨励賞、1991年文化庁芸術選奨文部大臣新人賞、エイボン女性芸術賞をそれぞれ受賞している。国際基督教大学卒業。上野学園大学特任教授。(キングインターナショナル)
【ロベルト・フォレス・ヴェセス】
2012年よりオーヴェルニュ管弦楽団の首席指揮者兼芸術監督。ヴァレンシア(スペイン)出身。オーケストラとの活動は、リヨン国立管弦楽団、ルクセンブルク・フィル、プラハ・フィルハーモニアなどと共演。2015年にオーヴェルニュ管弦楽団と共に来日、バッハの協奏曲などを演奏、絶賛を博した。(キングインターナショナル)
【オーヴェルニュ管弦楽団 Orchestre d' Auvergne】
1981年に創設された「ヨーロッパ屈指の室内管弦楽団」(ラ・モンターニュ紙)。歴代の音楽監督にはジャン=ジャック・カントロフ、アリ・ヴァン・ベークが、現在はスペイン出身のロベルト・フォレス・ヴェセスが首席指揮者兼芸術監督を務めている。今日ではそのレパートリーをバロック音楽から現代音楽の初演にまで広げ、多方面で活躍。E.クリヴィヌ、L.ハーガー、F.ビオンディ等の客演指揮者、J=P.ランパル、M.アンドレ、A.デュメイ、M.ダルベルト、Y.バシュメットら世界的ソリストたちと共演。ニューヨーク、フィラデルフィア、ボルティモア、ミュンヘン、ジュネーヴ、ミラノ、東京、大阪等の主要なホールでたびたび演奏し、プラド、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ、オーヴェル・シュル・オワーズなど著名な音楽祭から招かれている。(キングインターナショナル)
Disc1
1 : I. Allegro Con Spirito
2 : II. Adagio
3 : III. Allegro Gentile
4 : I. Moderato (Quasi Passacaglia)
5 : II. Andante Quasi Recitativo
6 : Finale Spagnolo (Ritmo de Jota)
7 : Danse Sacre
8 : Danse Profane
9 : Tema y Variaciones for Harp and Orchestra, Op. 100
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トーマス・アーン:パリスの審判
【収録情報】
● トーマス・アーン:仮面劇『パリスの審判』 (1742)
メアリー・ベヴァン(ソプラノ:Venus)
スザンナ・フェアバーン(ソプラノ:Pallas)
ジリアン・ラム(ソプラノ:Juno)
エド・ライオン(テノール:Paris)
アンソニー・グレゴリー(テノール:Mercury)
アンドリュー・マホン(バス)
コーラス(名称不詳)
ブルック・ストリート・バンド
ジョン・アンドリュース(指揮)
WORLD PREMIERE RECORDING
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND
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現代ハンガリーを代表する作曲家エトヴェシュの
最新作を含む
クルターグと並ぶ現代ハンガリーを代表する作曲家エトヴェシュの最新作を含む弦楽四重奏のための作品集。
『セイレーン・サイクル』はソプラノ独唱と弦楽四重奏による10の小品から構成された作品。テキストにジェームズ・ジョイスの「ユリシーズ」とフランツ・カフカが1917年に執筆した短編「セイレーンの沈黙」が使われ、ソプラノが語り歌う言葉のイントネーション、リズム、発音、音色の変化に弦楽が機敏に反応しテキストの世界を拡げ、弦楽が拡げた音響の上に更にまた声が乗る、という形で相乗的に詩の世界が拡張し音の輪が拡がってゆく様子は大いに聴きもの。そしてバロックから現代唱法までを操るソプラノのオードリー・ルナの見事な歌唱と器楽的ともいえる寸分違わぬ正確な音程は弦楽四重奏と対等に渡り合って実にスリリング。
ルナはリゲティの歌劇『グラン・マカーブル』やジョン・アダムズの『中国のニクソン』の準主役で高い評価を得ている名歌手で、エトヴェシュとはこれが初コラボレーション。同作品はヨーロッパ各地の音楽祭で上演され評判となっています。(輸入元情報)
【収録情報】
エトヴェシュ:
1. 『セイレーン・サイクル』 (2015/16)
2. 『コレスポンデンス(対応)』 (1992)〜弦楽四重奏のための情景
カルダー四重奏団
オードリー・ルナ(ソプラノ):1)
録音時期:2016年10月10日(1) 2016年9月26日(2)
録音場所:パリ、IRCAM(1) ブダペスト、BMCスタジオ(2)
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
Disc1
1 : The Sirens Cycle: 1. Joyce
2 : The Sirens Cycle: 2. Joyce
3 : The Sirens Cycle: 3. Joyce
4 : The Sirens Cycle: 4. Joyce
5 : The Sirens Cycle: 5. Joyce
6 : The Sirens Cycle: 6. Joyce
7 : The Sirens Cycle: 7. Joyce
8 : Interlude
9 : Homer
10 : Kafka
11 : Korrespondenz: 1. Szene
12 : Korrespondenz: 2. Szene
13 : Korrespondenz: 3. Szene
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