あるひのことです。ふたごのきかんしゃドナルドとダグラスが、ちからをあわせておもいにもつをはこんできました。ドナルドがせんとうでひっぱり、ダグラスはうしろからおしていきます。そのせんろを、けんいんしゃのトレバーがよこぎろうとしていました。トレバーはほしくさをたくさんつんだにぐるまをひいています。
やがて、こおりのようにつめたいかぜがゆきもふりはじめました。パーシーのからだはたちまちひえきっていたるところにつららができはじめました!「う、う…さむいよ〜」パーシーはうなりましたが、それはうまくこえになっていませんでした。こごえきったパーシーは、おもうようにはなすこともできなかったのです。
トップハム・ハットきょうのてつどうのきかんしゃたちはみんなとてもきれいずき。はたらいたあとで、ボディをあらってもらうのをなによりたのしみにしています。なかでもパーシーは、まっくろになるしごとをすることがおおいので、よごれをあらいながしてもらうことをだれよりもこころまちにしていました。
ふたごのきかんしゃビルとベンはいしきりばではたらいています。2だいはなかよし。なにをするのもいっしょです。かしゃをいれかえるのもいっしょなら、いたずらするのもいっしょ。ビルをさがせば、ベンもいます。ベンをみつければ、ビルもそこにいるのです。
「ソドー島でいちばんはやいきかんしゃのおはなし」「ソドー島でいちばんのゆうびんやさんのおはなし」「ソドー島でいちばんの『くいしんぼう』のおはなし」。ゆかいな3つのおはなしと、まちがいさがしやめいろなど、たくさんのおたのしみがつまってます。
新しい仲間のアーサーが海に落ちた機関車トーマスの代わりに魚を運ぶ絵本。
機関車トーマスが運動会の会場へメダルを届けるために大活躍する絵本。
新しくソドー島にやってきたアーサーは一度も失敗のしたことのない完璧な記録の持ち主。ところがトーマスがいたずらをして…。きかんしゃトーマスの絵本。
せんろをとりはずしてひろげると、まるくておおきなソドー島がしゅつげん!ポイントのきりかえもついたせんろにぜんまい式のトーマスをのせてはしらせましょう。トーマスがかつやくするおはなしといっしょにソドー島ツアーへしゅっぱつしんこう。
愛する人は未来からやってきた。やがてくる別れの日を知っていた。「いっしょにコーヒーでも、それともディナーか何かをどうかしら…」もちろん、彼はイエスというにちがいない。過去と未来にあたしを愛したこのヘンリーは、時代のこだまの中で、今こそあたしを愛するにちがいないのだから。愛する者の過去を救い、未来を抱きしめる男の、哀しいほどに優しい物語。
人はことばを選んで話すことはできても、ちょっとしたしぐさや小さな表情の動きをコントロールすることはできない。つまり人のホンネや本心は、ことばよりもむしろことば以外の要素に表れるのだ。彼がさかんにまばたきをしていたら…?彼女が小首をかしげていたら…?人が無意識にもらしてしまう、さまざまなメッセージを読み解く。
「ふーっ、こんなことははじめてだよ」機関士はすわりこみ、かおをふきふきいいました。「ぼくは、みなみのほうのビンカムのトンネルで、こんな目にあいましたよ」助手がこたえました。「これからどうします?」車しょうがやってきてききました。「駅にもどって、きゅうえん列車をよばないと」助手が、機関士にかわってこたえました。そこで、車しょうが信号係にしらせ、列車はあともどりして、おかのふもとまでぶじにおりました。そこへ、ゴードンが、貨物列車をひいてはしってきました。こまっているジェームスをみると、じぶんの貨車をおいて、ジェームスのところへやってきました。
かわいそうに、トーマスは、もめごとにまきこまれてしまいます。そこで、ふとっちょの局長は、トビーを支線によぶことにしました。やがてトーマスとトビーは、大のなかよしになりました。トビーは、おかしなかっこうの小さな機関車です。たいへんはたらきもので、だれからもすかれています。みなさんも、きっとすきになってくれることでしょう。
ある日ゴードンが、いつものように急行列車をひいて、この大きな駅にやってきました。助手が客車をきりはなすと、ゴードンはたいひ線で、ひきかえすのをまっていました。きりはなされた客車は、プラットホームでべつの鉄道の機関車をまっていましたが、いつまでたってもあらわれません。そのときひとりの駅員が、線路をよこぎってかけよってくると、ゴードンの機関士にいいました。「かんとく官があいたいそうです。ホームまできてください」機関士は、駅のほうにあるいていきました。そしてまもなく、こうふんしてもどってきたのです。
1943年のことでした。びょうきになったむすこのクリストファーに、おとうさんのウィルバート・オードリー牧師が、機関車のおはなしをつくって、きかせました。クリストファーは、そのおはなしにむちゅうになり、びょうきがなおってからも、まいばんおはなしはくりかえし、かたられました。やがて、このものがたりは、1945年に「3だいの機関車」という、絵本になりました。『汽車のえほん』シリーズのたんじょうです。そのごも、つぎつぎと、あたらしいおはなしがしゅっぱんされ、せかいじゅうの子どもたちからあいされる、にんきシリーズとなりました。