少女たちを光の魔術で焼き付けた“アリス”の優しい父親ルイス・キャロル。ヴィクトリア時代、写真術草創期の状況とアマチュア写真家キャロルの実像を描く。
こよなく愛したドイツカメラを、その全盛時代に渡独した科学者・佐貫亦男が、歯に衣着せぬ論調で綴る渾身の痛快エッセイ。大人の少年誌『ラピタ』の連載に未発表原稿を加え、ドイツの匂いが溢れる読み物になった。ライカ、コンタックス、ローライ、ビテッサ、エクサクタ、ミノックス、ロボット、マキナ…etc。メジャーから稀少品まで総登場。豊富な写真資料にも注目。
本書は、入力写真から3次元形状を復元し、その結果をCG用に表現し、表示するといったプロセスにある原理、概念、表現、アルゴリズムを詳しく記述している。
虫の視線から虫の世界を撮る。30年以上にわたって、対象として最も困難な被写体「昆虫」を撮りつづけてきた著者は、独自のクローズアップ技術の数々を開発して、小さな生きものたちの世界を鮮明に捉えてきた。ここに最新の「超深度接写レンズ」や「アリの目カメラ」の成果を世に問うと同時に、これまでの代表作を網羅して「栗林視覚芸術」を集大成する。
昭和十四年秋、土門は美術評論家・水沢澄夫に伴われて初めての室生寺を訪れた。これが人生を決定づける出会いとなる。以来、生涯をこの小さな寺に賭け、四十年にわたり通って通って通い詰めた。それは車椅子生活になってからもつづけられた。レンズを通して写す室生寺の自然と堂塔、そして仏像の映像から、土門は、いったい何をつかみとろうとしたのか?それほどまでにこの寺に執着したのはなぜだったのか。
ソビエト的な、あまりにもソビエト的な中古カメラをめぐる、人生の醍醐味と文明の無常を考察する抱腹絶倒スーパーエッセイ。
希望と不安を胸に秘め単身ロンドンに渡った青年は、夢を諦めず、写真家となった。山崎まさよし、福山雅治、ゆず、birdから、尾崎豊、寺山修司…。日頃見られぬ素顔と彼らとの出合いを、貴重なポートレイトとエッセイで綴ったセルフ・コラボレイション。青春の原動力。読むだけで、希望が沸いてきます。
「ライカの名手」のエッセイ集+代表作59点と自作解説の写真集。
初めての一台の選び方から、カメラ店での注意、美しい写真を撮る方法、特殊な部品の扱い方、レンズの互換性などなど、「カメラは使うてナンボ、クラシックカメラもまた然り」というクラカメ歴三〇年の著者による入門書。
デジカメをこれから始める、買ったけど撮るだけ…こんな方のために写真の世界で100年以上の歴史をもつ「ナショナルジオグラフィック」誌が、デジタルカメラの使い方をわかりやすく解説。
オールドカメラにある造形美やクラフトマンシップに惚れ、ライカ、レチナ、ローライ35、ビテッサ、ニコン…そして外付けファインダーの魅力にすっかり取り憑かれてしまったイラストレーター、佐々木悟郎。日常を切り取った味わい深い写真87点と、オールドカメラの魅力を爽快に語った、初のフォト・エッセイ集。
入門から学ぶ本物の自然な会話。多彩な場面でのほんとうに使える表現を厳選。初級で学ぶことは余すところなく学習。最小の努力で最大の成果。見てわかる圧倒的な図解。ひとりでも学べる最新の教科書。美しい発音のCD搭載。
フォトグラファーの仕事は、カメラで被写体を写すだけではありません。新しい時代の感受性を切り拓いてきた、5人の人気写真家たちが、自らの体験や「写真」への問いかけを通して、フォトグラファーという仕事の尽きない魅力を本音でレクチャーします。