生の在り方となまなましくも分かちがたく結びついた表現の数々!苦痛も愉悦も放心もエクスタシーさえも…存在の根源的な謎を突きつけ、私たちを揺るがしてやまない「私写真」の本質とは何か。表現の深い淵をのぞく、書き下ろし日本写真論。
日本人は、衆知を集め、個人の力を“チームワーク”という形で開花させてきた。戦後のエポックメイキングなプロジェクトの成功の陰には、「無名の日本人」を主人公とする「組織と群像」の知られざるドラマがあった。熱い情熱を抱き、使命感に燃え、プロの矜持を胸に、人々はどのように、直面する障害を乗り越え、マニュアルのない状況を切り拓いていったのか。あらゆるプロジェクトを成功に導くカギが、ここにある。テレビ番組『プロジェクトX挑戦者たち』第1〜6回放送分を収載。
ダゲレオタイプからデジタル画像まで。写真史上に位置づけられる表現のスタイルや運動。広告やファッション、ジャーナリズムなど、メディアとしての写真。「写真」を俯瞰し、関連用語を網羅したキーワード集の決定版。写真を学ぶ学生、アーティスト、コレクター、キュレーター、研究者…写真について知りたい人すべてのための必携書。
アダルト系の人々とは、オトナじゃないとわからない世界にハマる、いまいちオトナになりきれない人々のこと。パンチラに青春を賭けるカメラ小僧の人々。刺青や、浣腸に夢中になる人々。著者自ら体験した、女装の魅力に溺れる人々。林由美香らAV女優の人々。そして、盗聴や身元調査の人々の、知られざる驚愕の事実とは。
自分で組み立てたユニークなカメラで、わくわくする昆虫のすがたを、つぎつぎと見せてくれるカメラマン栗林慧。写真の限界に挑戦しつづけ、「アリの目で見た世界」が撮れる究極のカメラ=『クリビジョン』を完成させた、アイデアと技術の秘密を、自ら解説した一冊。
痛いほど率直で、笑ってしまうほど過激で、だからこそ愛しい-。恋をエネルギーに、二度のガン手術も人工肛門も乗り越え、「沖縄の魂(ソウル)」のおもむくまま、カメラという楽器で自由と生命の賛歌を唄う写真家・石川真生の、沖縄的生き方フォト&エッセイ。
「家族写真は、息がかかるくらいの距離で」「まず続けてシャッターを押すことを覚えよう」-。当代随一の名手が、写真の王道「スナップショット」の尽きない魅力とテクニックを懇切丁寧に解き明かす。デジカメ時代に、自分ならではの写真を楽しむための決定版入門書。
戦後のエポックメイキングなプロジェクト成功の陰には、「無名の日本人」を主人公とする「組織と群像」の知られざるドラマがあった。
「旦那、いい写真があるよ」と言ったのかどうか、かつて繁華街の暗がりや通信販売などで売買されたエロ写真-。その歴史は幕末に端を発し、戦地の兵隊の慰問用や、満州や大陸からの流入など広大な背景をもつものなのだ。喜びや哀しみ庶民の感情もいきいきと伝えるエロ写真の数々、さらにはフレンチ・カードなども紹介する、本邦初のエロ写真百年史。
レンズ、センサー・マイコン・メモリー・モータ…最新のエレクトロニクス技術とカメラ光学の粋を凝縮してできあがったのがデジタルカメラ、略してデジカメ。小さいけれど、中味はとても高度で複雑なので、「構造は?」、「普通のカメラとどう違う?」といった疑問が次々と湧いてくる。本書は、そうした疑問に答え、かつ、綺麗な写真を得るためのノウハウや、Web発信のコツ・画像整理法などをオールカラー図解で解説した、中味の濃い一冊。
世界で初めて「自動焦点カメラ」の商品化に成功した小西六。天然の皮と同じ繊維構造をもつ人工皮革で欧米を席巻した東レ。三菱電機では、社内の工場同士の熾烈な開発競争から新製品が生み出されていたー。日本が「技術大国」として世界にその名をとどろかせていた時に輝いていた「匠」たちの足跡を追う。
アラスカの自然を撮りつづけ、大地の懐で眠った写真家の心の旅を追うノンフィクション。