銀塩カメラファンから熱烈な支持を受けるフォクトレンダー・ベッサシリーズの魅力とは?使い勝手の良さを追求したボディーと、単焦点レンズの究極をめざすレンズの味わいを徹底解説。21世紀の王道を歩むレンジファインダーカメラ、ベッサを使いこなすための決定版ガイドブック。
本書は、ライカの頂点ともいうべきライカM3をはじめ、M2、M4、M5、M6、M6JなどのM型ライカのすべてとM用レンズを紹介し、主な機種の使い方を解説したものである。
いま、アルパが面白い。クラッシックカメラ界で話題の、アルパカメラ、レンズ、アクセサリーなどを網羅した“アルパ”のすべて。
本書は写真光学を学ぶうえで必要な知識を正確かつ平易に詳述した入門書である。前半では、収差などのレンズの光学的諸特性と、光学ガラス・レンズの製造工程、レンズタイプなどについて豊富な図版、写真を用いて解説。後半では一眼レフ用のレンズを中心に、標準レンズ、望遠レンズ、広角レンズ、特殊レンズ、ズームレンズに分けて筆を進め、さらにレンズの性能評価と設計にも触れる。むずかしくなりがちな光学技術を写真と図を駆使して分かりやすく解説した写真関係者必読の書で、「レンズの科学入門」の増補復刻版。
1839年1月6日、パリの新聞“ガゼット・ド・フランス”が、写真技術が発明されたと報道した。それはダゲールによるもので、カメラ・オブスキュラに写し出されている像を定着する方法である。同じ頃、イギリス人タルボットも、像を定着する技法を研究していた。本書は、この写真の黎明期を詳述したものである。光と化学の基本的な原理を解説しながら、これらの人々が苦心した実験を追っている。
レンズというものは最も高価でありながら、最も分かりにくいカメラ部品の一つである。ここではダゲールが1839年写真術を発明して以来、今日までの各種のレンズの発展の跡をたどり、新型のレンズがどのようにして、あるいは何故に開発され、そしてその大部分が何故に消滅したかも説明する。技術面以外にも過去の著名なレンズ設計者や製作者の簡単な伝記を添えた。
ニコンの一眼レフにはF一ケタ以外にも名機があった。本書は、その「従姉妹たち」を解説した、ニコンファン必携の書である。
ライカのアクセサリーは多岐にわたっていて、そのバリエーションもたいへん多く、とても全てを網羅することはむずかしい。しかも“フィルム巻き上げ棒”“フィルムカッターガイド”“1枚写し”“レンズターレット”など変わったものもある。本書はそのライカのアクセサリーを、できるだけ多くとりあげ、解説したものである。
35ミリレンジファインダーカメラの頂点を歩んできたライカは、1965年ようやく35ミリ一眼レフカメラ“ライカフレックス”を発売する。本書は以後発売さシたライカフレックスSL、SL-2、ライカR3、R4、R5、R6までのすべてのR型ライカ、R用レンズのすべてとシステムアクセサリーを解説し、それぞれの使い方を述べたものである。そして、R型ライカの珍品といわれる少数しか作られなかったものを紹介した。
本書では、ニコンF90と、ロングセラーとなっているニコンF-601の全貌と使い方を詳述したもので、ほかに3人のプロ作家による使い方のアドバイスとニコンの資料を収録している。
カメラの進歩は著しく、特に近年エレクトロニクスの導入により、かつては考えられなかった自動化がはかられ、それぞれの用途により誰でもが写せるようになった。本書では、その目ざましい発展を遂げた現代のカメラメカニズムについて、各機構ごとの変遷をたどり、また、最先端技術にスポットを当てて解説。「絞り・ミラー機構・レンズマウント」「データ写し込み機構・フラッシュシンクロ」「露出制御機構」を収録。
1925(大正14)年に発売され、35mmカメラの原点となったライカは、日本ではどのように紹介され認知されていったのか。本書は戦前にライツ社の日本代理店であったシュミット商会が製作した数多くのパンフレット類を年代順に整理し、その流れからライカの発展を見る書である。
ライツで製造されたすべてのレンズを解説し、希少度を記号で表記したコレクター必携の書。
ライツ社の最初の35mm一眼レフ、ライカフレックスは1964年に発表され、翌65年に発売された。当時、日本の一眼レフはすでに完成され、次の段階へと進みつつあったが、ライカフレックスはさすがに加工精度や仕上がりは極上で、高級35mm一眼レフを目指すライツ社のポリシーがうかがわれた。本書は、以後最近発売のライカR9まで、ライカの35mm一眼レフと交換レンズのメカニズムと使い方を解説したものである。
ミノックスにはふたつの魅力がある。ひとつは超小型にして高性能、そしてシンプルなデザインという奇跡、いまひとつは、謎にみちた出自の物語である。ミノックスは、カメラとは無縁の地ラトビアに突如として出現し、すでにして完成されたカメラだった。誰が何のために、どのようにして創ったのか。ミノックスの第一人者による謎の解明とメカニズムへの蘊蓄が、ミノックスに新しい光を当てる。
描写性能を命とするカメラのレンズには、設計者の哲学と美学がこもっている。日本の光学技術を代表するニッコールレンズも、その意味では哲学と美学の結晶といっていいだろう。これはその設計現場で「ニッコール」の伝統と遺産を受け継ぐ二人の技術者が、製品の裏に秘められた先人たちの熱い思いとこだわり、数々の神業を掘り起こし、一つひとつその描写性能を検証していった物語である。