百年前に撮影されたパリを、アジェの視線で歩いてみる。身体感覚の共有から生まれた、奇跡のような写真論=ガイドブック!
世界言語としての写真という記号をめぐる事典。黎明期からデジタルメディア時代まで、アルファベット順に55項目のキーワードで写真作品(ニエプス〜アーバス)を読み解く。数々の写真論(ベンヤミン〜クレーリー)の引証を交えつつ、“映像=表象”をめぐる隠喩の星座がもつ写真史的布置を浮かび上がらせる、光と影のアルバム。
ネバー・ストップ・ドリーミング。幼くして両親を失い工場で働き、ユーミンに会うため夢の国・日本へ来たシンガポール人写真家レスリー・キー。何も持たないマイノリティだった青年が、採算度外視でアジアのスター300人、東京の1000人を撮り、写真展に5万人を動員する。男性ヌード写真をめぐる逮捕劇を乗り越え、スーパーポジティブな情熱で愛と希望を撮って人を動かす写真家による、夢見て実現する日本人へのエール。「これからのアイデア」をコンパクトに提供するブックシリーズ第8弾。
1970年代半ば、消費社会が爛熟するなか『an・an』を筆頭にヴィジュアル雑誌が次々と創刊。新しい写真家たちが陸続と登場する。さらに『写楽』『写真時代』『FOCUS』の売り上げ拡大によって、写真は黄金時代を迎え、宮沢りえのヌード写真集は社会現象ともなった。他方で、90年代半ば以降のデジタル写真の普及は、150年に及ぶ写真史を一新する。本書は1975年以降の写真黄金期とデジタルの衝撃の歴史を描く。
「地雷を踏んだらサヨウナラ」から30年、若き写真家の魂と家族の絆が甦る!故郷から戦場まで、あくまでも自分自身を信じて撮り続けた写真家の心のありかを探った、もうひとつの一ノ瀬泰造写真集。息子の遺志と夫の願望、そして母の気づきとあふれる愛情が30年を経て実を結ぶ。残されたフィルムを焼き続けてきた母の「暗室日記」も収録。
“神の眼を持つひと”と称され、世界中に大きな影響を与える報道写真家セバスチャン・サルガド。彼は、移民、貧困、病、紛争…世界中に住まう社会的弱者たちの姿を、そしてこの大地=地球に住まうことの奇蹟を、数年にもわたる密着取材を経て完璧なモノクローム写真として捉えることに成功しつづけている。40年以上に及ぶ輝かしい履歴の背後に隠れた“人間サルガド”の姿を生き生きと伝える、感動的な自伝。
八面六臂の活躍で写真界をリードする著者が、多様多彩な日常を明かし、パワフルな評論活動の立脚点を示すとともに、写真の果てしないおもしろさのありかを探った異色本。
人類が自然色の写真やカラー映画を夢見てから、現在の「総天然色時代」にたどりつくためには、想像を絶する努力と失敗の歴史が必要だった。新技術の開発にしのぎを削った発明家たちの戦国時代を、豊かなエピソードをまじえて語る、世界初のカラー写真・映画技術全史。
『カメラ毎日』『シリーズ・20世紀の記憶』の編集長として膨大な写真ならびに写真家と向き合ってきた著者が、病床から渾身の力をふりしぼってまとめ上げた、もうひとつの写真論、最期のメッセージ。
写真家ジョー・スペンスが写真とテクストでつづる自己探究と創作の歩み。階級、家族の拘束と格闘し、乳がん患者として医療の権威に立ち向かい、フォトセラピーによる心身の解放を追求して、1992年に亡くなったスペンスが、ここに甦る。
写真とともに六十年。写真誌の編集者として、写真家として、下町生活者として、昭和写真の現場を支え、見つめてきた著者が回想する、1930年代から80年代の写真界と世相。
本書は脱力写真家・藤田一咲の大好評「写真の時間」シリーズ第10作。テーマは脱力写真家にぴったりの「海」。春のほのぼの海、楽しい夏の海、秋の寂しい海、暗い冬の海をゆるゆる、まったりと撮影した海写真満載。コバルトブルーの海に白い波、思わず足を入れたくなるようなひたひたと波の打ち寄せる浜辺、高い波が防波堤に砕け散る力強い海、鉛色の空の下の暗く冷たい海など、さまざまな海の表情を楽しみ、和み、癒され、元気を分けてもらいましょう!ついでに脱力式・海の撮り方も、お楽しみください。
最新のデジカメで撮影した写真も、ずっと昔のデジカメで撮影した写真も、Lightroom 5で綺麗な作品に。目的別の機能解説で、いちばんわかりやすいLightroom 5の解説書。