リクエスト・ベストCDの第2弾は全17曲。全曲カラオケCDとの2枚組で、なりきって唄いたい人は大喜びだ。深いストーリーをこれだけシットリと、説得力を持って唄えるシンガーはそうはいない。表現力の豊かさは天性のものか。さまざまなタイプの楽曲をジックリ聴かせてくれる。
1978年10月にリリースされた、岩崎宏美の童謡唱歌集。天まで響くような抜群の歌唱力は、子供向けの歌にも実にマッチする。何度も聴きたくなる、心が洗われる名盤だ。初CD化楽曲3曲収録。
80年2月にリリースされた、岩崎宏美の童謡唱歌集第2弾。彼女の歌声は前作同様に冴え渡っているが、郷愁をかきたてられる選曲と洗練された編曲も素晴らしい。初CD化楽曲1曲収録。
芋洗坂係長がサンバのリズムに乗せて歌うサラリーマン応援歌。係長はダンスのみならず歌も上手いのだった。カップリングの「風を浴びたい」も“おじさんも恋して歌って頑張ろう”というポジティヴなテーマを順守した作品。DVDには磯山さやか出演のPVとメイキングを収録、。
2007年に『アイドルマスター』の音楽CDシリーズが発売され、ボックス・セットもついに6作目。3枚組のCDに12名のアイドルを収録し、各自が同じ楽曲を歌うなか、ボックス・セットということで、一人ひとりの個性が際立っていることがよくわかる。このゲームの奥深さをあらためて感じるのだ。
ストリート・ミュージシャン“井の頭公園の歌姫”として知られる女性歌手の10枚目のシングル。2005年発売の『あさみのうた2』からのシングル・カットとなる「黄昏シネマ」は、タイトルからもうかがえるように昭和の懐かしさを感じさせる。「青春の忘れもの」は村下孝蔵「初恋」を思わせる甘酸っぱい青春ソング。
86年8月に「モノクローム・ヴィーナス」でデビューしたシンガー・ソングライター、池田聡のシングル。文芸社『引き出しの中のラブレター〜愛の物語』とのコラボ楽曲で、日常をやさしく歌ったラヴ・ソングとなっている。
ご当地ソング6作目となる水田竜子の2010年4月発表のシングル。九州は大分県の国東をテーマにした旅先のドラマティックなストーリーを、女性らしい優しい歌声とともに綴る。聴けば旅気分が盛り上がること確実。
街で暮らす男女の出会いと別れが、洒落たスタンダード歌謡ポップ風の曲調にのせて、別れた男への思いが歌われる「一枚の写真」。ラテン歌謡ならではのセクシーさを醸しだされ、男女の心の揺れを歌っていく「星降る夜に…」。大人の男女の恋を洒落た雰囲気の歌唱で展開する。
アイドル・グループAKB48のエースメンバー、小嶋陽菜、高橋みなみ、峯岸みなみの3人からなるユニット、ノースリーブスの4枚目のシングル。前作「キスの流星」に続く本作でも、3人の個性と魅力が十分に発揮されている。
大阪出身、自他ともに認める“頑固で負けず嫌い”の桜井くみ子。10年近い修業時代を経てのデビューから2年という区切りに向けた4枚目のシングルは、マイナー・キーの本格的演歌で、一途な女心を、可憐な卯の花の醸し出す清純さとその強さにたとえてうたい上げる。
謎の女性シンガー、おぐまなみが歌う『おじゃる丸』のエンディング・テーマ。「世界にひとつだけの花」的なテーマを持つ詞は秋元康。そう、おぐまなみの正体は、今をときめくAKB48の奥真奈美だった。エレキ・インスト風の「芋虫ジョニー」にも、秋元康らしい“けれん”がにじむ。
女の情念を歌った前作「女の帰郷」(2009年9月)に続く2010年の初シングル。彼女ならではの情感を込めた恋愛歌で、淡く切ない春の恋心を歌ったいではくが手がけた歌詞を切々と歌い切った。カップリング曲は別れた恋人を思い歌った失恋歌。作曲はともに鈴木淳、アレンジは前田俊明。