大人にも人気があるディック・ブルーナ画でお馴染みミッフィーがCDになって登場。まあ、一応、ミッフィーというキャラクターを全面に出しているが、その実は普通の教育用の童謡集といったところ。声優さんにもう少し可愛い声を期待したい。
ヴェルディに感銘を受けた18歳のプッチーニが作曲したミサ曲。伝統を重んじて書かれた宗教曲ではあるのだが、人間的な感情にあふれる、プッチーニらしい音楽。カレーラスはもちろん、合唱団やシモーネの指揮するオーケストラも、人間讃歌を歌い上げる。
仲道と田中は桐朋の同窓生。その縁で実現した録音。「星の動物たち」は94年〜95年に書かれた子供向けピアノ曲集。田中はクリアなラテン趣味に憧憬を抱く作曲家だが、この曲集の中身もシャブリエ、ドビュッシー、ラヴェル、プーランクあたりを想起させる。
カレーラスの甘くせつない歌声からラテンの恋の情熱が伝わってくるが、決して度を越さないところが彼のいいところ。ボリュームを一寸控えめにして、夜独りで、赤ワインなどを傾むけながらしみじみと聴きたいアルバムだ。
UNIXの初心者であるか熟練したユーザであるかに関係なく、UNIXシステムの語彙をマスターするための一番速く、一番分かりやすい、しかも包括的な手段がここにある。UNIXやCの文献、雑誌、記事に出てくる専門用語、Cのデータ型やキーワードなど1000語以上を収録。また随所に用語の読み方、歴史、相互参照、実例、語源、例文を取り入れた。
いやはや、世はクロスオーヴァー公認時代へ。スタンダードとして懐かしいアメリカ映画のテーマとフランス・ブラジル合作の《黒いオルフェ》からの1曲を今世紀最大のテノールの1人カレーラスが歌う。こんな重厚なポピュラーって、もう別物ですよね。
BR KLASSIK GREAT SINGERS LIVE
ニコライ・ギャウロフ
『酔っ払いの歌』収録!
深々としたなめらかな美声で見事な歌唱を聴かせたニコライ・ギャウロフ[1929-2004]は、20世紀を代表する大物バス歌手として、早くから世界的な名声を得ていました。
今回登場するアリア・アルバムは、バイエルン放送の番組「日曜コンサート」のために収録された音源を使用したもので、1960年代後半、ギャウロフがまだ若かった頃の張りのある美声を、スタジオ収録の非常に鮮明なステレオ音声で味わえるのがポイントとなっています。
収められた曲目は、どれもギャウロフが得意としたもので、生涯に渡ってとりあげていたレパートリーがほとんどですが、驚くのはそのスタイルがすでにこの時期に完成されていることでしょう。ボリス役にしても、フィリッポ役にしても深い情感を湛えた仕上がりが実にみごとです。
さらに嬉しいのは、リサイタルではアンコールでよく歌っていたコミカルなナンバー、ロッシーニの「陰口はそよ風のように」と、フレンニコフの「酔っ払いの歌」という2大傑作が収録されている点でしょう。特に後者は、CDではだいぶ前に廃盤になった歌曲アルバムでしか聴けなかったので、今回のリリースは大いに歓迎されるところです。(HMV)
【収録情報】
1.グノー:『ファウスト』〜「黄金の子牛の歌」[01:56]
2.グノー:『ファウスト』〜「眠ったふりをして聞こうとしないか」[02:45]
3.ビゼー:『美しきパースの娘』〜「トラ・ラ・ラ・トラ・ラ・ラ」[04:59]
4.リムスキー=コルサコフ:『サトコ』〜「荒々しい波が岩礁を」[03:04]
5.グリンカ:『皇帝に捧げた命』〜「あなたは真実を推測するだろう」(独語歌唱)[05:54]
6.ラフマニノフ:『アレコ』〜「月は高く輝く」(独語歌唱)[06:50]
7.ムソルグスキー:『ボリス・ゴドゥノフ』〜プロローグのアリア(独語歌唱)[07:07]
8.ヴェルディ:『シモン・ボッカネグラ』〜「悲しい胸の思いは」[04:46]
9.ヴェルディ:『ドン・カルロ』〜「彼女は私を愛したことがない」[07:02]
10.ロッシーニ:『セビーリャの理髪師』〜「陰口はそよ風のように」[04:08]
11.フレンニコフ:『から騒ぎ』〜「酔っ払いの歌」[02:31]
ニコライ・ギャウロフ(Bs)
ミュンヘン放送管弦楽団
ジョルジュ・プレートル(指揮)…1.2.7.8.9
アルフレード・アントニーニ(指揮)…3.4.5.6.10.11
録音時期:1966,1969年 ミュンヘン放送管弦楽団「日曜コンサート」
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初出! ケーゲル/歌劇『カレーの市民』(2CD)
ナチスによって敵視されたユダヤ人の音楽家達がドイツを後にするなか作曲され、1939年1月28日、ベルリンでヘルベルト・フォン・カラヤンの指揮により世界初演された3幕のドラマティックな作品です。
イギリス軍によって包囲されたフランスの港カレーで町を守る為に犠牲になるべく立ち上がった6人の人々を描いた、1347年の出来事に基づく物語です。
作品の解説及び物語の進行を助けるナレーションが入ります。所々にマスターに起因する破裂音が聴かれますこと、ご了承下さい。
モノラルながら良い音質。鋭く緊張感ある音と共に、聴く者を壮大なドラマに引きずり込む完成度の高い演奏です。(arbre)
【収録情報】
・ルドルフ・ヴァーグナー=レゲニー:歌劇『カレーの市民』全曲
ヘルムート・カファーン(バス)
マリア・クローネン
エルンスト・グルーバー、他
ライプツィヒ放送交響楽団&合唱団
ヘルベルト・ケーゲル(指揮)
録音時期:1958年3月18日
録音場所:ライプツィヒ
録音方式:モノラル(セッション)
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