ロンドンで開催されたカレーラスのチャリティ・コンサートのライヴ。友人であるバルツァやリッチャレルリ、ライモンディらが参加して、誰もが1度は聴いたことのあるポピュラー名曲を歌いあげている。華やかで和やかな雰囲気が手にとるように伝わってくる。
カレーラスのサルスエラ・アルバム『永遠の別れ』が価格を下げて再登場。祖国スペインの民族的なオペラであるサルスエラの名曲をカレーラスが共感を込めて熱唱する。
ヴェルディに感銘を受けた18歳のプッチーニが作曲したミサ曲。伝統を重んじて書かれた宗教曲ではあるのだが、人間的な感情にあふれる、プッチーニらしい音楽。カレーラスはもちろん、合唱団やシモーネの指揮するオーケストラも、人間讃歌を歌い上げる。
ドミンゴと人気を二分するカレーラス初のクリスマス・ソング。伸びやかで甘い歌声は、やはりイタリア歌曲風に聴こえるが、とても楽しめるアルバムになっている。伴奏の編曲が凝っていて面白い。ジャケットがいかにもクリスマスの雰囲気だ。
白血病との闘いを克服したカレーラスが、その健在ぶりと今後への意気込みを込めてすてきなアルバムを作ってくれた。メモリーをはじけロイド・ウェッバーのヒットソング全12曲。ほれぼれとする美声、愉悦の歌声…。絶妙な息づかいに感動するばかり!。
3大テナーのなかでも、ひときわ特徴あるハスキー・ヴォイスが魅力を醸し出すカレーラス。その大ヒット企画『パッション』に続編が登場した。ソロ楽器やオーケストラのための耳に親しんだメロディに、さてあたらしい魅力を付け加えることに成功したか?
いやはや、世はクロスオーヴァー公認時代へ。スタンダードとして懐かしいアメリカ映画のテーマとフランス・ブラジル合作の《黒いオルフェ》からの1曲を今世紀最大のテノールの1人カレーラスが歌う。こんな重厚なポピュラーって、もう別物ですよね。