ティーレマン&ウィーン・フィル
ブルックナー生誕200年記念プロジェクト「ブルックナー11/Bruckner 11」
2019年ウィーン楽友協会で収録された第2番&第8番
2024年のブルックナー生誕200年に向けたティーレマン&ウィーン・フィルによるプロジェクト「ブルックナー11/Bruckner 11」。「C major」の映像によるブルックナー交響曲全集は、第5交響曲、そして「習作交響曲」と呼ばれている「ヘ短調 WAB99」と「ニ短調 WAB100」をウィーン・フィル史上初めて演奏・収録した第1弾、そして第2弾はウィーン稿を使用した第1番と2021年8月のザルツブルク音楽祭をライヴ収録した第7番という組み合わせでした。今回は、2019年2月にウィーン楽友協会で収録された第2番と第8番の映像がリリースされます。
1866年に完成し1868年に初演された交響曲第1番ハ短調(第1稿)の次に、ブルックナーはニ短調の交響曲を1869年に作曲。当初この作品を「第2番」とするつもりでしたが、最終的にはこの作品には番号が付けられることなく、この作品は現在「交響曲第0番 WAB100」と呼ばれています。その後ブルックナーは交響曲第2番に取り掛かり、1972年9月に完成、翌1973年作曲者自身の指揮によりウィーン・フィルで初演されました。しかしその後も大幅に手を加え、1876年2月に再演されました(これが第2稿)。
ティーレマンは、ボーナス映像のインタビュー(日本語字幕あり)で第2番や初期の交響曲を演奏することに対してこのように述べています。「ブルックナーの初期の交響曲はもっと注目されてよい作品群です。ただ、これらの作品は指揮者にとっても大きな挑戦となるので、敬遠されていることも原因のひとつです。なぜなら、これら初期の交響曲は、詳細な勉強を重ねた上で演奏しないと、単に退屈でつまらない演奏になってしまうからです。しかも初期の交響曲たちは、最初から救いの手を差し伸べてはくれません。こちらが全身全霊をかけて作品に取り組んで、はじめて作品がこちらへと近づいてきてくれるのです」
一方、交響曲第8番については、交響曲として頂点を極めており、さらにはハース版については完璧だとティーレマンは語っています。ティーレマンはブルックナーの交響曲の中でもとりわけこの第8番を多く取り上げており、2007年にウィーン・フィルとはハース版を、2008年にベルリン・フィルとはノーヴァク版を、2009年シュターツカペレ・ドレスデンとはハース版を選択しています。ティーレマンはここでハース版を選択した理由について、そして他の歴史的指揮者たちの使用版についてもインタビューで述べています。
映像全集完成に向け、ますます期待の高まる内容となっています。(輸入元情報)
【収録情報】
ブルックナー:
● 交響曲第2番ハ短調 WAB102(第2稿/1877年)
● 交響曲第8番ハ短調 WAB108(ハース版/1939年)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリスティアーン・ティーレマン(指揮)
収録時期:2019年4月(第2番)、10月(第8番)
収録場所:ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)
映像監督:ディック・カイス
● 特典映像『ディスカヴァリング・ブルックナー』(言語:ドイツ語、字幕:英韓日)
各交響曲について、ティーレマンと音楽学者ヨハネス=レオポルド・マイヤー氏による対話
収録時間:205分(本編150分、徳典55分)
画面:カラー、16:9
音声:PCMステレオ、DTS 5.1
NTSC
Region All
レーベル : C Major
色彩 : カラー
画面サイズ : ワイドスクリーン
信号方式 : NTSC
リージョンコード : ALL
組み枚数 : 2
Powered by HMV
ティーレマン&ウィーン・フィル
ブルックナー生誕200年記念プロジェクト「ブルックナー11/Bruckner 11」
2019年ウィーン楽友協会で収録された第2番&第8番
2024年のブルックナー生誕200年に向けたティーレマン&ウィーン・フィルによるプロジェクト「ブルックナー11/Bruckner 11」。「C major」の映像によるブルックナー交響曲全集は、第5交響曲、そして「習作交響曲」と呼ばれている「ヘ短調 WAB99」と「ニ短調 WAB100」をウィーン・フィル史上初めて演奏・収録した第1弾、そして第2弾はウィーン稿を使用した第1番と2021年8月のザルツブルク音楽祭をライヴ収録した第7番という組み合わせでした。今回は、2019年2月にウィーン楽友協会で収録された第2番と第8番の映像がリリースされます。
1866年に完成し1868年に初演された交響曲第1番ハ短調(第1稿)の次に、ブルックナーはニ短調の交響曲を1869年に作曲。当初この作品を「第2番」とするつもりでしたが、最終的にはこの作品には番号が付けられることなく、この作品は現在「交響曲第0番 WAB100」と呼ばれています。その後ブルックナーは交響曲第2番に取り掛かり、1972年9月に完成、翌1973年作曲者自身の指揮によりウィーン・フィルで初演されました。しかしその後も大幅に手を加え、1876年2月に再演されました(これが第2稿)。
ティーレマンは、ボーナス映像のインタビュー(日本語字幕あり)で第2番や初期の交響曲を演奏することに対してこのように述べています。「ブルックナーの初期の交響曲はもっと注目されてよい作品群です。ただ、これらの作品は指揮者にとっても大きな挑戦となるので、敬遠されていることも原因のひとつです。なぜなら、これら初期の交響曲は、詳細な勉強を重ねた上で演奏しないと、単に退屈でつまらない演奏になってしまうからです。しかも初期の交響曲たちは、最初から救いの手を差し伸べてはくれません。こちらが全身全霊をかけて作品に取り組んで、はじめて作品がこちらへと近づいてきてくれるのです」
一方、交響曲第8番については、交響曲として頂点を極めており、さらにはハース版については完璧だとティーレマンは語っています。ティーレマンはブルックナーの交響曲の中でもとりわけこの第8番を多く取り上げており、2007年にウィーン・フィルとはハース版を、2008年にベルリン・フィルとはノーヴァク版を、2009年シュターツカペレ・ドレスデンとはハース版を選択しています。ティーレマンはここでハース版を選択した理由について、そして他の歴史的指揮者たちの使用版についてもインタビューで述べています。
映像全集完成に向け、ますます期待の高まる内容となっています。(輸入元情報)
【収録情報】
ブルックナー:
● 交響曲第2番ハ短調 WAB102(第2稿/1877年)
● 交響曲第8番ハ短調 WAB108(ハース版/1939年)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリスティアーン・ティーレマン(指揮)
収録時期:2019年4月(第2番)、10月(第8番)
収録場所:ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)
映像監督:ディック・カイス
● 特典映像『ディスカヴァリング・ブルックナー』(言語:ドイツ語、字幕:英韓日)
各交響曲について、ティーレマンと音楽学者ヨハネス=レオポルド・マイヤー氏による対話
収録時間:205分(本編150分、徳典55分)
画面:カラー、16:9、1080i
音声:PCMステレオ、DTS-HD MA 5.1
BD50
Region All
ブルーレイディスク対応機器で再生できます。
レーベル : C Major
色彩 : カラー
画面サイズ : ワイドスクリーン
リージョンコード : ALL
組み枚数 : 1
Powered by HMV
ティーレマン&ウィーン・フィル
ブルックナー生誕200年記念プロジェクト「ブルックナー11/Bruckner 11」
交響曲中もっとも改訂稿の多い第3番、唯一改訂されていない第6番
2024年のブルックナー生誕200年に向けたティーレマン&ウィーン・フィルによるプロジェクト「ブルックナー11(Bruckner 11)」。「C major」の映像によるブルックナー:交響曲全集は、第5交響曲そして「習作交響曲」と呼ばれている『ヘ短調 WAB99』と『ニ短調 WAB100』をウィーン・フィル史上初めて演奏・収録した第1弾、ウィーン稿を使用した第1番と2021年8月のザルツブルク音楽祭で演奏された第7番を収録した第2弾、そして第3弾は2019年にウィーン楽友協会で収録された第2番と第8番がリリースされ、さらにボーナス映像としてティーレマンと音楽学者のヨハネス=レオポルド・マイヤー氏による対話「ディスカヴァリング・ブルックナー」が各交響曲について収録されており、ブルックナーの交響曲への理解が一層深まり、映像全集完成に向け、ますます期待が高まっています。そして今回発売されるのは、交響曲第3番と第6番のカップリング。
まずリヒャルト・ワーグナーに献呈されたことから『ワーグナー』とも呼ばれている交響曲第3番。この作品は彼の交響曲の中で最も数多く改訂されたものとして有名であり、ブルックナー自身、彼の協力者、後代の楽譜編纂者によって何度も改訂されています。1872年に第1稿が完成したものの初演は1877年まで持ち越されました。長い年月を要したのは、すでに第2番の初演をめぐって揉めていたウィーン・フィルが第3番の初演にも躊躇し、この作品を演奏不可能と判断したからです。そして1877年12月16日、ブルックナー自身が指揮をした初演は大失敗に終わり、この時の経験は彼の人生における最大の挫折のひとつとなり、修正や改訂は13年後まで続けられ、大幅に縮約され再演された最終稿は成功を収めました。
ティーレマンは本演奏で第2稿(1877年/ノーヴァク版)を使用しています。ティーレマンは版の選択について以下のように述べています。「演奏される機会の多い第3稿(1889年)は非常に簡略化されています。価値ある多くの要素が省略されて、非常に短くされてしまっているので第2稿を使用することに決めました。(中略)第1稿は、私自身は気に入っていますが、ワーグナーに大きな影響を受けつつ彼に捧げることで、ブルックナーは少しばかり自分を見失っていたのかもしれません。しかし第2稿の終わりでは再び自分自身のスタイルを見出したことがよく分かり、最も完成度が高い版といえるでしょう。」また、ブルックナー作品の楽譜の完全全集では独立して出版されている「1876年版アダージョ」は、今後ウィーン・フィルと録音する予定もあるとのこと。
そして第3番と反して殆ど改訂されていない交響曲第6番。当時第4番の成功で背中を押されていたブルックナーでしたが、ウィーンの聴衆の反応は冷ややかなものがあり、彼の存命中には全曲演奏されることはなく(ウィーン・フィルが第2・3楽章を部分初演)、ブルックナーの死から2年後、グスタフ・マーラー指揮により短縮版が演奏されただけでありました。とはいえこの第6番は、ブルックナーの全作品中、最も霊感と魅力に満ちた瞬間を持つ大胆で輝かしい作品。しかし多くの指揮者が取り上げる第4、7、8、9番と比べると、第1、2、3、6番はまだまだ知り尽くされていない作品でもあります。ティーレマンも若い頃には実演に接する機会もなく、最初に第6番の演奏を聴いたのはムーティ指揮ベルリン・フィルだといいます。現在「ブルックナー指揮者」ともいわれるティーレマンでも第6番の交響曲の演奏頻度多くはなく、今回改めてウィーン・フィルと作品を掘り下げることは、自身の発見の旅でもあったと語っています。(輸入元情報)
【収録情報】
ブルックナー:
1. 交響曲第3番ニ短調 WAB.103(1877年第2稿、ノーヴァク版)
2. 交響曲第6番イ長調 WAB.106
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリスティアーン・ティーレマン(指揮)
収録時期:2020年11月(1)、2022年4月(2)
収録場所:ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)
● 特典映像『ディスカヴァリング・ブルックナー』(言語:ドイツ語、字幕:英韓日)
各交響曲について ティーレマンと音楽学者ヨハネス=レオポルド・マイヤー氏による対話
レーベル : C Major
色彩 : カラー
画面サイズ : ワイドスクリーン
リージョンコード : ALL
組み枚数 : 1
Powered by HMV
ティーレマン&ウィーン・フィル
ブルックナー生誕200年記念プロジェクト「ブルックナー11/Bruckner 11」
交響曲中もっとも改訂稿の多い第3番、唯一改訂されていない第6番
2024年のブルックナー生誕200年に向けたティーレマン&ウィーン・フィルによるプロジェクト「ブルックナー11(Bruckner 11)」。「C major」の映像によるブルックナー:交響曲全集は、第5交響曲そして「習作交響曲」と呼ばれている『ヘ短調 WAB99』と『ニ短調 WAB100』をウィーン・フィル史上初めて演奏・収録した第1弾、ウィーン稿を使用した第1番と2021年8月のザルツブルク音楽祭で演奏された第7番を収録した第2弾、そして第3弾は2019年にウィーン楽友協会で収録された第2番と第8番がリリースされ、さらにボーナス映像としてティーレマンと音楽学者のヨハネス=レオポルド・マイヤー氏による対話「ディスカヴァリング・ブルックナー」が各交響曲について収録されており、ブルックナーの交響曲への理解が一層深まり、映像全集完成に向け、ますます期待が高まっています。そして今回発売されるのは、交響曲第3番と第6番のカップリング。
まずリヒャルト・ワーグナーに献呈されたことから『ワーグナー』とも呼ばれている交響曲第3番。この作品は彼の交響曲の中で最も数多く改訂されたものとして有名であり、ブルックナー自身、彼の協力者、後代の楽譜編纂者によって何度も改訂されています。1872年に第1稿が完成したものの初演は1877年まで持ち越されました。長い年月を要したのは、すでに第2番の初演をめぐって揉めていたウィーン・フィルが第3番の初演にも躊躇し、この作品を演奏不可能と判断したからです。そして1877年12月16日、ブルックナー自身が指揮をした初演は大失敗に終わり、この時の経験は彼の人生における最大の挫折のひとつとなり、修正や改訂は13年後まで続けられ、大幅に縮約され再演された最終稿は成功を収めました。
ティーレマンは本演奏で第2稿(1877年/ノーヴァク版)を使用しています。ティーレマンは版の選択について以下のように述べています。「演奏される機会の多い第3稿(1889年)は非常に簡略化されています。価値ある多くの要素が省略されて、非常に短くされてしまっているので第2稿を使用することに決めました。(中略)第1稿は、私自身は気に入っていますが、ワーグナーに大きな影響を受けつつ彼に捧げることで、ブルックナーは少しばかり自分を見失っていたのかもしれません。しかし第2稿の終わりでは再び自分自身のスタイルを見出したことがよく分かり、最も完成度が高い版といえるでしょう。」また、ブルックナー作品の楽譜の完全全集では独立して出版されている「1876年版アダージョ」は、今後ウィーン・フィルと録音する予定もあるとのこと。
そして第3番と反して殆ど改訂されていない交響曲第6番。当時第4番の成功で背中を押されていたブルックナーでしたが、ウィーンの聴衆の反応は冷ややかなものがあり、彼の存命中には全曲演奏されることはなく(ウィーン・フィルが第2・3楽章を部分初演)、ブルックナーの死から2年後、グスタフ・マーラー指揮により短縮版が演奏されただけでありました。とはいえこの第6番は、ブルックナーの全作品中、最も霊感と魅力に満ちた瞬間を持つ大胆で輝かしい作品。しかし多くの指揮者が取り上げる第4、7、8、9番と比べると、第1、2、3、6番はまだまだ知り尽くされていない作品でもあります。ティーレマンも若い頃には実演に接する機会もなく、最初に第6番の演奏を聴いたのはムーティ指揮ベルリン・フィルだといいます。現在「ブルックナー指揮者」ともいわれるティーレマンでも第6番の交響曲の演奏頻度多くはなく、今回改めてウィーン・フィルと作品を掘り下げることは、自身の発見の旅でもあったと語っています。(輸入元情報)
【収録情報】
ブルックナー:
1. 交響曲第3番ニ短調 WAB.103(1877年第2稿、ノーヴァク版)
2. 交響曲第6番イ長調 WAB.106
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリスティアーン・ティーレマン(指揮)
収録時期:2020年11月(1)、2022年4月(2)
収録場所:ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)
● 特典映像『ディスカヴァリング・ブルックナー』(言語:ドイツ語、字幕:英韓日)
各交響曲について ティーレマンと音楽学者ヨハネス=レオポルド・マイヤー氏による対話
レーベル : C Major
色彩 : カラー
画面サイズ : ワイドスクリーン
信号方式 : NTSC
リージョンコード : ALL
組み枚数 : 2
Powered by HMV
ロバート・カーセン演出、クリスティ指揮レザール・フロリサンによる、
2020年12月にウィーンで上演された『プラテー』
ファッション界のレジェンド、ラガーフェルドをモデルに
神話の世界がパリのオートクチュールに!
ロバート・カーセン演出、ウィリアム・クリスティ指揮レザール・フロリサンによる、2020年12月にアン・デア・ウィーン劇場で上演されたラモーの歌劇『プラテー』。本作は2014年に新演出として上演されましたが、その際はクリスティの不調により代役としてポール・アグニューが指揮しました。
ラモーの『プラテー』は1745年に初演。カエルの女王プラテーとギリシャ神話の神々による喜劇。このロバート・カーセンの演出では神話的な出来事は読み替えられ、パリのオートクチュールの世界で起こります。大神ジュピテルはファッション界の皇帝ともいわれるカール・ラガーフェルド[1933-2019]をモデルとして描かれています。カール・ラガーフェルドは、シャネルやフェンディなどのデザイナーとして長年ファッション界を牽引した「レジェンド」です。シャネルのようなブランド・マークがあらわれたり、カール・ラガーフェルドの愛猫シュペットをモデルにした本物の猫、バロック音楽に合わせて躍る激しいダンサーたちなど、この独創的でモダンな演出は初演時から話題となっていただけに嬉しい映像化です。また、そこには人を美醜で判断することによって起こる差別、消費社会の罪深さなどファッション業界や現代社会で起こっている問題を提起するような演出となっています。(輸入元情報)
【収録情報】
● ラモー:歌劇『プラテー』全曲
マルセル・ベークマン(テノール)
ジャニーヌ・ド・ビク(ソプラノ)
シリル・オヴィティ(テノール)
マルク・モイヨン(テノール)
エドウィン・クロスリー=マーサー(バス・バリトン)
エマニュエル・デ・ネグリ(ソプラノ)
エミリー・レナード(メゾ・ソプラノ)
イロナ・レヴォルスカヤ(ソプラノ)
バドライク・ローワン(バス・バリトン)
アルノルト・シェーンベルク合唱団
エルヴィン・オルトナー(合唱指揮)
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)
演出:ロバート・カーセン
舞台・衣装:ギデオン・デイヴイ
照明:ロバート・カーセン、ペーター・ヴァン・プラテ
収録時期:2020年12月
収録場所:アン・デア・ウィーン劇場(ライヴ)
映像監督:ダヴィデ・マンシーニ
特典映像:舞台裏インタビュー
収録時間:170分(本編138分、特典32分)
画面:カラー、16:9
音声:PCMステレオ、DTS 5.1
原語:フランス語
字幕:仏独英韓日(本編)、英独(特典)
NTSC
Region All
レーベル : C Major
色彩 : カラー
画面サイズ : ワイドスクリーン
信号方式 : NTSC
リージョンコード : ALL
組み枚数 : 2
Powered by HMV
ティーレマン&ウィーン・フィル
ブルックナー生誕200年記念プロジェクト『ブルックナー11/Bruckner 11』遂に完成!
最後は、第4番『ロマンティック』と未完の第9番
2024年のブルックナー生誕200年に向けたティーレマン&ウィーン・フィルによるプロジェクト『ブルックナー11/Bruckner 11』。「C major」の映像によるブルックナー交響曲全集は、第5交響曲、そして『習作交響曲』と呼ばれているヘ短調 WAB99とニ短調 WAB100をウィーン・フィル史上初めて演奏・収録した第1弾。ウィーン稿を使用した第1番と2021年8月のザルツブルク音楽祭で演奏された第7番を収録した第2弾。第3弾は、2019年にウィーン楽友協会で収録された第2番と第8番。そして交響曲中もっとも改訂稿の多い第3番と唯一改訂されていない第6番という組み合わせでリリースされた第4弾。今回発売されるシリーズ最後となる第5弾は、ともにザルツブルク音楽祭で演奏された第4番と第9番を収録したディスクです。
『ロマンティック』という副題や、長大すぎない演奏時間であることから、ブルックナーの9曲の交響曲の中で最も人気の高い交響曲第4番。ティーレマンは、ブルックナーの最終イメージに最も近いと評価されているハース版第2稿で演奏。遅めのテンポで一音一音丁寧に紡ぎだされるブルックナーの世界を描き出しています。
そしてブルックナー最後の交響曲で、フィナーレの第4楽章を作曲途中で作曲家自身が亡くなったため、未完に終わった交響曲第9番。ブルックナーのもとに残された第4楽章の自筆譜には、さまざまな段階のスケッチが存在しており、それを素材として、フラグメントとして演奏するか、あるいは補筆完成して演奏するというような指揮者もいますが、ティーレマンはこのように述べています。
「このままで良いと思います。足りない部分はあるのでしょうか? 確かに補筆完成の取り組みは良いですが、第3楽章まで素晴らしい演奏が行われ、完全な静寂の中に消えていくのも悪くはありません。いえ、とても良いことでしょう。若い頃に聴いたカラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏の感動的な沈黙を忘れることが出来ません。」
そして一連のウィーン・フィルとのブルックナーの演奏・収録については、「ベートーヴェンの交響曲のチクルスや、ワーグナー『リング』の演奏ように、過去に遡って自身の学んできたことを思い出し、新しい視座を与えてくれるものでした。そして聴衆はブルックナーと共に、彼の長年にわたる創作の発展を体感することができるでしょう。それをウィーン・フィルと取り組めて本当に幸運でした。」(輸入元情報)
【収録情報】
ブルックナー:
1. 交響曲第4番変ホ長調 WAB104『ロマンティック』(1880年第2稿 ハース校訂、1936年出版)
2. 交響曲第9番ニ短調 WAB109(原典版 新全集IX ノーヴァク校訂、1951年出版)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリスティアーン・ティーレマン(指揮)
収録時期:2020年8月(1)、2022年7月(2)
収録場所:ザルツブルク祝祭大劇場(ライヴ)
● 特典映像『ディスカヴァリング・ブルックナー』(言語:ドイツ語、字幕:英韓日)
各交響曲について ティーレマンと音楽学者ヨハネス=レオポルド・マイヤー氏による対話
収録時間:197分(本編142分、特典55分)
画面:カラー、16:9、1080i
音声:PCMステレオ、DTS-HD MA 5.0
BD50
Region All
ブルーレイディスク対応機器で再生できます。
レーベル : C Major
色彩 : カラー
画面サイズ : ワイドスクリーン
リージョンコード : ALL
組み枚数 : 1
Powered by HMV
ティーレマン&ウィーン・フィル
ブルックナー生誕200年記念プロジェクト『ブルックナー11/Bruckner 11』遂に完成!
最後は、第4番『ロマンティック』と未完の第9番
2024年のブルックナー生誕200年に向けたティーレマン&ウィーン・フィルによるプロジェクト『ブルックナー11/Bruckner 11』。「C major」の映像によるブルックナー交響曲全集は、第5交響曲、そして『習作交響曲』と呼ばれているヘ短調 WAB99とニ短調 WAB100をウィーン・フィル史上初めて演奏・収録した第1弾。ウィーン稿を使用した第1番と2021年8月のザルツブルク音楽祭で演奏された第7番を収録した第2弾。第3弾は、2019年にウィーン楽友協会で収録された第2番と第8番。そして交響曲中もっとも改訂稿の多い第3番と唯一改訂されていない第6番という組み合わせでリリースされた第4弾。今回発売されるシリーズ最後となる第5弾は、ともにザルツブルク音楽祭で演奏された第4番と第9番を収録したディスクです。
『ロマンティック』という副題や、長大すぎない演奏時間であることから、ブルックナーの9曲の交響曲の中で最も人気の高い交響曲第4番。ティーレマンは、ブルックナーの最終イメージに最も近いと評価されているハース版第2稿で演奏。遅めのテンポで一音一音丁寧に紡ぎだされるブルックナーの世界を描き出しています。
そしてブルックナー最後の交響曲で、フィナーレの第4楽章を作曲途中で作曲家自身が亡くなったため、未完に終わった交響曲第9番。ブルックナーのもとに残された第4楽章の自筆譜には、さまざまな段階のスケッチが存在しており、それを素材として、フラグメントとして演奏するか、あるいは補筆完成して演奏するというような指揮者もいますが、ティーレマンはこのように述べています。
「このままで良いと思います。足りない部分はあるのでしょうか? 確かに補筆完成の取り組みは良いですが、第3楽章まで素晴らしい演奏が行われ、完全な静寂の中に消えていくのも悪くはありません。いえ、とても良いことでしょう。若い頃に聴いたカラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏の感動的な沈黙を忘れることが出来ません。」
そして一連のウィーン・フィルとのブルックナーの演奏・収録については、「ベートーヴェンの交響曲のチクルスや、ワーグナー『リング』の演奏ように、過去に遡って自身の学んできたことを思い出し、新しい視座を与えてくれるものでした。そして聴衆はブルックナーと共に、彼の長年にわたる創作の発展を体感することができるでしょう。それをウィーン・フィルと取り組めて本当に幸運でした。」(輸入元情報)
【収録情報】
ブルックナー:
1. 交響曲第4番変ホ長調 WAB104『ロマンティック』(1880年第2稿 ハース校訂、1936年出版)
2. 交響曲第9番ニ短調 WAB109(原典版 新全集IX ノーヴァク校訂、1951年出版)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリスティアーン・ティーレマン(指揮)
収録時期:2020年8月(1)、2022年7月(2)
収録場所:ザルツブルク祝祭大劇場(ライヴ)
● 特典映像『ディスカヴァリング・ブルックナー』(言語:ドイツ語、字幕:英韓日)
各交響曲について ティーレマンと音楽学者ヨハネス=レオポルド・マイヤー氏による対話
収録時間:197分(本編142分、特典55分)
画面:カラー、16:9
音声:PCMステレオ、DTS 5.0
NTSC
Region All
レーベル : C Major
色彩 : カラー
画面サイズ : ワイドスクリーン
信号方式 : NTSC
リージョンコード : ALL
組み枚数 : 2
Powered by HMV
現代最高のプッチーニ歌いクリスティーネ・オポライス
チリ生まれの注目テノール、ジョナサン・テテルマン
注目のキャストによるアン・デア・ウィーン劇場『トスカ』
2022年1月にウィーンのアン・デア・ウィーン劇場で上演されたプッチーニの名作『トスカ』。1800年のローマを舞台に、美貌の歌姫トスカと画家カヴァラドッシの悲恋の物語が、プッチーニの甘美な旋律と劇的なオーケストラで描かれる傑作オペラです。
本上演は、マルク・アルブレヒト指揮、ウィーン放送交響楽団による演奏で、主役トスカには「現代最高のプッチーニ歌い」と称されるクリスティーネ・オポライス、そして恋人のカヴァラドッシには、チリ生まれアメリカ育ちのジョナサン・テテルマン。DGから「プッチーニ:アリア集」をリリースした注目のテノール歌手。マルティン・クシェイの大胆な演出、オポライスのドラマティックな歌唱、そして若きテノール、テテルマンの情熱的なカヴァラドッシと、見ごたえのある上演です。
アン・デア・ウィーン劇場は、モーツァルトのオペラ『魔笛』の台本を書いたエマヌエル・シカネーダーによって1801年に建設され、ベートーヴェンも『フィデリオ』、交響曲2、3、5、6番の初演を行った、ウィーン国立歌劇場やフォルクスオーパーよりも古いウィーン最古の歴史的な劇場です。現在は2024年のリニューアル・オープンに向けて改修工事のため閉館しています。
【あらすじ】
1800年6月。ナポレオン軍が欧州で勢いを増し、ローマ共和国が廃止され教皇国家が復活した頃。画家のカヴァラドッシは、脱獄してきた政治犯アンジェロッティの逃亡を手助けします。そのことが明らかになり、カヴァラドッシは警視総監スカルピアに捕らえられ死刑が告げられます。カヴァラドッシの恋人トスカは、カヴァラドッシを助けようとスカルピアに懇願しますが、スカルピアはトスカを脅迫して性的関係を迫ります。ここでトスカによって歌われるのが「歌に生き、愛に生き」。トスカは逃亡するための通行手形をスカルピアに要求。その時、揉み合ってトスカはスカルピアをナイフで刺し殺してしまいます。終幕では、収監されているカヴァラドッシがトスカへの愛の手紙を書いている途中に感極まって歌うアリア「星は光りぬ」はオペラのクライマックス。そしてトスカはカヴァラドッシの元へ行き、通行手形を手に入れスカルピアを殺したことを伝えます。2人はつかの間の自由を喜びますが、見せかけの処刑であるはずが、カヴァラドッシは本当に処刑されてしまい、最後にトスカもそれを追って命を断ち、オペラは悲劇に終わります。(輸入元情報)
【収録情報】
● プッチーニ:歌劇『トスカ』全曲
クリスティーネ・オポライス(トスカ/ソプラノ)
ジョナサン・テテルマン(カヴァラドッシ/テノール)
ガボール・ブレッツ(スカルピア/バリトン)
ラファウ・パウヌク(シャルローネ/バリトン)
イヴァン・ジノヴィエフ(アンジェロッティ/バス)
アンドリュー・モルシュタイン(スポレッタ/テノール)
ゾフィー・オーエスキー(アッタヴァンティ公爵夫人)、他
アルノルト・シェーンベルク合唱団
ウィーン放送交響楽団
マルク・アルブレヒト(指揮)
演出:マルティン・クシェイ
装置:アンネッテ・ムルシェツ
衣裳:スー・シグモンド
照明:ラインハルト・トラウプ
収録時期:2022年1月
収録場所:アン・デア・ウィーン劇場(ライヴ)
映像監督:ティツィアーノ・マンシーニ
収録時間:123分
画面:カラー、16:9、1080i
音声:PCMステレオ、DTS-HD MA 5.1
歌唱言語:イタリア語
字幕:伊英独仏西韓日
BD50
Region All
ブルーレイディスク対応機器で再生できます。
レーベル : C Major
色彩 : カラー
画面サイズ : ワイドスクリーン
リージョンコード : ALL
組み枚数 : 1
Powered by HMV
・本編ディスク(BD)
本編(84分)、予告編、メイキング(15分)
ここでしか聴けない裏話満載オーディオコメンタリー(河崎実+植田圭輔+吉田綾乃クリスティー)収録
・特典ディスク(DVD)
映画の舞台裏をとらえた貴重なスペシャルメイキング、チケット即完売の舞台挨拶映像(約60分)収録