むかしむかし、神さまはいちばんたいせつなおくりものでこの世界を祝福なさいました。それは、神さまのみ子イエスさま!
リコーダーと通奏低音のためのソナタ集
フランスを代表するリコーダー奏者、クリスティアン・マンドーズの吹くヘンデルのリコーダーのためのソナタとバッハのフルートのためのソナタ。クリスティアン・マンドーズは1948年トゥーロンの生まれ。1981年にムジカ・アンティカ(・メディテラネア)を結成、南仏におけるバロック音楽の旗手となりました。またコンチェルト・ケルンの団員としても活躍。
マンドーズのリコーダーは技術的に完璧なのはもちろん、明るく温かい音色と人懐っこい歌いまわしが大変魅力的で、それはヘンデルで存分に感じられます。一方、バッハの作品は本来横笛フルートのための作品ですが、マンドーズのリコーダーでは親しみやすさが前に出るのが面白いところ。BWV.1020とBWV.1031はバッハの真筆かどうか長いこと議論されてきている曲ですが、マンドーズのリコーダー演奏で聴くと、そういった議論とは別に純粋に素敵な曲だと改めて実感させられます。(輸入元情報)
【収録情報】
ヘンデル:
● ソナタ ニ短調 HWV.367a『フィッツウィリアム・ソナタ第3番』
● ソナタ 変ロ長調 HWV.377『フィッツウィリアム・ソナタ第1番』
● ソナタ イ短調 Op.1-4, HWV.362
● ソナタ ハ長調 Op.1-7, HWV.365
● ソナタ ヘ長調 Op.1-11, HWV.369
J.S.バッハ:
● ソナタ ホ長調 BWV.1035
● ソナタ ト短調 BWV.1020
● ソナタ 変ホ長調 BWV.1031
クリスティアン・マンドーズ(リコーダー)
コリンヌ・ベティラック(チェンバロ)
フィリップ・フロン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
Charles-Edouard Fantin(バロック・ギター)
録音時期:2021年10月
録音場所:フランス、オクシタニー地域圏エロー県アサス
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
Powered by HMV
いまや実力・人気ともに日本を代表するピアニストの一人である菊池洋子が、
鍵盤楽器奏者にとって大きな挑戦であるJ.S.バッハの不朽の名作《ゴルトベルク変奏曲》を収録。
バッハ鍵盤音楽の金字塔と捉えられている《ゴルトベルク》ですが、菊池は献身的に一つひとつの音を紡ぎだし、
この孤高の作品を丁寧に織りなしていきます。
菊池洋子が音楽家として《ゴルトベルク》と真摯に向き合い、現代における新たなJ.S.バッハ像を追い求めた演奏です。
パキスタン北部の美しいスワート渓谷にやってきたイスラム武装組織タリバンは、人々から音楽を奪い、仏像を破壊し、女子が学校に行くのを禁じた。少女マララは、当地の実情を英国BBCのサイトに日記形式で連載、女子が教育を受ける権利を訴えて世界の注目を集める。2012年、15歳になったマララはタリバンに銃撃され重傷を負うが、彼女の歩みは止まることはなかったー。ノーベル平和賞を史上最年少で受賞した著者の手記。
じっくりと深化していくブラームス語法
行きつく先は弦楽四重奏伴奏による『4つの厳粛な歌』
ブラームス晩年の傑作歌曲『4つの厳粛な歌』を頂点に据え、声楽曲とピアノ独奏曲を絡めて構成したアルバムです。愛について歌いながらも、どこか超越した雰囲気をもつ形而上学的な音楽が続き、最後の『4つの厳粛な歌』が本来のピアノ伴奏ではなく弦楽四重奏伴奏になっていることで、特別感のあるクライマックスが築かれています。この曲のもつ懐の深さ、一音一音を踏みしめる重みが、原曲とは一味違った質感で表現された魅力的な編曲です。
マリー=クロード・シャピュイはスイスのメゾ・ソプラノ歌手。バロック・オペラや宗教曲での活躍が多く、ノリントン、ヤーコプス、アーノンクール、シャイーらと共演しています。(輸入元情報)
【収録情報】
ブラームス:
1. 青春の歌 Op.63-5
2. 永遠の愛について Op.43-1
3. お前の青い瞳 Op.59-8
4. 日曜日の朝 Op.49-1
5. 間奏曲 Op.116-4
6. ドイツ民謡集 WoO33より
第5曲『太陽はもう輝かない』
第6曲『谷底で』
第25曲『私の恋人の唇はバラ色』
7. 心変わり Op.48-2
8. カプリッチョ Op.116-3
9. 2つの歌曲 Op.91
第1曲『満たされた憧れ』
第2曲『聖なる子守歌』
10. カプリッチョ Op.116-1
11. 4つの厳粛な歌 Op.121(ジャン=ピエール・メクリ編、弦楽四重奏伴奏版)
第1曲『世の人に挑むなら』
第2曲『私は全ての虐げを見た』
第3曲『おお死よ、何と苦痛に満ちたものか』
第4曲『たとえ私が、人々、天使の言葉で語ろうとも』
マリー=クロード・シャピュイ(メゾソプラノ)
クリスティアン・シャモレル(ピアノ)
ハンス・エディジ(ヴィオラ:9)
シネ・ノミネ四重奏団(11)
録音時期:2021年1月14-16日
録音場所:スイス、ラ・ショー=ド=フォン、サル・ド・ミュジーク
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
ピアノ独奏曲(5,8,10)
Powered by HMV
クリスティアン・ツァハリアスの格調高く洗練された
一流のテクニックで聴く『フランス組曲』
1950年ドイツ生まれのピアニスト、クリスティアン・ツァハリアス。1969年ジュネーヴ国際音楽コンクール2位、1973年ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール2位、1975年パリ・ラヴェル・コンクールで優勝と華々しい実績を誇り、ピアニストとして国際的な活動を展開。1976年以降はレコーディングやテレビ・ラジオ番組にも出演。1985年から「France-Musique」で司会を務めるなど多方面で活躍しています。また、1999/2000年シーズンからピアニストだけではなく指揮者としての活動をスタート。1992年にスイス・ロマンド管弦楽団を指揮してデビュー後は各地のオーケストラと共演を重ね、現在は、2020年からポルトガルのシンフォニカ・ド・ポルト・カーサ・ダ・ムジカの首席指揮者、2021/22年シーズンからグラナダ市管弦楽団の首席客演指揮者、またオーヴェルニュ管弦楽団のアソシエイト・コンダクター、ジョルジェ・エネスク国立フィルハーモニー管弦楽団の名誉指揮者に任命されるなど、精力的に指揮活動も続けています。
ツァハリアスはこれまでにも「MDG」にモーツァルトのピアノ協奏曲をはじめ様々な録音を残しており、2022年末にはハイドンのピアノ・ソナタ選集をリリース。今回はJ.S.バッハのフランス組曲を中心としたプログラムを録音。バッハ自身が命名したタイトルではありませんが、洗練された音楽がフランス的な香りがする優雅で親しみやすい曲集。ツァハリアスは洗練された解釈、一流のテクニックに裏付けされた格調高い演奏を聴かせてくれます。(輸入元情報)
【収録情報】
J.S.バッハ:
● パルティータ 第3番イ短調 BWV.827
● フランス組曲 第2番ハ短調 BWV.813
● フランス組曲 第5番ト長調 BWV.816
● フランス組曲 第3番ロ短調 BWV.814
クリスティアン・ツァハリアス(ピアノ)
使用楽器:1901年製スタインウェイ・コンサート・グランド・ピアノ D,1901「Manfred Burki」
録音時期:2022年
録音方式:ステレオ(デジタル)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND
Powered by HMV
アガサ・クリスティーが刷新した推理小説のルール、パトリシア・ハイスミスがひらいたドメスティック・ノワールの世界、シカゴを闊歩するサラ・パレツキーの私立探偵…。作家たちへのインタビューと新旧傑作の紹介でたどる100年の系譜。英語圏女性犯罪作家クロニクル。
スペイン語による世俗カンタータ集〜ダストルガ、デ・セルケイラ、デ・トーレス作品集
クリスティーナ・バヨン・アルバレス (S)、ノエリア・レベルテ・レシェ (gamba)、ディエゴ・レヴェリク (archlute)、フェデリコ・デル・ソルド (cem)
バロック後期にスペイン語で演奏されていたソプラノ独唱による世俗カンタータを集めたアルバム。歌はマラガ大聖堂のイリバレンの書いたユニークな宗教音楽アルバムで表情豊かな歌唱を聴かせていたクリスティーナ・バヨン・アルバレス。イリバレンではフラメンコばりにカスタネットが鳴り響く曲もあったりしたのが記憶に新しいですが、その時の指揮とチェンバロは今回のレコーディングにも参加しているフェデリコ・デル・ソルドでした。
▶ Brilliant Classics 検索
作品情報
18世紀前半に活躍していたスペインゆかりの作曲家による愛と喪失の室内カンタータを収録。内訳は、ダストルガが約29分、デ・セルケイラが約6分、デ・トーレスが約23分。ダストルガはカール6世、デ・セルケイラはカルロス2世とフェリペ5世、デ・トーレスはフェリペ5世の治世と関係がありました。
作曲家情報ダストルガ
オペラの題材にもなった生涯
有名な「スターバト・マーテル」のほか、150曲以上の室内カンタータなどを遺したバロック後期の作曲家、ダストルガの生涯は謎だらけですが、一部の出来事が注目を集めて尾ひれがつき、やがて空想まで交えた状態で語られてもきました。その最たるものがロマン派の作曲家、ヨハン・ヨーゼフ・アーベルト[1832-1915]の書いたドイツ語オペラ「アストルガ」[1866]で、精神を病んだアストルガが恋人の歌う「スターバト・マーテル」のおかげで正気になるという不思議な場面まであるということで驚きます。そしてそのオペラのウィーン上演の告知を意図したものなのか、ヨーゼフ・シュトラウスがポプリ「アストルガ」を書いていたのも驚きでした(その楽譜をウィーンで発見したのは日本ヨハン・シュトラウス協会理事の若宮由美氏)。
スペイン継承戦争ではハプスブルク側
現実のダストルガの生涯はオペラほど荒唐無稽なものではなく、21歳から34歳までの重要な時期に、欧州各地で「スペイン継承戦争」がおこなわれていたことを併せて考えるとわかりやすくなると考えられます。ダストルガが生涯に過ごした地域は、イタリアのほか、オーストリア、ポルトガル、イギリスなど反ブルボン側であり、これはイタリア人ゆえに帰属先がブルボン側(スペインとフランス)ではなかったことが要因でしょう。
スペイン系のシチリア貴族
ダストルガの本名は、エマヌエーレ・ジョアッキーノ・チェーザレ・リンコン・バローネ・ダストルガという長いもので、1680年3月20日に、スペイン・ハプスブルク朝の統治するシチリア島で誕生しています。生地はシチリア島南東部のアウグスタ、生家はスペイン系のシチリア人一族で、曽祖父の代からアウグスタのオリアストロ、ミライナ、モルティレット地区を領有する男爵となったシチリア貴族でもありました。ダストルガはスペイン継承戦争の13年間は反ブルボン側地域で活動していましたが、スペイン・ハプスブルク朝の統治下で生まれ育っていたので、ヴェルサイユ生まれのフェリペ5世によるスペイン・ブルボン朝には抵抗があったということかもしれません。
大地震でパレルモに転居
ダストルガが13歳の1693年には、シチリア島南東部を「ヴァル・ディ・ノート大地震」が襲って6万人以上が亡くなり、生地アウグスタも半壊の状態となったため、ダストルガ家は、シチリア島北部の首都パレルモに転居しています。
同地では、パレルモ生まれのアレッサンドロ・スカルラッティ[1660-1725]の実弟のフランチェスコ・スカルラッティ[1666-1741]が1691年から1715年まで活躍しており、ダストルガは彼に師事したと考えられています。
1698年、18歳のときには、オペラ「敵の妻」を作曲していますが、これは貴族の私邸で上演されたもので、ダストルガ自身と兄弟をはじめ、出演者は全て貴族という内輪なものでした。
スペイン継承戦争勃発
Powered by HMV
世界一の名探偵ポアロはイギリスの田舎で暮らしていた。ある日、村の屋敷“スタイルズ荘”で毒殺事件が起こる。悪い噂がある夫、金に困った息子、有名な毒物博士…屋敷には怪しい人ばかり。とても苦い毒薬をこっそり被害者に飲ませる方法は?毒が効くまでに時間がかかったのはなぜ?謎だらけの事件を前に、名探偵ポアロの“灰色の脳細胞”が冴えわたる!