クリスチャン・フェラス/ドイツでのヴァイオリン・リサイタル 1953〜1965年
「MELOCLASSIC」ご贔屓のクリスチャン・フェラス[1933-1982]のドイツでのヴァイオリン・ソナタを中心に収録。ピアノはもちろんピエール・バルビゼ[1922-1990]。
ベートーヴェンの3曲、シューマン、エネスコの3曲はいずれも商業録音も残しましたが、ここではよりのびのびしているように思われます。シューベルトとバルトークは商業録音はなかったのではないでしょうか。いずれにおいてもフェラスの自由で魅惑的なヴァイオリンを、バルビゼの懐深い伴奏がしっかり受け止めている名演です。(輸入元情報)
【収録情報】
● ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24『春』
● シューマン:ヴィオリン・ソナタ第2番ニ短調 Op.121
● エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調 Op.25
1959年9月25日、ドイツ、エッティンゲン ライヴ録音(モノラル)
● ラヴェル:ツィガーヌ
1953年11月12日、シュトゥットガルト 放送スタジオ録音(モノラル)
● シューベルト:ピアノ・ソナタ第3番ト短調 D.408, Op.137
1954年5月5日、ケルン 放送スタジオ録音(モノラル)
● バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2番 Sz.76
1959年10月2日、ハンブルク 放送スタジオ録音(モノラル)
● ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調 Op.23
1960年4月31日、フランクフルト 放送スタジオ録音(モノラル)
● ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番ト短調 Op.96
1965年3月19日、ケルン 放送スタジオ録音(モノラル)
クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
ピエール・バルビゼ(ピアノ)
簡易収納紙ケース装丁
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クリスチャン・フェラス/ヨーロッパでの楽旅 1961〜1974年
クリスチャン・フェラスの協奏曲を中心とした録音を集めています。1960年代からフェラスが第一線を退く直前の1974年まで。目玉はシェーンベルクのヴァイオリン協奏曲でしょう。フェラスは商業録音を残していませんし、ライヴ録音でも初めてではないでしょうか。ロベール・ド・フラニはリヨンの作家、政治家であるロベール・プロトン・ド・ラ・シャペル[1894-1982]の芸名。『ダヌビアナ』は「ドナウ風の」といった意味あいの言葉で、曲中何度かワルツが用いられています。世界初演でのライヴ録音。ルクセンブルクでのラロのスペイン交響曲は、フランスの名匠でルクセンブルク放送交響楽団を長く率いたルイ・ド・フロマンの指揮と相まって濃厚な味わいを広げています。一方ケルンでのメンデルスゾーンは端正な味わいの演奏。ショーソンの詩曲とラヴェルのツィガーヌはステレオです。(輸入元情報)
【収録情報】
● ラロ:スペイン交響曲 ニ短調 Op.21(第3楽章省略)
ルイ・ド・フロマン指揮、RTL管弦楽団(ルクセンブルク放送交響楽団)
1961年3月22日、ベルギー、ルクセンブルク 放送スタジオ録音(モノラル)
● メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64
ボゴ・レスコヴィチ指揮、WDR交響楽団
1964年4月29日、ケルン 放送スタジオ録音(モノラル)
● ショーソン:詩曲
ジャン・クロード・アルトマン指揮、ORTFリリック管弦楽団
1969年5月9日、パリ 放送スタジオ録音(ステレオ)
● モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218
ヘルムート・ミュラー=ブリュール指揮、ケルン室内管弦楽団
1968年8月3日、フランス、マントン ライヴ録音(モノラル)
● J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番〜ガヴォット・アン・ロンドー
1968年8月3日、フランス、マントン ライヴ録音(モノラル)
● ロベール・ド・フラニ:ダヌビアナ
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス指揮、ORTF国立管弦楽団
1964年9月9日、フランス、ブザンソン ライヴ録音(モノラル)
● ラヴェル:ツィガーヌ
ジャン・クロード・アルトマン指揮、ORTFリリック管弦楽団
1969年5月16日、パリ 放送スタジオ録音(ステレオ)
● シェーンベルク:ヴァイオリン協奏曲 Op.36
ミルティアデス・カリディス指揮、ORF交響楽団
1974年、オーストリア、グラーツ ライヴ録音(モノラル)
クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
簡易収納紙ケース装丁
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英BBC大ヒットドラマ「SHERLOCK」のトリビュート・クイズ本!シーズン1からシーズン4まで、各エピソードに則った問題が提示。全ての「シャーロック」ドラマ・ファンに捧げる!
ルンメル:クラリネットとピアノのための作品集
クリスティアン・ルンメルは、は、バイエルン州ゴルホーフェンに生まれでピアノを中心にヴァイオリン、クラリネット、バセット・ホルンも演奏し、作曲家、指揮者としても活躍しました。ロッシーニやウェーバーの代表的な歌劇作品を主題にした幻想曲を多く残しています。ルンメルの室内楽曲は大変魅力的であり、これを機にもっと高く評価されることを期待したい作曲家です。(輸入元情報)
【収録情報】
ルンメル:
● 歌劇『オベロン』のモティーフによる華麗なる幻想曲 Op.35
● 歌劇『悪魔のロベール』のモティーフによる夜想曲第1番 Op.85
● バセット・ホルンとピアノのためのアンダンテ・ヴァリエ
● 歌劇『ゴルコンダの女王、アリーナ』の行進曲による変奏曲 Op.36
● 歌劇『タンクレディ』のカヴァティーナによる幻想曲
ルイジ・マジストレッリ(クラリネット)
クラウディオ・ブラッコ(ピアノ)
録音時期:2021年8月
録音場所:イタリア
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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宗教的なのに官能性あふれるヴィリアンクールの鮮烈なフランク
1990年生まれのフランス期待の名手ヴィリアンクールが、2022年アニヴァーサリー・イヤーのフランクに挑戦しました。ピアノ独奏曲の代表作『前奏曲、コラールとフーガ』『前奏曲、アリアとフィナーレ』に加え、ふたつの協奏作品も収めたフランクのピアノ音楽を満喫できるアルバム。
大器晩成と言われるフランク円熟期の作ばかり。いずれも外面的効果は薄いものの、フランクならではの難技巧にあふれ、またオルガン的な壮麗さにも満ちています。さらに和声や循環主題などワーグナーの影響も感じさせます。
ヴィリアンクールは5年前にリストのワーグナー編曲を全曲録音したことが糧になっていることが技術、解釈に反映されているのか説得力満点なのに驚かされます。もちろんフランス的な洒脱さもあり、理想的なフランク像を作り上げています。
交響詩『ジン』と交響的変奏曲は、エストニア出身の女性指揮者クロイスティーナ・ポスカ指揮フランダース交響楽団と共演。ポスカは1978年生まれ、オペラ指揮で注目されました。『ジン』はヴィクトル・ユーゴーの作品に基づき、また交響的変奏曲も物語性を感じさせるため、彼女のドラマ作りの巧さが光ります。(輸入元情報)
【収録情報】
フランク:
1. 交響詩『ジン』
2. 前奏曲、コラールとフーガ
3. 交響的変奏曲
4. 前奏曲、アリアとフィナーレ
タンギ・ド・ヴィリアンクール(ピアノ)
フランダース交響楽団(1,3)
クリスティーナ・ポスカ(指揮:1,3)
録音時期:2021年4月26-29日
録音場所:ブルージュ・コンセルトヘボウ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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“小悪魔ビート・プリンセス”、新章スタート!
◆世界が虜になる美貌と歌声を併せ持つポップ・アイコン、アレクサンドラ・スタン待望4年振りの新作!!
◆日本盤ボーナス・トラック9曲収録
◆歌詞・対訳・解説付
自信〜テレマンのカンタータと歌曲
テレマンの膨大な作品の中でも、テレマン作品番号で「TWV20」の世俗カンタータと「TWV25」の教育目的の作品には、当時の市民階級向けに道徳を説く面白い小カンタータや歌曲が多数あります。残念ながらこれらは録音ではあまり顧みられることがありませんでした。
ここではドレスデン生まれの古楽メゾ・ソプラノ、ズザンネ・ラングナーが素敵に歌っています。歌詞(ドイツ語のみ掲載)を読みながら聴くのが一番なのですが、内容が分からずともテレマンの音楽はたいへんに魅力的で、ラングナーの美声に酔いしれることができます。(輸入元情報)
【収録情報】
テレマン:
● 心配なしに TWV25:59
● 中産階級 TWV25:72
● 満足 TWV20:29
● 孤独 TWV25:62
● 田舎の喜び TWV20:33
● 勇敢な求婚者 TWV25:76
● 愛 TWV20:32
● 苦しみの中で安心して TWV25:44
● 私は笑い、泣き、冗談を言うことができる TWV20:15
● 誰もが自らの裁判官である TWV25:85
● 適度な幸せ TWV20:31
● 金(かね) TWV25:40
● 幸運 TWV25:71
ズザンネ・ラングナー(メゾ・ソプラノ)
マティアス・キースリング(フラウト・トラヴェルソ)
クリスティアン・フォス(ヴァイオリン)
アンナ・ライゼナー(チェロ)
クリストフ・ハーゲマン(チェンバロ)
マグヌス・アンダーソン(リュート)
録音時期:2021年4月21-23日,5月5日
録音場所:ベルリン、ヴァンゼー
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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世界が注目。オーボエの名手ホリガーが作曲した『夢のオペラ』
現在最も多才で非凡な音楽家の一人とされる、オーボエ奏者、指揮者、作曲家のハインツ・ホリガー。そのホリガーが作曲した夢のオペラ『ルネア』がチューリッヒ歌劇場で世界初演され、注目を浴びました。ニコラウス・レーナウという名で書いていたハンガリー生まれのオーストリアの詩人、ニコラウス・フランツ・ニーンブシュ[1802-1850]の生涯と精神が織り交ぜられた作品です。レーナウが最後に書き記した断片に、ホリガーはイマジネーションをかきたてられ、複雑で創意に富んだ作品を作り上げました。バリトン歌手クリスティアン・ゲルハーヘルが驚くほど刺激的な主役を演じています。CD2枚組。
120ページのブックレット(ドイツ語、英語)には、全歌詞とオペラの23場面それぞれのあらすじ、Roman Brotbeckのエッセー、クリスティアン・ゲルハーヘルによる演奏者のメモ、スコアの断片、舞台写真などが掲載されています。(輸入元情報)
【収録情報】
● ホリガー:歌劇『ルネア』全曲
クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
イヴァン・ラドロー(バリトン)
ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ)
サラ・マリア・サン(ソプラノ)
Annette Schonmuller(メゾ・ソプラノ)
バーゼル・マドリガリステン
フィルハーモニア・チューリッヒ
ハインツ・ホリガー(指揮)
録音時期:2018年3月
録音場所:チューリッヒ歌劇場
録音方式:ステレオ(デジタル)
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世界中で愛される“ムーミン”を生み出したアーティスト、トーベ・ヤンソン。
彼女は、いかに自由を愛し生きたのか。
トーベ・ヤンソンの半生と、知られざるムーミン誕生の舞台裏を描く情熱の物語。
■ムーミンのキャラクターたちは、いかにして生まれたのか?ムーミン誕生の物語を描く。
日本を始め世界中で愛されるムーミンの物語。それは画家としてキャリアをスタートさせたアーティスト、トーベ・ヤンソン自身の人生を投影して生み出されたものだった。
文学、コミックス、舞台芸術、アニメーションなど、今日においても色褪せること無く人々を楽しませ続けるムーミンのキャラクターたちは、いかにして生み出されていったのか。
本作はトーベ自身の人生のあり方とともに、その創作の秘密に肉薄してゆく。
■スウェーデン語で描かれたフィンランド映画としては史上最高のオープニング成績を記録!
公開から約二カ月にわたり週間観客動員数ランキングで連続1位を維持するなどロングラン大ヒット。
更に第93回アカデミー賞国際長編映画賞フィンランド代表へ選出されたのをはじめ、数々の映画賞を席巻した。
【アカデミー賞 国際長編映画賞 フィンランド代表選出】
【トロント国際映画祭 オフィシャルセレクション選出】
【ヨーテボリ国際映画祭 撮影賞受賞(北欧映画賞ノミネート)】
【ユッシ賞(フィンランド・アカデミー賞)10部門ノミネート】
【サテライト賞 外国語映画賞ノミネート】
【スカノラマ ヨーロッパ映画祭出品】
<収録内容>
【Disc】:DVD1枚
・画面サイズ:16:9LBビスタサイズ
・音声:ドルビーデジタル 5.1ch サラウンド
・字幕:日本語字幕
▽特典映像
・メイキング映像 ほか
※収録内容は変更となる場合がございます。
世界中で愛される“ムーミン”を生み出したアーティスト、トーベ・ヤンソン。
彼女は、いかに自由を愛し生きたのか。
トーベ・ヤンソンの半生と、知られざるムーミン誕生の舞台裏を描く情熱の物語。
■ムーミンのキャラクターたちは、いかにして生まれたのか?ムーミン誕生の物語を描く。
日本を始め世界中で愛されるムーミンの物語。それは画家としてキャリアをスタートさせたアーティスト、トーベ・ヤンソン自身の人生を投影して生み出されたものだった。
文学、コミックス、舞台芸術、アニメーションなど、今日においても色褪せること無く人々を楽しませ続けるムーミンのキャラクターたちは、いかにして生み出されていったのか。
本作はトーベ自身の人生のあり方とともに、その創作の秘密に肉薄してゆく。
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世界中で愛される“ムーミン”を生み出したアーティスト、トーベ・ヤンソン。
彼女は、いかに自由を愛し生きたのか。
トーベ・ヤンソンの半生と、知られざるムーミン誕生の舞台裏を描く情熱の物語。
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日本を始め世界中で愛されるムーミンの物語。それは画家としてキャリアをスタートさせたアーティスト、トーベ・ヤンソン自身の人生を投影して生み出されたものだった。
文学、コミックス、舞台芸術、アニメーションなど、今日においても色褪せること無く人々を楽しませ続けるムーミンのキャラクターたちは、いかにして生み出されていったのか。
本作はトーベ自身の人生のあり方とともに、その創作の秘密に肉薄してゆく。
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公開から約二カ月にわたり週間観客動員数ランキングで連続1位を維持するなどロングラン大ヒット。
更に第93回アカデミー賞国際長編映画賞フィンランド代表へ選出されたのをはじめ、数々の映画賞を席巻した。
【アカデミー賞 国際長編映画賞 フィンランド代表選出】
【トロント国際映画祭 オフィシャルセレクション選出】
【ヨーテボリ国際映画祭 撮影賞受賞(北欧映画賞ノミネート)】
【ユッシ賞(フィンランド・アカデミー賞)10部門ノミネート】
【サテライト賞 外国語映画賞ノミネート】
【スカノラマ ヨーロッパ映画祭出品】
<収録内容>
【Disc】:Blu-rayDisc Video1枚
・画面サイズ:16:9[1080p High Definition]ビスタサイズ
・音声:DTS-HD Master Audio 5.1ch サラウンド
・字幕:日本語字幕
▽特典映像
・メイキング映像 ほか
※収録内容は変更となる場合がございます。
現代最高のリート歌手ゲルハーヘルが、
ドイツ・リートの終着点ともいえるスイスの作曲家シェックの代表作に挑む。
鋭敏なサウンド・パレットを織り成すハインツ・ホリガーの指揮のもと、
インティメートかつ豊穣な音世界に耽溺できる名歌曲集の決定的演奏が実現。
チューリッヒとライプツィヒで作曲を学び、レーガーに師事した20世紀スイスの作曲家オトマール・シェック。シェックの歌曲集はレーガーの影響はあまり受けていませんが、声楽曲の分野で300以上の作品を残し、特にドイツ・リートの伝統を受け継ぐ意味で重要な作曲家です。保守的な作風を持ち、その特徴は寡黙でありながら重い情熱で満たされたロマンの香りを色濃く残したものでありました。
この連作歌曲集『エレジー』は、アイヒェンドルフやレーナウらの詩によるもので、歌劇『ヴェーヌス』に続くシェックの最も初期の作品です。作曲の由来は、シェックとピアニストのマリー・ド・サンジェールとの恋愛関係にあるとも言われています。2人は1918年に出会い、1923年までさまざまな喧嘩、和解を乗り越えました。その前年に書かれたこの作品は「死にゆく愛の物語」を描いていると言え、内容的には衝動に駆られた自伝的なものに仕上げられています。
この歌曲集はバリトンと室内オーケストラのために書かれていますが、最初の音符から、リスナーはシェックの世界に引き込まれていきます。想像力に富んだ24の歌曲は、独創的で繊細な色彩に満ちています。たとえば、3番目の曲『Stille Sicherheit(静かな確実性)』はわずか1分半の曲ですが、集約された感情が詰め込まれています。同じことが11曲目の『Vesper(晩課)』についても言えます。シェックのハーモニーとオーケストラのパレットは繊細の極みで、その上に浮かぶバリトンのメロディが美しく描かれ、詩に込められた内面の動きが歌いだされていきます。
今やドイツ・リート界での最高峰として揺るぎない地位を確立しているバリトン、クリスティアン・ゲルハーヘル。シェックのリート世界に魅了され、2009年にはこれまたシェックの代表作である歌曲集『ノットゥルノ』をロザムンデ四重奏団と「ECM」に録音しています。美しく明快なドイツ語のディクションによって、ひとつひとつの単語に込められた作曲家の思いや情景が鮮明に浮かび上がってくるのがゲルハーヘルの持ち味。師フィッシャー=ディースカウが得意としたシェック作品の21世紀の解釈者として、ゲルハーヘルほどの適任者はいないでしょう。
共演は、昨年(2021年)超絶的なシューベルトの交響曲全集を完成させ「レコード・アカデミー賞」を受賞した、ハインツ・ホリガー指揮するバーゼル室内管弦楽団。このシェックの『エレジー』は、ホリガー&バーゼルのシューベルト・チクルスの最終回に、『未完成』交響曲などと併せて取り上げられました。ホリガーの鋭敏極まる指揮が、ゲルハーヘルとともに、作品に内包する揺れ動く感情を繊細に汲み取っています。(輸入元情報)
【収録情報】
● シェック:歌曲集『エレジー(悲歌)』 Op.36〜バリトンと室内オーケストラのための
クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
バーゼル室内管弦楽団
ハインツ・ホリガー(指揮)
録音時期:2020年3月7-9日
録音場所:スイス、ラントガストホフ・リーエン
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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ラインベルガー:オルガンを伴う室内楽作品集
ラインベルガーのオルガン曲は、魅力的で流麗な旋律により人気のある作品です。このディスクは、弦楽器とオルガン、オーボエとオルガンによる室内楽曲集で、ラインベルガーの器楽曲、合唱曲を編曲した豊かな響きと音楽性の高い1枚です。
情熱的でありながらバロックの雰囲気が漂う作品は、ロマン派の緩徐楽章のように3つの楽器が美しく奏でられ、教会的な音色となっています。バロック様式の自由な前奏曲、優しいカンツォーネ、優雅なアルマンドは、ロマン派の室内楽曲をより楽しませてくれる作品となるでしょう。(輸入元情報)
【収録情報】
ラインベルガー:
● 組曲 Op.149(ヴァイオリン、チェロ、オルガンによる)
● 6つの小品 Op.150より『夕べの歌』(チェロとオルガンによる)
● 狂詩曲 Op.127-2(オーボエとオルガンによる)
● 6つの小品 Op.150より『悲歌』『牧歌』(チェロとオルガンによる)
● 組曲 Op.166(ヴァイオリンとオルガンによる)
● アンダンテ・パストラーレ Op.98-2(オーボエとオルガンによる)
● 6つの小品 Op.150(ヴァイオリンとオルガンによる)
ミケーラ・ベルガマスコ(ヴァイオリン)
クリスティーナ・モンティコリ(オーボエ)
マルコ・ダルサス(チェロ)
マヌエル・トマディン(オルガン)
録音時期:2021年2月
録音場所:イタリア、トリエステ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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フェラーズ夫人が睡眠薬の多量服用によって謎の死を遂げた。医師のジェイムズ・シェパードは、村の名士ロジャー・アクロイドから屋敷に招待され、夫人と再婚予定だったこと、彼女が何者かにゆすられていたことを聞く。そこに夫人からの手紙が届いた。帰宅したシェパードがロジャーが殺されたとの電話を受けて駆けつけると、彼は刺殺され手紙は消えていた。ロジャーの姪フローラは、シェパードの奇妙な隣人ーエルキュール・ポアロに助けを求める。シェパードを助手役にポアロがたどり着く驚愕の真相でミステリー界に大きな波紋を呼んだアガサ・クリスティーの代表作。
TVアニメ「名探偵コナン」より、トレーディングステッカーが登場!全種全面オーロラ加工の豪華仕様です♪
?青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
ベズイデンホウト、エラス=カサド&FBO
ベートーヴェンのピアノ協奏曲シリーズ完結編の登場!
世界が注目するシリーズ、ベズイデンホウト、エラス=カサドとFBOによるベートーヴェンのピアノ協奏曲シリーズ、待望にして衝撃の完結編の登場です。作品の初演に立ち会っているような感覚になる、神々しくもスリリングな演奏です!
今回はベートーヴェンのピアノ協奏曲唯一の短調の第3番と、第1番という組み合わせ。今回も、ベズイデンホウトのひらめきと才能にハっとさせられる衝撃の瞬間の連続。カデンツァはいずれもベートーヴェンのものに基づきながら、ベズイデンホウトによるパッセージも盛り込まれたもの。さらに第3番の第3楽章では、ロンド形式の主題が回帰するときのリード・イン(つなぎ)をベズイデンホウトがベートーヴェンのものを参考にしながら独自のものにしたてて演奏。これがまた絶妙な即興を聴いているようで、この協奏曲の初演に立ち会っているようなスリリングさを生み出しています。
エラス=カサド率いるFBOの管弦楽も、ひとつひとつの音符をいま今生まれたかのように鳴り響かせております。もちろんピアノと管弦楽のアンサンブルが素晴らしいことはいうまでもありません。一瞬一瞬が過ぎ去ってしまうのが惜しくなるような、かみしめたくなる演奏です。
同じ顔合わせでのベートーヴェン:ピアノ協奏曲は『第2番&第5番』と『第4番』が大絶賛されており、さらに第九&合唱幻想曲を収録した同じ顔合わせのディスクは2020年度アカデミー賞大賞を受賞しています。(輸入元情報)
【収録情報】
ベートーヴェン:
● ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
1. アレグロ・コン・ブリオ(16:39) カデンツァ:ベズイデンホウト/ベートーヴェン
2. ラルゴ(8:31)
3. ロンド、アレグロ(9:29) ロンド主題への導入:ベズイデンホウト/ベートーヴェン
● ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15
1. アレグロ・コン・ブリオ(14:34) カデンツァ:ベズイデンホウト/ベートーヴェン
2. ラルゴ(9:16)
3. ロンド.アレグロ・スケルツァンド(8:46)
クリスティアン・ベズイデンホウト(フォルテピアノ)
使用楽器:1824年コンラート・グラーフのコピー、1989年ロドニー・レジエ製作(フリーポート、メイン州、アメリカ)、2002年エドウィン・ボインク&ホハン・ヴェンニクによる修復、エドウィン・ボインク・コレクション)
フライブルク・バロック・オーケストラ
パブロ・エラス=カサド(指揮)
録音時期:2017年12月
録音場所:アンサンブルハウス・フライブルク
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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父が莫大な借金を残して急逝したため、エマは夢をあきらめ、メイドとして働きながらこつこつ返済している。ロンドンの高級住宅街にある屋敷でのパーティに派遣された夜、ずっと音信不通だった最愛の男性の姿を目にし、彼女は息をのんだーああ、あれはレッドミンスター伯爵ジャック・ウエストウッド!6年前に渡米し、今や世界的企業の社長となった彼が、なぜここに?激しく動揺したエマは派手な失態を演じてしまい、烈火のごとく怒った屋敷の主人に乱暴されそうになる。すると、突然ジャックが現れ、威嚇するように言い放った。「僕の妻に、手を出さないでくれないか」
送迎サービス会社を経営するローガンは深夜、1本の電話に呼びだされた。他に人手がなく自ら車を走らせた彼を待っていたのは大物実業家の一人娘ジェンナ・フォーダイス。怪我をして足取りも覚束ないジェンナを見て、どうせ酔っ払った金持ちのわがまま娘だろうと冷ややかに思うローガンだったが、診察した医師は意外な言葉を口にした。彼女は酔ってなどいない、目がほとんど見えないのだと。