「なぜエヴァンズにいわない?」ボビーは、転落死した男の最後の言葉をきく。それからというもの、何者かに命をねらわれることに…。ちょっとさえないボビーと、おてんば令嬢フランキーがしろうと探偵となって、事件の謎にいどむ。エヴァンズとは、いったいだれのことなのか?クリスティ異色のロマンチック冒険ミステリー。小学上級から。
風光明媚な海浜にあるエンド・ハウスの当主である若く美しい娘ニック・バックリーは、再三奇妙な事故に遭遇し、危うく命拾いをしたところだった。この話を小耳に挟んだ名探偵エルキュール・ポワロは、自らの眼前で起きた狙撃未遂を契機に、本格的に事件の捜査に乗り出した。しかし時すでに遅く、最初の犠牲者が血祭りに上げられてしまう。完全犯罪を目論む姿なき犯人の正体は。
豪華客車として有名な“オリエント急行”。その列車が、ビンコブチとブロッドのあいだで大雪のため立往生してしまう。密室状態になった列車でおきた、凄惨な殺人事件。ぐうぜん乗りあわせた名探偵ポワロが、事件の謎に挑む。
パスポートとマントを貸してほしいー空港で出会った謎の女の申し出は、変わり者の外交官スタフォード・ナイを国際的陰謀の渦中へと巻き込んだ。彼を尾け狙う不気味な影、世界各地で頻発する暴動、そしてドイツ山中の巨大な城に棲む謎の老嬢…はたしてナイの運命は?壮大なスケールで魅せるスパイ・スリラー。
現代人は、強いストレスを感じて生活している。心の疲れや悲しい気分に陥ったとき、モーツァルトの音楽は、あなたの心を癒してくれる。優しく包み込むような、モーツァルトの楽曲が選ばれている。
恋愛、結婚、仕事、家庭、日々のストレス…こう考えれば幸せになれる。
あさおきたら、じめんがまっしろになってしまいました。しばふもまっしろ、すなばもまっしろ、スコップもまっしろです。ゆきです。しろいゆきがふりつもるふゆがきたのです。
ジェナの写真展初日の夜、離婚後一度も会っていなかった元夫アダムが会場に姿を見せた。彼女が撮った、あるパーティーの写真が欲しいのだという。大企業の顧問弁護士である彼は、何かのスキャンダルを暴こうと躍起になっているらしい。一晩考えたいと言って帰宅したジェナは翌朝、アダムが深夜の公園で殺されたことを知り衝撃を受けた。警察はすでに物盗りの犯行と断定し、疑念を抱いたジェナの言葉には耳を貸そうとしない。ジェナは意を決し、アダムが密かに協力を依頼していた人物ー旧友フランクの探偵事務所のドアを叩いた。
事故を起こしたエリーと弟のジミーは対向車の女性を助け出す。だがその瞬間、“何か”が女性を連れ去り、彼女は惨殺死体となって発見される。この日から姉弟に異常な変化が起こりはじめ……。クリスティーナ・リッチ主演の野獣系ホラー。
連続した絵を使って、基本単語と重要な構文を無理なく習得することができます。いちいち日本語に訳したり、辞書を使う必要はありません。系統的に配列された絵を見ていくだけで、意味が理解できるようにこの本は作られています。日本語に置きかえず、イタリア語そのもので覚えていくため、発想や感覚など本物のことばが身に付きます。
なぜ、こんなことになってしまったの?デザイン会社を立ち上げて三年、やっと軌道に乗ったところなのに。メガンは夜遅くまで眠れないまま、グレッグのことを考えていた。彼は大手デパートのCEOで、今日、会社の新たなイメージ戦略を提案したばかり。隣人で、友人でもあるカーリーが、親切にも、別れた夫のグレッグに連絡して、会う機会を作ってくれたのだ。面接は思いのほかうまく運んだ。そう、うまくいきすぎるほどに。そして私は、彼と恋に落ちた。救いようがないくらい。でも、彼はカーリーの元夫。カーリーはまだグレッグが忘れられず、ホームパーティで泣きくずれる彼女を、慰めたばかりだったのに。恋にひたむきに生きようとするメガンの姿が感動を誘う、心にしみる恋愛ドラマ。
その朝新聞に出た広告に、チッピング・クレグホーンの村人たちは夢中になった。「殺人をお知らせします。十月二十九日金曜日、午後六時半にリトル・パドックスにて…」本気か、それともたちの悪いイタズラなのか?予告の時刻になると、人びとがリトル・パドックスのブラックロックさんの家に集まった。そして予告の時刻に一発の銃声が!大胆な殺人事件の解決にいどむのは、好奇心たっぷりの老婦人ミス・マープル。
シャーリーンには、どうしても許せない男性がいた。十年前、両親を亡くした彼女を見捨てた元恋人のブランドだ。彼に結婚を断られたために、シャーリーンは裁判に敗れ、幼い妹シシーの監護権は冷酷な叔母夫婦に奪われてしまった。そして妹は今や、身勝手で反抗的な娘に成長している。ある朝、仕事に出かけようとしたシャーリーンは、ソファに赤ん坊が寝かされているのを見つけて驚愕した。置き手紙によると、シシーがひそかに産んだ子らしい。だが、シャーリーンの目は手紙の一節に釘づけになっていた。“この子の父親はブランドよ”。