名探偵ポワロのところに、ABCと名のる人物から犯罪を予告する手紙が送られてきた。そして、予告された日、Aではじまる町でAではじまる名をもつ老婦人が殺され、死体のそばにABC鉄道案内がおかれていた。つづいて、Bの殺人を予告する手紙が…。
本書はスウェーデンで生まれました。日々の暮らしの中のささやかなちいさなちいさな感動を見逃すことなく伝えてくれるそんな本です。
ミステリーには隠し味があった…?アガサ・クリスティーが49作品に描いた気になる料理。レシピを知れば、謎解きはもっとおもしろい。ミステリーの一場面をとおして綴るイギリスの素敵。料理で楽しむミステリー。
ミステリの女王クリスティーが世を去って、四半世紀。研究者の間では、新聞や雑誌に掲載されたきり埋もれてしまった、幻の作品の存在が囁かれていた。ファンにとっては垂涎の的と言えるその作品群を発掘したのが本書である。イギリス北西部に浮かぶマン島という小さな島が観光促進を狙って企画した宝探しの懸賞小説である表題作をはじめ、ポアロやクィンの謎解きミステリ、心理サスペンスなどバラエティーに富んだ全十篇。
イギリスのアンティークのスペシャリスト、クリスティーナ・ビショップが語る、人気のキッチン雑貨のすべて。
1933年刊の本書は、著者としては異色の怪奇幻想譚を中心にした短編集である。霊媒のお告げに端を発する「赤信号」、ある幽霊屋敷についている子供の霊と遊び友達になる少年の幻想譚「ランプ」、霊界通信のスリルを扱った「ラジオ」をはじめ、「青い壺の秘密」「死の猟犬」などの好短編に、ミステリ映画の傑作『情婦』の原作として知られる「検察側の証人」を含む第一級の作品集。
目ざまし時計がなって、街が目をさまします。「いってらっしゃい」の声におくられて、通りはたちまち人でいっぱいです。朝と夕方のラッシュアワーをリズミカルな言葉とカラフルな絵で描いています。
チェコのアート・アニメの巨匠、シュワンクマイエルが、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』をベースに作り上げた初の長編作品。実写とアニメによる独特のイマジネーションに満ちた映像世界。
手軽に本格的なクラシックが楽しめる“500円クラシック”シリーズの一枚。本作では、ロシアの作曲家兼ピアニストであるラフマニノフを収録。濃密でセンチなロマンティシズムが味わえる。
思考法からツールの使い方までわかる。
第4楽章に合唱を入れた画期的な巨作で、交響曲史上最も有名な作品のひとつ。第4楽章の高らかにうたわれる「歓喜の歌」を知らない人はいないだろう。ベートーヴェンの理想が盛り込まれた作品だ。
りんごの精がりんごの木の一年を紹介します。小学校中学年から。
ジャミールは、トルコの小さな村に住む牛飼いの少年。大すきなとうさんとかあさんが死んでしまい、今は一人で暮らしている。自分の気もちをわかってくれるのは、牛だけだ。ある日、いつものように、山へ牛をつれていくと、何かが、ジャミールのあとを、ずっとつけてくる。やせっぽちで、茶色くて、くしゃみのようなほえ声。それは…犬だった。小学校中級から。