豪華列車「オリエント急行」が大雪で立ち往生した翌朝、客室で一人の富豪の刺殺体が発見される。国籍も階層も異なる乗客たちにはみなアリバイが…。名探偵ポアロによる迫真の推理が幕を開ける!20世紀初頭の世界情勢を背景に展開するミステリーの古典にして不朽の人間ドラマ。
パーセルの最高傑作、クリスティの決定的名盤
イギリス・バロック最大の作曲家パーセル。その豊かな楽才が本領を見せる珠玉の舞台作品の中でも、最も精緻な作風を見せる傑作が、この『妖精の女王』といえるでしょう。『ディドーとエネアス』、『アーサー王』の成功の後に書かれたこの作品は、シェイクスピアの真夏の夜の夢に基づいた物語。印象的な愛の場面や超自然的現象の場面、音楽の機智に満ちた傑作です。16名の語り手、音楽の場面にも多数の歌手とダンサーを要する大規模にして才気迸る闊達な音楽を、クリスティが、めくるめく鮮やかなコントラストと機智で描きます。コンサートマスターは寺神戸 亮、通奏低音のチェンバロおよびオルガンにはクリストフ・ルセも参加、という充実の布陣です。(輸入元情報)
【収録情報】
● パーセル:歌劇『妖精の女王』全曲
ナンシー・アージェンタ(ソプラノ)
リン・ドーソン(ソプラノ)
ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
チャールズ・ダニエルズ(テノール)
ジャン=ポール・フシェクール(テノール)
ベルナール・ルーヌ(テノール)
トーマス・ランドル(テノール)
フランソワ・バゾラ(バリトン)
ジェローム・コレア(バス)、他
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)
録音時期:1989年7月
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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誰が言いだしたのか、その土地は呪われた「ジプシーが丘」と呼ばれていた。だが、僕は魅了された。なんとしてでもここに住みたい。そしてその場所で、僕はひとりの女性と出会った。彼女と僕は恋に落ち、やがて…クリスティーが自らのベストにも選出した自身作。サスペンスとロマンスに満ちた傑作を最新訳で贈る。
長篇はもとより全短篇や戯曲の内容まで紹介する完璧な「作品事典」および「作中人物事典」「アイテム事典」「戯曲・映画化・テレビ化作品完全リスト」「年譜」「エピソード集」を収める。クリスティーに関する様々な情報を調べながら、拾い読みして楽しむこともできる画期的な事典。クリスティー・ファン必携の一冊。
愛されるキャラクターとあっと驚くトリックで、世界中で読みつづけられているアガサ・クリスティー。その作品には、内気で空想好きな幼少時代、進んで「人生の冒険」に飛びこんでいく性格、経済・技術の発展や戦争の経験など、アガサの人生そのものがつまっています。
執事が焼くクランペット、メイドがほおばるスコーン、老嬢が懐かしむシードケーキ、紳士をもてなすプディング…etc.英国の物語を彩る美味。アガサ・クリスティー作品に登場するイギリスの食を解説。ミステリーにちなんだレシピ付き。
ある夜、キングス・アボット村の診療所の電話が鳴り響いた。休養隠遁中の探偵ポアロと友人の医師は、その電話で、村の富豪ロジャー・アクロイド卿が「殺された」という報せを知る。アクロイド邸に駆け付けた医師は、書斎の中でムーア人の短剣によって刺殺されたロジャー卿の死体を発見する。家人の要請により、エルキュール・ポアロが捜査に乗り出すが、巨額の遺産相続、行方をくらました富豪の養子、過去の不可解な毒殺事件、それに絡む正体不明の恐喝者など、事件は錯綜として、混迷の度合いを深めていく。そんな中、ポアロは関係者一同の前で、「みなさんのうち、どなたもが、なにかを隠しておいでになる」と指弾するのだった。名探偵ポアロの灰色の脳細胞は、果たして、真相に辿りつけるのだろうか…戯曲版ならではの息詰まる台詞の応酬ー舞台に上がった名探偵ポアロの毅然とした千両役者ぶりに、大向こうから「待ってました!」と声がかかる!“犯罪の女王”高峰アガサ・クリスティー最後の未踏ルートー『アクロイド殺し』の戯曲化作品(マイケル・モートン脚本)『アリバイ』が、旧訳から半世紀の時を経て、新訳完全版で、遂に、その幕を開ける!
プリマス行きの急行列車の客室で座席の下から女性の死体が発見された。巧妙にしくまれた殺人劇の謎にいどむ「プリマス行き急行列車」のほか「ベールの女」「二重の罪」などポワロの名推理7編を収録。小学上級から。
国防大臣からの依頼でポワロが急行すると新しい潜水艦の設計図が盗まれたという。国防の危機にたちむかうポワロを描いた「潜水艦の設計図」のほか「四階の部屋」「あなたのお庭は」などポワロの頭脳と人間観察が冴える5編を収録。
つぎつぎおこる恐ろしい事件、君には、この謎がとけるか?!
内気で多感なシーリアは母親や周囲の人々に温かく見守られ、バラ色の子供時代を過ごした。やがて美しく成長した彼女は、ダーモットという危険な魅力の男に惹かれ、婚約を破棄して彼の元に走る。だが、夢見がちなシーリアと現実的なダーモットとの間には次第に亀裂が生じていく。愛に破れた女性の行き着く先とは。
ローラは寂しい少女だった。両親の愛は、若くして死んだ兄に向けられ、さらに生まれたばかりの妹シャーリーがその愛を奪おうとしている。ローラは嫉妬を覚えた。だが、家が火災に見舞われ妹を救いだしたことで、ローラは愛する歓びを知り、ひたすらシャーリーに愛を注ぎこむ。それが妹の重荷になるとも知らず…。
招待先のアイルランドの荘厳な子爵邸で、ポアロと盟友キャッチプール刑事は再会を果たす。その夜、ディナーの席で、招待主である著名作家が全財産を余命わずかな秘書に遺すという不可解な発表をした。動揺した人々がようやく眠りについたころ、おぞましい事件が…。“名探偵ポアロ”シリーズ公認続篇、第2弾!