パリからロンドンに向かう飛行機のなかで、金貸し業を営む女性が変死体で発見された。その首には蜂に刺されたような傷があったが、偶然乗り合わせたポアロは、床から人工の毒針を拾い上げる。衆人環視の客室内で、誰がいつ、どうやって犯行に及んだのか?大空の密室を舞台とした不可解な事件にポアロが挑む。
フェラーズ夫人が謎の自殺をとげた翌日財産家のアクロイドが刺殺された。単なる財産めあての犯行なのか裏にかくされた秘密があるのか。財産をめぐる複雑な人間関係にポワロが挑む。新しい手法で話題になった傑作推理、小学上級から。
美貌の資産家リネットと新婚の夫のエジプト旅行には暗雲が垂れ込めていた。夫の元婚約者が銃を手につけ回してくるのだ。不穏な空気のなか、ナイル川をさかのぼる豪華客船上でついに悲劇が起きる。しかし、死体となって発見されたのは意外な人物だった…ポアロが暴く衝撃の真相とは?著者の代表作が新訳で登場。
ミステリーの女王は毒薬のエキスパートでもあった!アガサ・クリスティーが作品中で用いた14の毒薬を取り上げ、それぞれの特徴や、実際に使用された現実の犯罪など、かずかずの驚くべきエピソードを紹介。どのようにクリスティーが毒薬の性質を巧みに利用して、効果的なミステリーに仕立てたのか、その仕掛けをも解き明かす知的エンターテインメント。
「いまこの瞬間は世界一の名優」。暴かれた謎がすがるは茶番それとも綱渡り?名作がスラスラよめる!世界文学旅行へお連れします。
ミステリの女王アガサ・クリスティーの短篇から、冬をテーマにした作品を収録した傑作選。ポアロ、ミス・マープル、トミーとタペンス、クィン氏と、クリスティーを代表する名探偵たちが勢ぞろい。クリスティー・ファンとミステリ愛好家に贈るクリスマス・プレゼント。
「ミステリの女王」として知られるクリスティーは「美食の女王」でもありました。その作中にはじつに魅力的な料理が登場します。名探偵ポアロがたらふく腹に詰め込んだ、ステーキとキドニー・パイ。ミス・マープルをうっとりさせた、ブレックファースト。トミーとタペンスも驚いた、魔性のいちじくのサンドイッチなどなど…。美しい写真とともに、料理の作り方と秘蔵料理エピソードを収録しました。クリスティー・ファン必携。見て、作って、味わう、クッキング・フォトエッセイの決定版。
「マープルの住んでいる村の名は?」などの初歩的な謎から「殺され方のベスト5は?」などの超難解な謎まで、クリスティーとその作品、ポアロやマープルなど登場人物、映画・TV化などに関する興味深いエピソードをクイズ形式にまとめ、関連したビジュアルを配した、楽しみながら、クリスティー通になれる雑学集。
厳寒のヨーロッパを走る豪華列車オリエント急行。イスタンブール発、フランス・カレー行きのその車内で、初老のアメリカ人富豪が複数の刺し傷を受けて死んでいるのが発見された。偶然同じ列車に乗り合わせていた名探偵ポワロは事件解決に挑むが、国籍や年齢、職業も異なる乗客にはすべて、完璧なアリバイがあった。大雪で立ち往生した列車内はさながら密室状態。事件は何を指し示し、いったいどこへ向かうのか?鮮やかな謎解きに息をのむ、ミステリーの傑作
ヴェラはある島のお屋敷に向かっていた。新しい仕事につくためだ。が、ヴェラを待っていたのは、おそるべき死のゲームだった!?お屋敷に集められた十人の命が狙われる。一人また一人。島からは出られない。助けも来ない。姿の見えない殺人鬼U・N・オーエンは何者か?ヴェラは生き残れるのか?やがて衝撃の真実が明かされる。ミステリ史上もっとも有名な傑作。小学校高学年、中学生から。完訳版。
パリからロンドンに向かう定期旅客機が英仏海峡にさしかかった時、機内を蜂が飛びまわり始めた。乗客の一人が蜂を始末したが最後部席には老婦人の変死体が。そしてその首には蜂の毒針で刺されたような痕跡が残っていた…大空を飛ぶ飛行機という完全密室で起きた異様な事件。居合わせたポアロが調査を開始する。
クリスティがハイドンの交響曲を録音!
クリスティ率いるレザール・フロリサンが、ハイドンの交響曲を録音しました。クリスティは「自分は今、人生において、好きなことをさせてもらえる時期」と語り、ハイドンの作品には絶大な敬意を抱いていて、ハイドン作品はずっとやりたいことリスト(机の上) にあった、といいます。これまでにもオラトリオは録音してきていますが、バロックに長年取り組んできた音楽家として、ハイドンの作品に最高級の敬意を払いながら、あらためて真価を問い、ハイドン作品に新鮮味をもたらし、ハイドンのために身を捧げたいと語るクリスティの並々ならぬ思いが詰まったハイドン。レザール・フロリサンの器楽メンバーの素晴らしさがこれ以上ない形で引き出されており、どの音も、喜びと明るさ、そして軽やかさに満ちています。
ハイドンの『パリ交響曲』はいずれも当時のパリの新設オーケストラ、コンセール・ド・ラ・オランピックのために書かれたものですが、ハイドンがウィーンで指揮していたオーケストラはこれよりも小規模だったことなどから、様々な規模のオーケストラが演奏したと考えています。ただ、パリの聴衆のために書かれたということで、フランスが好む華やかさがあり、パリのこの新オーケストラのアンサンブルの正確さと質が生きる作品になっていることは確かとも述べています。ここではVnI=6名、VnII=4-6名、Vla=3-4名、Vc=4-5名、コントラバス2名、そして管楽器という編成で演奏しています。
ヴァイオリン協奏曲第1番は、エステルハージお抱えのオーケストラ(総勢15名ほど)のコンサートマスターだった、作曲家にしてヴァイオリンの名手ルイージ・トマジーニのために書かれた作品。弦楽アンサンブルとソロのための作品です。クリスティはここで、ド・スワルテに指揮をまかせ、自身はリハーサルの時も本番の時も、オーケストラの中に座っていたといいます。ハイドンによる、ポルポラ仕込みの洗練されたイタリア様式の熟練が光る名作です。ド・スワルテの瑞々しくも大胆な演奏にも注目です。
*ライヴ収録のため、各曲の最終楽章終了後拍手が入ります。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
1. 交響曲第84番変ホ長調 Hob.I:84
2. 交響曲第85番変ロ長調 Hob.I:85『王妃』
Disc2
3. ヴァイオリン協奏曲第1番ハ長調 Hob.VIIa:1
4. 交響曲第86番ニ長調 Hob.I:86
5. 交響曲第87番イ長調 Hob.I:87
テオティム・ラングロワ・ド・スワルテ(ヴァイオリン&指揮:3)
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮:1,2,4,5)
録音時期:2020年10月(1,5)、2022年3月(2-4)
録音場所:パリ、シテ・ド・ラ・ミュジーク
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
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2023年11月来日のクリスティ&レザール・フロリサン
メストレをゲストに迎えた名盤が再登場!
クリスティ率いるレザール・フロリサンが、ハープのメストレをゲストに迎えた1枚が再登場します。タイトルに「王妃のハープ」とあるように、マリー・アントワネット[1755-1793]と彼女が愛した楽器ハープの楽曲をおさめた内容です。
2016年6月に行われた演奏会のライヴ録音。1曲目の作曲家ジャン=バティスト・クルムフォルツ[1747-1790]は、ボヘミア出身の作曲家でありハープ奏者。楽器製作者とともにハープの改造や奏法に取り組み、それまでになかったハープのための作品を残しています。
クルムフォルツが対位法を師事したのがハイドン。マリー・アントワネットが気に入っていたとされる交響曲第85番を収録しています。クリスティによるシンフォニーの録音ということで注目のプログラムといえましょう。荘重なアダージョを経て軽快なヴィヴァーチェとなる第1楽章から、楽器間のアンサンブルも十分にたのしめる演奏。終楽章の最後まで、快活さと典雅さを感じさせる演奏です。
ドイツ人のヨハン・ダヴィド・ヘルマン[1760?-1846]は、アントワネットのピアノ教師で作曲家。自身はハープ奏者ではありませんでしたが、3つのピアノ・ソナタ、3つのピアノ協奏曲のほか、3つのハープ協奏曲をのこしています。このハープ協奏曲はすべてルイ14世の妹(ハープ奏者)、つまりアントワネットの義妹にささげられています。今日ハープ奏者にも知られざる存在の作品ですが、モーツァルトのフルートとハープのための協奏曲と同様、ハープ奏者ではない作曲家によるハープ作品ということでも重要な作品です。
演奏会でアンコールとして演奏されたグルックの『精霊の踊り』は、メストレ自身の編曲によるハープ独奏版。メストレの歌心に胸を打たれるトラックです。(輸入元情報)
【収録情報】
1. クルムフォルツ:ハープ協奏曲第5番変ロ長調 Op.7 (1778)
2. ハイドン:交響曲第85番変ロ長調 Hob.I:85『王妃』 (1785)
3. ヘルマン:ハープとオーケストラのための協奏曲第1番ヘ長調 Op.9 (1785-1789)
4. グルック/メストレ編:精霊の踊り〜『オルフェオとエウリディーチェ』より
グザヴィエ・ドゥ・メストレ(ハープ:1,3,4)
レザール・フロリサン(1-3)
ウィリアム・クリスティ(指揮:1-3)
録音時期:2016年6月27,28日
録音場所:ヴェルサイユ宮殿王立歌劇場
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
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その朝、新聞の広告欄を目にした町の人々は驚きの声を上げた。「殺人お知らせ申しあげます。12月29日金曜日、午後6時30分より…」いたずらか?悪ふざけか?しかしそれは正真正銘の殺人予告だった。時計の針が予告の午後6時30分を指したとき、銃声が響きわたる!大胆不敵な殺人事件にミス・マープルが挑む。
30代で経済的自立を達成するための全技術。ニューヨーク・タイムズ、CNBC、ハフポスト、CBCなどで取り上げられたFIRE(経済的自立と早期退職を目標とする人生戦略)第一人者の日本版ついに発売!