明治・大正・昭和に至る世紀の大句集。
本書は、上田秋成の全文業のうち、万葉・中古和歌の研究、王朝物語評論、及び古代史の研究に関する論説を近世古典学の業績として研究史上に定位するとともに、その影響下に形成された晩年の『春雨物語』を中心とする中・後期の創作の文芸的特質を解明することを目的とするものである。
本書はデューラー研究の利点を積極的に活かすことを心がけながら、デューラーの美術理論と作品の関連の研究を目指すもので、芸術論と作品論の二編から構成される。
「空白の明治」の中にあり、その素晴らしさのみが語り継がれてきた真葛。父、長造から初代香山、そして四代までの作品、三〇〇余点を収録。その全貌が初めてここに姿を現す-。
「時事新報」に掲載された記事を中心とした解説・目録および目録中の索引から構成。「時事新報」は、明治十五(1882)年三月一日に福沢諭吉によって創刊され、昭和十一(1936)年十二月二十五日付けをもって廃刊。「東京日日新聞」によって合併された日刊紙である。今回はそのうちの明治四十五年一月一日から、昭和元年十二年三十一日までを大正期として刊行する。
本書は、平成九年度から十一年度の三カ年にわたって、国庫補助を受けて京都府教育委員会が実施した「京都府民俗芸能緊急調査」の報告書である。