全人民の市場経済。中国はいま何を変えようとしているか。
本書は、大阪大学における一般教育科目「経済学」の私の講義ノートに、若干の加筆と訂正をくわえて、大略そのままテキスト化したものである。しかし著者としては、本書が平易な入門的テキストないし参考書として、大学の教養課程で利用されるほかに、経済学を教養として自分で身につけようとする人びとや、経済学の性格やフレーム・ワークをあらためて考え直してみようという人びとにも、適切なガイドとして役立つことを期待している。
10万近い消費者に安全な農産物を供給して話題を呼ぶヤマギシズム、その農法の実際を初めて公開する。鶏、豚、牛の習性に応じた特自な飼育法は、農業技術の本来的あり方を示し、また畜産農家に豊かな着想を与える。
『会社四季報』はビジネスマンの“豆単”だ、と言った経営者がいる。一見すると、無味乾燥な数字が並んでいてなじみにくいようだが、厳選された情報が詰まっているだけに、ちょっと読み方のコツを知るだけで、利用価値は5倍にも10倍にも広がるのである。本書ではそのカンどころをつかめば、どこにでも持ち歩け、すぐに調べたい会社名を引き出すことのできる四季報は、最新のデータベースにも勝る、ビジネスの強力な武器になってくれるはずだ。
パソコン上での有用性について評価が高まっているC言語。本書は、NEC PC-9800シリーズを用いて、効果的にC言語によるプログラミングを学習できるインタプリタ-The C Trainer-のマニュアルである。
Cプログラムを標準化することによって移植性を高め、保守を容易にするためのガイドラインを提供する本。Cプログラマ必携!
本書は、新規格のCOBOLによる大型事務処理バッチ系順次ファイル処理という限定された分野でのプログラム構造を考えようというテーマを扱ったものである。事務処理システムのバッチプログラムの場合、今やほとんどの企業の情報システム部門やコンピュータメーカーがプログラムのパターン化を行なっている。本書の目的は、世の中に一般的に普及しているパターンの欠陥を指摘し、それに代わる標準的なパターンを提唱することにある。
本書は、ケインズのもっとも親密な盟友だったリチャード・カーンが、1936年の『雇用・利子および貨幣の一般理論』で頂点に達したケインズの思想展開をさまざまな角度から跡づけたものである。ケインズに影響を与えた、古典的経済学者の思想から、同時代の諸学説を丹念にたどっていき、ケインズが紆余曲折を経て、ついに『一般理論』を著すに至った軌跡を見事に描いている。
黒砂糖・酢農法とは、黒砂糖に水を加えてバイエム酵素で発酵させたものをベースにして、作物の種類や生育状況に応じて酢・焼酎・各種微量要素を加え、随時、葉面や果面に散布し、品質・収量を向上させる農法。殺菌・殺虫力があるので各種の作物で無農薬またはそれに近い栽培が可能となる。
現在の量子力学の基礎は十分に満足なものか?そうでない場合、とって替わる道は何か?この二つのテーマをもとに、最前線で活躍する各国の研究者たちが量子力学の解釈をめぐって討論を行う。大きな反響を呼んだこの記録は、基礎科学に携わる人々にひろく迎えられるであろう。
「実在とは何か」という問題は、ギリシャ哲学の時代から現代に至るまで、多くの人々によって論じられてきた。本書は、この問題を、現代物理学の根幹である量子力学の知見をもとに探ろうとするものである。
コンピュータアーキテクチャはその時々のデバイス技術に大きく影響され、現在普及しているマシンは必ず古くさいものになってしまう。本書は、このようなマシンの変遷の中で一貫して不変のものである設計の方法論と評価手法を集中して扱い、さらに実際の設計過程を豊富にとり入れた演習問題によって設計のこの2つの柱を完全に理解させるものである。大形高性能機のアーキテクチャ設計は全ての設計の土台となるものであり、本書はその肝要を十分に解説した待望の一書である。
生徒の発表を引き出す教室英語。教室で生き生きと交わされる英語、それは広い世界に通じる。