3枚目のフル・アルバム。シングル「リヴァーブ」のアルバム・ミックス、「羽」を含む、全12曲収録。ヴォーカルの表現力やサウンドの奥行きなど、着実に実力をつけていることがわかる。
お茶の薫りを楽しむように音楽を聴く、リラクゼーション・ミュージック・シリーズ《茶楽》の1枚。本作は、中国大陸から台湾へ、お茶を求めて旅をすることをモチーフにした音楽集。ゆったりと聴きたい。
キャニオンの30周年リンダに始まり、飛んで飛んで……で終わる16曲入りのオムニバス・アルバム。30年の間にヒットした曲の数々を聴いていると、やっぱり「歌は世につれ」ていることをつくづく感じますな。「世が歌につれ」たことがないこともね。
78年、ディランが初めて来日した時の、武道館でのコンサートを収録・構成したライヴ盤。この時の日本公演は、'66年のあのオートバイ事故以来の、12年ぶりのワールド・ツアーに先立つものでもあり、その意味でもこのアルバムは貴重な記録だと言える。8人編成のバンドと3人の女性コーラスを従えて、過去16年間の代表曲を大胆なアレンジでプレイするディランはとても力強い。このライヴ盤を聴いて、「京都の龍安寺の石庭で今もなお鳴り続けている」というディランの「心臓の鼓動」を聴きとれる人は少ないだろうが、このライヴ盤を楽しむことは誰にでも出来る。ディランの他のアルバムと同じように、さまざまなやり方で、自由にーー。
71年に始まったNTVのオーディション番組「スター誕生!」が輩出した歌手たちのデビュー曲を集めたもの。人買い番組と批判されながらも、伊藤咲子、片平なぎさ、清水由貴子らの歌声がここで聴けるように、数多くの人材を芸能界に供給したことを証明。
2000年にリリースされたブラーのベスト・アルバム。6枚のアルバムを網羅した、ヒット・コレクションで、10年にわたる活動の輝かしい軌跡をたどっている。代表曲「ガールズ&ボーイズ」ほか、全18曲収録。
ますます独自な音世界を展開する小島麻由美の7枚目のアルバム。ジャズと歌謡曲の融合なんて、そんな単純なものではなく、観光向きではないところばかりに行く音による世界旅行といった趣。いろんなところで聴かれるKYONのピアノも素晴らしい。
4人組バンドのサード・アルバム。いずれの曲もシンプルでクセのないさっぱりしたバンド・サウンドに乗せて、暖かみのあるメロディが紡がれる。少しざらっとした感触のヴォーカルも、こじゃれてなくてかえって心地いい。一所懸命さが伝わる。