ワインの真実を知りたければ「産地」へ行こう。ブドウ畑を見て、ブドウをむさぼり、土に触れ、そこで働く人たちと談笑しよう。どんなに科学的な醸造法もつくりだせないなにかが、土地にはあるのだ-。パリ在住の著者が、フランス各地はもとよりシチリア、マデイラ島、ギリシア、そしてトルコやアルジェリアまで、3年をかけて取材した、大地と人間とワインの物語。
今日も波止場に大陸からの引揚船が着く。睦は独りそれを待っていた。あの海の向こうの都市で過ごした、失われた幸福な日々。生き別れになってしまった兄と阿媽(アマ)のことを想いながらー。そして、港町の一角に出来た華人の市場で、彼は懐かしい上海から来たという、不思議な男に出会う…。過ぎ去った時代に生きる、少年たちの姿を詩情豊かに描く作品集。
タカシはちっともおもしろくなかったー。父親の転勤で上海に来て3ヶ月。学校では友達もできず、家でも両親がケンカばかりしている。そんなとき、ある工事現場の一角で見つけた小さな祠。おそるおそる中に入ってみると、そこにはなんと子どものキョンシー・ポーがいた!そして日本に連れ去られた母親キョンシーを探してくれと、ポーはタカシに泣きながらせがむのだった。意を決したタカシは、ハイテクマニアの同級生カツオ、日本びいきの美少女レンレンとともに、ポーの母親探しのために、日本へと旅立った…。中国怪異譚に材を得た、マジカル冒険ファンタジー。
「中国からの密入国を請け負う蛇頭を潰せ!」。かつて、外国人犯罪に対処すべくアジア各国から派遣された刑事たちで編成されたTATF(東京アジア特捜隊)の隊長だった松倉忠光に再び指命が発せられた。日・中の警察による合同捜査隊に参加することになった松倉は上海に飛ぶ。やがて大量の密航者積み込みの情報を得た日中合同捜査隊はフル武装で突入するが…。大好評“警視庁国際特捜刑事”シリーズがさらにスケールアップ、魔都・上海での死闘を描くPFの最新意欲作。
本書には、血管外科の基本手技がまず述べられている。次いで、基本的なシャント作製法と合併症およびその処置法、PTFEによる再建法が詳細に記載され、閉塞グラフトに対する血栓摘除術、その時の血管切開部位や方法、パッチ形成術、グラフト感染やグラフト瘤に対する処置法に至るまで行き届いた構成で、血管外科手術のエッセンスが込められている。また、放射線科的処置が取り上げられ、造影法や観察のポイント、経皮的血管形成術や血栓溶解療法の詳細も述べられている。最後には、患者管理の中心となる透析にかかわる内科医に対する血管アクセスにおける注意事項までそえられている。本書には理解が容易となるように多くの美しい図が挿入されている。
青いペイズリーの柄のチャイナ・ドレス、つば広の帽子、青いパンプスで着飾り、膝から下の美しい脚線を見せる謎の「上海レディ」…。取材で神戸ー上海を結ぶ「鑑真号」に乗ることになった女性誌記者・弓芙子。だが、出港前から彼女の命を執拗につけ狙う、上海レディ・林翠玲。“密室”と化した船内で連続して起こる血の兇行。異国の匂いが漂う、傑作ミステリー、待望の新装版。
女性は誰しも、どこかしらに必ず個性的な部分を持っています。あなたの個性を魅力に変えてしまいましょう。思いきりナルシストになってかまわないのです。あなたのいちばん個性的なところを見せびらかしてみましょう。フランスで大反響!“あなたらしさ”発見の新スタイル・ブック。
馴染み客から、お忍び客、総理大臣もやってきた!町なかの小さな寿司屋で毎日起きる、出会い、別れ、恋、大騒動などをカウンターの内側から綴る。
本書は最新トレンド情報から旅の情報まで、自分の足で歩く旅行者サイドにより近づけ、一般のガイドブックではなかなか入り込めない上海を盛り込んだもの。
ボーペンニャン!(気にしないで)出会いはお金に換えられないー。こう言って、もてなすラオスの村人たち。一期一会ー忘れていた温もりがそこにある。岩田慶治が語る「アジア・奥の細道」所収。
上海の歴史を解説したガイドブック。上海の主要街区の過去と現在を地図に表した「地図編」と、歴史的建築や観光スポットなどの名所旧跡等、823項目を解説した「解説編」で構成される。年表、索引付き。
本書では血管外科を専門としない透析医、透析室スタッフを対象に、手術のルール、アクセスの基礎、シャント手術の基本と実際的で簡明な手技を著者の3,000件以上の手術経験を基にして紹介する。
ノストラダムスの予言詩の正体を、フランス古文の翻訳分析によって科学的に検証してみせた著者が、あらためて中世ルネサンス時代という歴史的観点に立ってノストラダムスという人物の正体に迫る!また、「予言とは何か」「科学と魔術の関係」「心理学の正体」等、私たちが盲目的に信じている現代科学の本質にも鋭く問いかける。