なつかしの生まれ故郷へ帰ることになったダレン。ハーキャットやシルク・ド・フリークとともに、故郷をめざす旅に出るが…。ダレンの原点ともいえるこの場所でどんな運命が待ちうけているのか。
満州の娘と日本人士官の叶わぬ恋を詩情豊かに描く高校生が選ぶゴンクール賞受賞作。1937年、満州。寒さ厳しき広場で男たちが碁に興じるなか、一人だけ若い娘がいる。学校や両親、息のつまるような日常から逃れられるのは、碁を打っている時だけだ。ある日、抗日連軍の暴動に巻きこまれた娘は、青年二人に助けられ、次第に親密に関係を結んでいく。この乗にやってきたある日本人士官は、昼は抗日分子の追跡、夜は女遊びの毎日を送る。男は関東大震災以来、「死」に魅入られている。抗日分子が紛れこんでいると思われる広場へ、地元の人間になりすまして乗りこみ、若い娘と碁を打つようになった。連日、二人は広場で対局を続けながら相手の心の揺れを感じ取るうちに、互いの名前も素性も知らぬまま、惹かれあうようになっていく。だが、日本軍と抗日軍の対立は激化し、運命は思わぬ方向へ…。気鋭の在仏中国人作家が端正な文体で描く、世界21カ国で翻訳された愛と戦争の物語。
少年の名は椎橋彬。家庭に恵まれず、唯一の趣味であるマジックだけが心の拠り所。両親に絶望した一五歳の少年は「自分が認められる世界」を夢想して家を飛び出し、東京へ向かった。“万引きGメン”の活躍を知った少年はそこで悪魔的閃きを。マジックの知識で万引きを見破ることは容易い、つまりそれは万引きそのものもー。少年は万引きGメンとして脚光を浴びる一方で防犯カメラを欺き続けた。やがて少年に捜査二課・舛城徹警部補と天才マジック少女・里見沙希の追跡が及ぶが。犯罪を起こす少年の深層心理と少年法の在り方を問うヒューマン・サスペンス感動作。
飲みたいワインがかならず見つかる!「フランスワイン評価レポート」日本語版初登場!ヨーロッパの“ロバート・パーカー”といわれる名評論家が7324本のワインを辛口採点!ワインラバー垂涎の一冊。
『STAR OCEAN Till the End of Time DIRECTOR’S CUT』で新たに追加されたキャラクターとエピソードを中心に、『STAR OCEAN Till the End of Time』本編全4巻では語りきれなかったエピソードも収録!ミラージュ、アドレー、ネル、ロジャーファンは特に御期待あれ。
蘇州、揚州、杭州、紹興、寧波そして上海近郊に眠るように残る水郷地帯の小さな町や村。中国史や漢詩の世界が、旅人の目の前で再現される。
上海ガニ、モダン上海料理、最新スイーツ、人気の点心。あの名店の裏がのぞけちゃう。あの食べ物でキレイになれちゃう。体験談と写真・イラスト満載。
フランス革命が生んだ言葉「アンシャン・レジーム」は、その後の歴史の流れのなかで、時代により論者により、さまざまな意味や内容を担わされてきた。「旧体制」はどこでどのように機能し、いつ始まっていつ終わったのか。また、アンシャン・レジームをめぐる概念の変遷は、同時代の政治的・思想的脈絡とどのように絡みあっていたのか。一見自明に見えて複雑な問題の広がりをもつアンシャン・レジーム概念の捉え方の流れを追い、近代史を考えるうえでもつこの概念の重要性を明らかにする。
「蘇州紀行」「西湖の月」「上海見聞録」「内山完造宛書簡」ほか、紀行文、随筆、作品から全集未収録の手紙・談話まで。「大谷崎」を魅惑した「中国」の全貌。
現地採用の労働条件、上海の就職状況、仕事の探し方のノウハウ、上海で求められている人材の徹底分析を満載。労働ビザと居留証の取得方法、労務トラブル例と対処法など実例を紹介。住環境の選び方から住居の探し方、交渉のノウハウなどの住居編と中国の慣習や銀行口座の開き方や健康管理などの生活に必要な情報を徹底ガイド。働きながら学ぶ人、働く前に学ぶ人にも必要な留学情報、大学、語学学校など紹介。