上へ下へ勢いよく飛び跳ねる魚。絵柄と背景が反転、魚へ変身する鳥。湧くように噴き出し、四方八方へ成長していくチョウの大群…。制作ノートや下絵、関係者の“証言”をもとに、その独自の画風が形成された経過を徹底追跡。美術と数学が華麗に結ばれた例がここにある。
作家・司馬遼太郎の壮大な思索紀行文学を映像化、旅の足跡を見事に映し出した、NHK教育テレビの定番番組。新シリーズの全48回分を収録。
ボン・ジョヴィのギタリスト、リッチー・サンボラの無名時代の音源が初登場。当時、18歳の歌声は初々しく、いかにもレア音源って感じだ。ただ、音は後のボン・ジョヴィにも共通するキャッチーさも備えており、思わずニンマリ。ファンならずとも要チェック。
彼女の軌跡を1枚にまとめたベスト盤に、本業ともいうべきリミックス・ヒットを収録したアルバムをカップリングした、究極の二枚組。R&Bクイーンとしての実力を見せつける内容だ。
CDは遺作『アリーヤ』とサントラ『ロミオ・マスト・ダイ』収録曲のリミックスがほぼすべてなので、まあまあ。DVDは本人や周囲の人々のインタビューなどにPVの抜粋を絡めながら、アリーヤの死までの軌跡を追って観応え十分。字幕がないのが残念。
名優トミー・リー・ジョーンズが監督した初の長編映画。メキシコ人のメルキアデスが突然銃弾に倒れた。「オレが死んだら故郷に埋めてくれ」という約束を果たすため、親友ピートは遺体と殺害犯をともないメキシコを目指す。
「そのビデオを見たものは7日後に必ず死ぬ」。日本中に新たなホラー・ブームを巻き起こした作品を、スピルバーグ率いるドリームワークスが完全リメイク。削除されたシーンなども収録した特別版。
1975年のイギリス、結合体双生児が結成したロック・バンド“ザ・バンバン”がデビュー。しかし、ある女性との出会いから、彼らの人生は狂い始め……。実在した双生児をモチーフに、虚構を織り交ぜながら描き出す過激な青春音楽ムービー。
カントリーをはじめとするアメリカの古き良き時代の音楽語彙に根ざした、のんびり寛いだアルバムだ。手作り感覚が横溢。見事な知識と経験の積み重ねが軽妙に活きた、熟練の作風を持つ。世界に誇る大御所クリエイター、ここにあり。忌野清志郎やUAらゲスト入り。