男と女のあり方に「正しい」と言えるものがあるのでしょうか。必要なのは母親がゆとりを持つことに対する世の理解を促すことです。あの人はどうして暴力をふるうのでしょう。ジェンダーに縛られず、DVの無い、自由で豊かな“男女共同参画”社会を創るために大きな力になる本です。
交錯する反戦の願いと、戦いへの憧れー戦後の大衆文化において、戦争はどのように表象され、消費されてきたのか。
ときに人々を魅惑し、ときに宗教的・倫理的な観点から可視化を規制される乳房は、隠蔽されながらも性的な消費の対象になり、時代や社会によって「エロス」「卑猥」「母性」などのさまざまな価値観と結び付けられてきた。社会状況の変革や価値観の揺らぎなどの「時代の危機」に乳房イメージが生産・消費される契機を読み取り、ヨーロッパ中世、近世イタリア、戦中・戦後の日本映画、ピンクリボンキャンペーンなど、古今東西の乳房イメージと社会との関係を明らかにする。それらを通じて、女性の身体そのものから乖離している乳房イメージと、それに密接に絡み合うジェンダーの力学を解明する乳房文化論。
福祉社会という言葉を、知っていますか?福祉と社会、そしてそれをつなぐ社会政策について、原理的に考えることから始めましょう。社会学を学ぶ人にも、社会政策学や社会福祉学を学ぶ人にも読んでほしい、ユニークなテキストです。
日本語教育の第一人者が30年以上の経験をもとに、「外国語として日本語を教える」ための教授法を詳しくアドバイス。楽しいイラストと共にたどる、日本語教師への道。
上級レベルをめざす中級学習者のための教材として長く好評のテキスト『生きた素材で学ぶ中級から上級への日本語』の改訂版。今回、各ユニットの主作業「読んでみよう」の生教材を新たに選定。変化する時代を反映し、学習者が高い関心を持てるテーマと内容を備えた新しい「生きた素材」に全面刷新。「プロフィシェンシー」の考え方にもとづき、注意深く選択された適切な生教材を数多く読むと同時に、ディスカッションやレポートを通じて学習を深めることによって、総合的なコミュニケーション能力の向上をはかり、「中級」から「上級」への脱皮をめざす。
「集団」から「チーム」へ。成功するリーダーシップの秘訣。アテネでの敗戦から北京オリンピックでの王座奪還までの物語。
避難所、仮設住宅、復興行政など復興に関わるあらゆる場面で女性たちの声がかき消されてしまっている。女性の声はなぜ聴かれないのか。災害・復興におけるジェンダーについて考える。