スカーレットがアイルランドのタラの地に再建したバリハラ館で、愛娘は日に日に賢さを顕した。いとこのコラム神父はフェニアン団だった。ダブリンの社交界にデビューしたスカーレットはフェントン伯爵から求婚された。1880年夏、スカーレットは友人の准男爵ジョンからレットの近況を知った。今ここアイルランドにレットがいる。彼が愛娘キャットの存在を知るのはもうすぐだ…。
遭難のあとの熱い抱擁は夢だった。傷ついたスカーレットはサヴァナで知り合った父方のいとこのコラム神父らとオハラ一族の故郷アイルランドに旅立った。船中で妊娠を知ったスカーレットの歓び。しかしレットの一方的な離婚届と再婚の知らせに、身も心も引き裂かれたスカーレットはアイルランドに留まり、1875年晩秋に女児を出産。スカーレットと愛娘キャットの新しい生活が始った。
アバド&スカラ座/ヴェルディ:レクィエム(2CD)
1980年ステレオ録音。アバドはこの作品をたいへん得意としており、レコーディングも3度おこなっているほどですが、その中でも格別の評価を受けているのが、この最初の、ミラノ・スカラ座のオケとコーラスを起用した録音です。
イタリア・オペラ、とりわけヴェルディ作品では他の追随を許さないとされるスカラ座、特にコーラスの凄さでは別格的な絶賛を浴びていますが、ここでも評判どおりの素晴らしい演奏を聴かせてくれます。
当時のスカラ座で活躍していたスター歌手を揃えた豪華なソリストたちの競演も魅力です。
【収録情報】
・ヴェルディ:レクィエム
カーティア・リッチャレッリ(S)
シャーリー・ヴァーレット(Ms)
プラシド・ドミンゴ(T)
ニコライ・ギャウロフ(B)
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
クラウディオ・アバド(指揮)
録音時期:1980年2月
録音場所:ミラノ
録音方式:ステレオ(セッション)
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