ようこそ野鳥界へ。野鳥界のおきて、ご存じですかー。庭や散歩道、野山や水辺で見かける鳥たちのキモチまでわかる、ユニークで画期的な野鳥図鑑ついに登場!本当は擬人化してはいけない禁断の野鳥界をひもといた「トリのキモチ」が38編!!進化によって洗練された本能的な行動と、ちょっとわけありの個体差とは?
中東のテロを生んだエルニーニョ、南極の氷に刻まれた最古の大気汚染、新たな感染症・ジカ熱との戦いー自然の変動にともなう地球環境の変化は、人類の歴史にどのような影響をおよぼしたのか!?最新の研究成果を取り入れた「環境史」の視点から自然と文明の関わりを再考する。
生きものの家系図である「系統樹マンダラ」をはじめ、著者みずから撮影した写真をふんだんに掲載。進化にまつわる信頼できる最新情報満載の一冊。
フュージョンの世界にまで足を踏み入れて活躍するウィリアムスの、クラシック・ギターの王道曲から、映画音楽、編曲もの、民族色の強い作品、バロックから現代までと、彼の全貌がほぼ見渡せるベスト盤。何はともあれまず一枚(2枚組だけど)というアルバムだ。
未発表音源や廃盤音源から選りすぐった、枝雀の天才芸を収録したシリーズ。各集とも、俳優から音楽家、作家、評論家などさまざまなジャンルの著名人が解説を執筆しているのも魅力のひとつだ。
安野光雅のもうひとつの世界。きりがみで描く白と黒の魅力。語りくちも楽しい昔咄・舌切雀。
瀧廉太郎没後90周年になるという。それはともかく、「花」を含む組曲「四季」がきちんと聴けるのは嬉しい。どの歌唱もストレートなアプローチで、曲そのものを味わうことができるのもいい。そんな中で、立川清登の歌う「荒城の月」は別格で、絶品。
生命あるもの、土や石に至るまで優しい眼差しを向け、独特の世界観を表現した金子みすゞの詩を『おしん』で有名な小林綾子が朗読。西村直記の演奏に乗せ、癒しの言葉ひとつひとつが心にしみる。
山下和仁の新録音は91年以来久しぶり。オリジナルあり、編曲ものあり、バラエティに富む選曲。1曲1曲が独創的で、ギターの扱いもそれぞれ異なる。山下は手際よく見事に弾き分けていて、この楽器の奥の深さを見せてくれる。
19年ぶりのアルバムとなった本作は、ピンク・レディー時代のカヴァー、その時代のヒット曲のカヴァー、そしてオリジナルの新曲という構成。バラエティに富んではいるが、ジャズやボサ・ノヴァといったアレンジの統一感があるため、散漫な印象にはなっていない。
移りゆく季節に、日々の生活を重ねて、自然との語らい、人との出会い、旅でのふれあい、若き日の思い出、社会への関心事など。その折々の想いを、凛とした感性で捉えて綴り、母と娘で暮らす日常をも映し出す。暮らしを大切にする著者の心は、忘れられた家庭と人間の絆を、細やかに描いて魅了する。作家として最も充実した時期に書かれた本書は、その躍動する思いも伝わってくる貴重なエッセイ。