終戦間もない混乱の東京。十六歳で雀ゴロとして生きる“私”は、一つ年上のボッチと出会う。一匹狼ながら人恋しい妙な感情に見舞われた“私”は、ボッチを相棒にするべく麻雀の“通し”を仕込むが、うまくいかない。やがて、ひとり地方へ流れていくが…(『雀師流転』)。未完ながらも、戦後の匂いを濃く残す“もうひとつの『麻雀放浪記』”。長編小説に加え、著者が出会ったギャンブルの“職人”たちや、勝負の思い出を綴った文庫未収録エッセイ『麻雀師渡世』から精選した二十三編も併載。
彼女の手は彼から離れ、その体は遠ざかっていった。まるで歩み去るかのように…フリーランスの探偵ルー・グリフィンの目前で、街を震撼させていた連続狙撃魔の銃弾が女性新聞記者を襲った。彼女と出会って、まだ数時間。だがルーの胸に何かが宿った。彼は単独で狙撃魔を追いはじめる!熱き時代と追跡劇を描き、CWA賞候補となった傑作ハードボイルド。
放課後誰もいなくなった教室、夜中の肝試し。またたく間にクラス中に広がった都市伝説や怪談。遊びのつもりが追い込まれて本気になったデスゲーム…。人気作家が集結、それぞれが描いた恐怖の物語とは?いまこそ読みたい物語を厳選、超豪華ラインアップでおくる短編小説集『きみが見つける物語ー十代のための新名作』。「こわーい話編」には、赤川次郎、江戸川乱歩、乙一、雀野日名子、高橋克彦、山田悠介の短編を収録。
このシリーズは、古くから伝承された日本昔話を現代風に書きなおし、親子で楽しく読んだり、話したりしながら、お子さまの知能や情操を育てることをくふうした絵本です。
麻雀はスマトラ島の熱帯雨林のようなゲームです。その込み入った世界に科学的なアプローチを試み、客観的な基準を打ち立てる!それこそが麻雀検定の目指すところです。本書の問題を解き終えたころには、あなたの目にも麻雀が合理的なゲームに見えているはずです。そうなればしめたもの。あなたの思考法には、いつのまにか麻雀の上達プログラムが組み込まれているのです。
初心者もプロを目指す人も全ての麻雀ファン必読の学習書。基本的な「何切る!?」からちょっとひねった問題まで、またトラブルがおきそうなルールも1問1答形式で解説!!巻末に「完全ルール」ブック収録。
終戦直後の東京。一面の焼け野原。巷には化け物のような麻雀打ちがゴロゴロしていた。動乱の世の中を、自らの腕と運と魂だけを頼りに生き抜く男たち…。雀聖・阿佐田哲也が、戦後から昭和二十年代終わりにかけて実際に戦った忘れ得ぬ名勝負五十番を鮮やかに再現。『麻雀放浪記』などの代表作のモチーフとなったエピソード満載の名作が、ファンの熱望に答えて新装刊。
まったくの初心者でも問題に答えていくだけで知らず知らずのうちに雀力アップ!さらにプロ試験も収録。麻雀プロ団体の過去の入会試験を一挙掲載。問題は全26問制限時間は60分。あなたは麻雀プロになれるか。