上方落語の人気者・桂枝雀が、落語の魅力と笑いのヒミツをおもしろおかしく解きあかす本。古典中の古典「寝床」「宿替え」から新作「雨乞い源兵衛」まで、持ちネタから選んだ落語五席を紙上で再演。さらに五回の対談で「笑いのメカニズム」について考えをめぐらし、落語のサゲを四つの型に分類してみる。
初めて空を飛んだ日、こすずめは遠くまで飛びすぎてしまい…。読み聞かせに最適な大型絵本。
今度の取材は西の魔都・大浪花へ。初めての長旅に心躍らせる雀と桜丸は鬼火の旦那の手引きで、大浪花にただ一人の人間・修繕屋と会うことに。彼は雀を元の世界に帰す力すらもつという。そのころ大浪花城に、稲妻と高波を呼ぶ神獣「雷馬」が街を襲うという報せが舞い込んだ。旅を満喫する雀の運命やいかに。
聖夜を間近に控えた12月初旬。先輩にフラれた僕は駅前のイルミネーションを眺め、どうしようもない苛立ちと悲しさに震えていた。クリスマスなんて、なくなってしまえばいいのに…。そんな僕の前に突如現れた、高校生らしい一人の少女。「出来ますよ、クリスマスをなくすこと」彼女の持つノートは『望まない願いのみを叶える』ことが出来るらしい。ノートの力で消すために、クリスマスを好きになる必要がある。だからー「私と、疑似的な恋人になってください」これは僕と少女の奇妙な関係から始まる、恋を終わらせるための物語。第14回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞。
大音響を轟かせ、きらめきとともに落下した巨大なシャンデリアは、2人の人間を押しつぶした。だが、事はそれだけではすまなかった。空っぽになってしまった高い天井ーそこに、奇怪なものが吊られていたのだ。だぶだぶの服をつけ、真っ白な化粧をした道化師の死体が…。おなじみ薬屋3人組、今回の請負仕事は大変だ。
定番の何切る問題からプロ試験の超難問まで、この1冊であなたの雀力を徹底チェック。
よくいえばおっとり美人の蒼井は、ぼんやり雀荘を経営中。そこに個性的なオヤジが集うが、中でも色気を放つのは元AV男優、伝説のサオ師の桃田。色気MAXでセクハラまがいに迫る桃田を、ゆる〜くかわす蒼井。しかし部屋で拾い食いしたブツに体が火照り、桃田の仕掛ける指遣いに何故か蒼井の体はメロメロに!?その上、番外編では3P希望の金持ち変態男まで現れて!!大胆不敵で、天下無敵の中原ワールド、ここに見参。
片田舎で、特にやりたいこともなくて、成績もよくなくて、モテない高校生。無理矢理入れられた人力飛行機部も成果が出ず、顧問の教師は職員室でハブられていた。一方、東アジア情勢は混迷し、政府は場当たり的に戦闘準備を進める気配。あっちもこっちも行き止まり。それでも、飛んでみるしか、ないやないか。-。
枝雀らくごの演出の妙、小米時代からの演出の変遷、ネタにまつわるエピソード、問わず語りの芸談、舞台裏噺、師匠・桂米朝との師弟関係…座付作者という絶妙の距離にいたからこそ、激論もしあい、話してもくれた数々の秘話を、演題解説とともに綴る。また、「枝雀さんの楽しさを知るには、その高座に触れていただくのが一番」という趣旨のもと、数多く出されている音源、映像、書籍のどれに、それぞれの演題が収録されているか、またどれを聞くべきか、その聴き比べなどにも言及する、本書は決定版の桂枝雀ガイドである。
せっかくいい景色の山に登るなら、気分よく、おいしいものを食べたいでしょ。手に入りやすく、日持ちもする山向きの食材を中心に、山でも家でも手軽に作れるレシピを揃えました。
電柱といえば鳥、電線といえば鳥。でも、そこで対をしているの?カラスは「はじっこ派」?感電しないのはなぜ?-電柱や電線の鳥に注目したら見えてきた、その知られざる生態、電柱・電線の意外な姿、電力会社と鳥たちの終わりなき知恵比べ。あなたの街にもきっとある、鳥と電柱、そして人のささやかなつながりを、第一人者が描き出す。
どんな顔?えっ渡り鳥なの?減ってるって本当?意外と見えてない愛すべき隣人のすべて。
上方落語の人気者・桂枝雀が、日ごろから愛してやまない持ちネタ厳選60を紹介する落語案内。噺の聞きどころ・聞かせどころ、落語に登場する人物たちのかわいらしさやいじらしさ、なにげない一言が描き出す背景の厚みと本当らしさ…といった落語本来の魅力をはじめとして、その噺を教えてくれた落語家さんたちのこと、弟子たちや嫁さんや子どもたちのこと、若き日の苦労話などもおりまぜて、枝雀ならではのらくごワールドが展開する。
第二次世界大戦中のロンドン郊外で、足と翼に障碍を持つ一羽の小スズメが老婦人に拾われた。婦人の献身的な愛情に包まれて育った小スズメは、爆撃機の襲来に怯える人々の希望の灯火となっていくー。ヨーロッパやアメリカで空前の大ベストセラーとなった英国老婦人と小スズメの心の交流を描いたストーリーを、梨木香歩が完訳。
第二次世界大戦下のイギリス。夫に先立たれた一人の老ピアニストが出会ったのは、一羽の傷ついた小雀だった。愛情深く育てられた雀のクラレンスは、敵機の襲来に怯える人々の希望の灯となっていくー。特異な才能を開花させたクラレンスとキップス夫人が共に暮らした12年間の実録。世界的大ベストセラーの名作